ブログ

育児に完璧はない!初心者パパに知ってほしい「ゆる育児」のすすめ!

cw_mizuno

はじめての育児、戸惑うことばかりじゃないですか?

「これで合ってるのかな?」「ちゃんとできてるのかな?」毎日バタバタと過ぎていく中で、そんな不安がふと頭をよぎってしまう……それって、とても自然なことです。

気づけば、「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」って、知らないうちに肩に力が入っていませんか?

でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。子育てに、完璧なんて必要ないんです。むしろ、“がんばりすぎない”ことが大切

無理をせず、自分たちのペースで、日々の子育てを楽しむこと。そんなスタイルが、今注目されている「ゆる育児」です。

このブログでは、「ゆる育児」ってどんなもの?という基本の考え方から、初心者パパにも今日からできる実践アイデアまで、わかりやすくご紹介します。

今、子育てのキーワードは「ゆる育児」!

2024年の子育て業界で話題をさらったのが、「がんばりすぎない育児=ゆる育児」でした。

2024年11月に開催された『第17回ペアレンティングアワード』では、今年の子育てトレンドとして「ゆる育児」が大きく注目されました。このアワードは、「あんふぁん」「ぎゅって」など人気育児雑誌が集結して、毎年「今の子育て」を象徴するヒト・コト・モノを表彰する、育児界の一大イベント。信頼性も高く、多くのパパ・ママに支持されています。

そんな中、2024年のコト部門では、「ゆる育児」が一つの大きなテーマに!共働きが当たり前になった今、家事も育児も完璧にこなそうとするのではなく、自分たちらしい子育てを無理なく楽しむスタイルが支持されているのです。

近年は時短家電や便利な育児グッズ、デジタルツールなど、暮らしを豊かにするアイテムやツールが続々登場しています。まさに、「ゆるく、でもしっかり子育てできる」ことが今のスタンダードになってきていることがよくわかります。

「ゆる育児」ってなに?

「ゆる育児」とは、ひとことで言えば、がんばりすぎない子育てのこと。「ちゃんとやらなきゃ」「こうするべき」といったプレッシャーから解放されて、自分たちのペースで無理なく育児を楽しむスタイルです。

たとえば──
「離乳食は全部手作りじゃなきゃ」
「夜は赤ちゃんを一人で寝かせるべき」
「スマホを見せるのは絶対NG」
…そんな育児書やSNSでの書き込みに、知らず知らずのうちに縛られていませんか?

でも実は、そういうルールにがんばって合わせようとするほど、親は心も体も疲れてしまいがち。そして、本来楽しいはずの子育てが、苦しいものになってしまうこともあります。

「ゆる育児」は、そうならないために、便利な道具やサービスを使って、家事や育児の負担を減らす工夫をしたり、家庭ごとのやり方を尊重して、ラクに楽しく子育てすることを大切にする考え方です。

「ゆる育児」はいわゆる「手を抜く」こととは違います。むしろ、ムリやムダを減らすことで、赤ちゃんとの時間をもっと大事にできるようになるんです。

ゆるく、でもちゃんと愛情を込めて。そんなちょうどいい子育てが、「ゆる育児」なんです。

あなたの家庭にも当てはまるかも?

「ゆる育児」が気になるパパのチェックリスト

  • 赤ちゃんが泣いていると「ちゃんとあやさなきゃ」と焦ってしまう
  • 離乳食はできれば手作りしたいけど、毎日はちょっとしんどい
  • 仕事や家事、育児を両立しようとするだけで、気づいたらヘトヘト
  • SNSや育児本を見るたびに「うちは大丈夫かな…」と不安になる
  • 妻や周りの人に「ちゃんとしてるね」と言われるのがプレッシャー
  • スマホやタブレットを見せることに罪悪感がある
  • 子どもと過ごす時間を、もっと楽しみたいと思っている

ゆる育児で子どもにうれしいメリット

① パパやママが笑顔でいられると、子どもも安心する

子どもは、大人の表情や雰囲気にとっても敏感です。ママやパパがイライラしたり、無理して疲れていたりすると、子どもも不安を感じてしまいます。

「ゆる育児」で大人の気持ちに余裕が生まれると、子どもの笑顔につながるのです。子どもも「安心できる場所にいる」と感じられて、のびのび育ちます。

② 子どもの「今の気持ち」を大事にできる

「〇〇しなきゃ」「□□すべき」ばかりだと、子どものペースが置き去りにされがちです。でも、ゆる育児で大切にするのは「その子のペースで」「その子らしく」です。

たとえば、「一人で寝るのが怖い」と感じている子に無理をさせるより、添い寝や川の字で寝ることで安心感を与えることができます。そうすることで、子どもが「自分の気持ちをわかってくれてる」と感じ、自己肯定感も高まります。

③ 自分で考える力や、自由な発想が育つ

完璧主義な育児だと、つい「こうしなさい」と大人が決めた枠の中で動かすことが増えてしまいます。

でも、ゆる育児では「子どもがやりたいようにやってみる」「失敗してもOK」というスタンスが基本。その結果、「自分で考える力」や「自由な発想」が育ちやすくなります。

④ ストレスが少なく、健やかに成長できる

大人が頑張りすぎてピリピリしていると、家庭全体がストレスフルになりがち。でも、ゆる育児では「ちょっと手を抜いても大丈夫」と気持ちにゆとりを持てるので、家庭の空気が優しくなります。

その中で育つ子どもは、ストレスを感じにくく、心も体も穏やかに育っていきます。

どうして今「ゆる育児」が注目されているの?

最近、「ゆる育児」が注目されているのは、今の時代ならではの理由があります。

共働き世帯の増加で、理想の育児が現実と合わなくなってきた

今や、夫婦共に働いている家庭が当たり前の時代。朝から晩まで仕事、帰ってきたらごはんの準備やお風呂、寝かしつけ…。そんな中で、「家事も育児も完璧にやらなきゃ!」なんて思っていたら、身がもちません。

時間にも、気持ちにも余裕がない中で、すべてを理想通りにこなすのは正直むずかしいもの。だからこそ、ムリなく続けられる自分たちらしいやり方が求められているのです。

育児ストレスや産後うつを防ぐためにも、がんばりすぎはNG

産後の心と体は、とてもデリケート。特にママはホルモンバランスの変化や睡眠不足で、心が不安定になりやすい時期です。

産後の母親がうつ状態になる割合は一般的に約10%とされていますが、近年の調査ではその割合が上昇しています。​例えば、2020年の日本産後ケア協会による調査では、回答者約2,100人のうち24%にうつ傾向が見られたとの報告があります。 ​

また、国立成育医療研究センターの研究によれば、産後1年以内の父親の約11%、母親の約10.8%がメンタルヘルスの不調リスクを抱えているとされています。​さらに、夫婦同時期に不調を抱えるケースは約3.4%に上るとのことです。

産後、ただでさえデリケートな時期に「ちゃんと育児しなきゃ」「完璧にやらなきゃ」というプレッシャーが重なると、ママだけでなく、パパにもストレスがたまってしまうことがわかります。

育児は長いマラソンのようなもの。がんばりすぎず、無理をしないことが、家族みんなの笑顔を守ることにもつながります。

「昔はこうだった」はもう古い?育児も今の時代に合ったスタイルで

「赤ちゃんは布おむつが一番」
「母乳で育てなきゃ」
「男は外で働いて、女が家を守るべき」

そんな“昭和の子育てルール”が、いまだに根強く残っていることもあります。でも、今は価値観もライフスタイルも大きく変わりました。

家電やテクノロジーの進化、仕事と家庭のバランスの変化、育児に対する社会の理解など、育児の正解は一つではなくなってきています。

だからこそ、昔のやり方にとらわれず、現代のライフスタイルや価値観に合わせた育児スタイルが求められているのです。​「ゆる育児」は、そうした時代の流れに合った新しい子育てのスタイルとして注目されています。​

①手抜きではなく「効率化」で無理せず家事と育児をこなす

赤ちゃんのお世話をしながら、毎日の料理・掃除・洗濯…。慣れない育児に加えて家事まで完璧にやろうとすると、気づかないうちに心も体もヘトヘトになってしまいます。そんなときに思い出してほしいのが、「頑張る」という根性論ではなく「工夫する」という発想です。

今は便利な家電やサービスがたくさんあります。それらを活用するのは“手抜き”ではなく、効率化なんです。

たとえば、こんな工夫が!

ごはんづくりのハードルを下げる!

買い物に行く時間がない、料理をする余裕もない…。そんなときは、冷凍の宅配弁当やミールキット(食材とレシピがセットになった調理キット)が大活躍。栄養バランスが考えられているものも多く、子育て中の家庭にぴったりです。

「掃除・洗濯・食器洗い」は便利家電におまかせ!

お掃除ロボットを導入すれば、自動で部屋をぐるぐる走り回ってキレイにしてくれます。洗濯は、乾燥機付き洗濯機に入れれば、洗濯物を干す手間がありません。食洗機は、セットするだけで、シンクの山盛りの食器もピカピカに。

便利家電を導入する、それだけで、家事にかかる時間と疲れがぐっと減ります。

離乳食だって「がんばりすぎない」でOK

「赤ちゃんのごはんは手作りじゃないと…」と気負いすぎていませんか?もちろん手作りできる日はそれでOK。でも毎日それを続けるのは大変です。

今は安全性も栄養バランスも考えられたベビーフードがたくさんあります。「今日はベビーフードにしよう」という選択も、立派な育児の一つ。手作りと市販品をうまく組み合わせて、無理のない育児を目指しましょう。 赤ちゃんが市販品の味に慣れておくと、災害時にも役立ちますよ。

②「〜すべき」から自由になろう

「赤ちゃんは一人で寝かせるべき」
「〇歳までに△△しないと将来が心配」
「母乳じゃなきゃダメ」「発達が遅れているかも」

こんな“べき論”に、知らず知らずのうちに縛られていませんか?

育児って、実はとっても「比較されやすい世界」なんです。SNS、育児本、他の家庭の話など、見聞きする情報が多すぎて、「自分たちのやり方で本当に合ってるのかな?」と不安になることもありますよね。

でも、育児に絶対的な正解なんてありません。パパママにも一人ひとりに個性があるように、家庭ごとにちょうどいい育児の形は違って当然なんです。

育児でよく聞く“べき論”ワード集 & ゆる育児の考え方

✖ よくある「べき論」ワード◎ ゆる育児の考え方
赤ちゃんはネントレすべき親子で安心できる方法が一番
離乳食はすべて手作りすべきベビーフードも栄養バランス◎
無理せず使い分けが大事
母乳じゃないとダメミルクでもしっかり育つ!
ママの体調や家庭の状況を大切に
スマホやYouTubeは使っちゃダメ楽しく学べる知育アプリや動画もある。
上手に取り入れる工夫を
1歳までに歩かないといけない成長スピードは個人差が大きい。
焦らず見守る姿勢で
トイトレは○歳までに完了すべき子どもの心身の準備ができたときが
ベストタイミング
食事は毎食バランスよく手料理が基本冷凍やミールキットも活用して
続けられる形でOK
兄弟ゲンカはすぐ止めるべき親が介入せずに学ぶこともある。
見守るのも大事な関わり方
絵本をたくさん読むべき電子書籍やオーディオブックも
楽しい読書体験に
家事・育児はママの仕事パパも一緒に参加すれば、
家族みんながハッピーになる!

③デジタルも味方に!

​育児の負担を軽減し、子どもの学びをサポートするには、デジタルツールをうまく活用することが必須です。

知育アプリやYouTubeで楽しく学ぶ

「スマホやタブレットは子どもによくない?」と心配になるかもしれませんが、上手に使えば強い味方になります。

とくにスマートフォンやタブレットを使った知育アプリや教育系のYouTubeチャンネルは、子どもたちが楽しみながら学べるツール。

使用時間やコンテンツの選択には注意が必要ですが、知育アプリやYouTubeで、楽しく学べるのは現代ならではのメリットです。

電子書籍やオーディオブックの活用

「絵本は紙じゃなきゃ!」と考える人も多いかもしれません。しかし、電子書籍やオーディオブックもおすすめ。電子書籍やオーディオブックも、子どもたちの読書体験を豊かにします。​

紙の本と違い持ち運びがかんたんで、外出先でも手軽に利用できます。​

ネット通販で育児用品を手軽に購入

育児用品の買い物はネット通販におまかせ!定期便でオムツやミルクを届けてもらえば、買い忘れもなくなります。​特に、スマートフォンを活用したオンラインショッピングは、多くの保護者に利用されています。

サイトによっては「子育て割引」などの特典があり、店舗で購入するよりお得になることも。子どもがいると買い物が難しい、重たいものを自宅まで運んでくれるのもうれしいですよね。

子育てアプリで成長記録を簡単に管理

手書きより簡単に日記をつけられる子育てアプリ。成長記録をつければ、写真や思い出も簡単に整理できます。家族で共有すると、スケジュール管理もラクにできますよ。

アプリで記録した内容は、家族やベビーシッターに子供を預けたり、万が一体調を崩した際に医師などと情報共有する場合にも便利です。

④パパもママも、一人でがんばらなくていい

子育てをしていると、つい「ママがすべてをやらなきゃ」と思いがちです。特にパパは「何を手伝えばいいんだろう?」と感じることも多いかもしれません。でも、子育ては家族みんなで協力するチーム戦です。

パパも育児にどんどん参加しよう!

オムツ替えに寝かしつけ、ごはんの準備やお風呂…子育てって本当にやることがたくさんありますよね。でも、これをママひとりに任せっきりにしないで、パパもできることからどんどん関わってみましょう!

たとえば、夜の寝かしつけをパパが担当すれば、その間ママは少しでも自分の時間がとれたり、ちょっと休めたりしますよね。そういう「ちょっとしたこと」の積み重ねが、家族みんなの笑顔につながっていきます。

育休や時短勤務を取るのも、今ではパパにとって当たり前の選択肢。「育児はママの仕事」なんて思い込みはもう昔の話。パパだって子育ての主役になっていいんです!

固定の「役割分担」より、ゆるく助け合い

「これはパパ担当、こっちはママ担当」って、きっちり決めすぎると、かえってしんどくなることも。それよりも、お互いのその時の体調や忙しさに合わせて、ゆるく助け合っていく方がずっとラク。

たとえば、ママがちょっと疲れている日は、パパが夕飯の後片付けを引き受ける。
逆に、パパが仕事でヘトヘトな日は、ママが多めに家事をこなす。そんな感じで、「今、できる方がやる」ってスタンスがちょうどいいんです。

頼れるサービスは、遠慮なく使おう!

「どうしても手が回らない…」そんな時は、無理しないで外部の力に頼っちゃいましょう。

一時保育やベビーシッターを使えば、ちょっと自分の時間をつくることもできるし、
地域のファミリーサポート(ファミサポ)を活用すれば、信頼できる人に子どもを預けたり、送迎をお願いしたりもできます。

祖父母や親戚の手も、どんどん借りよう!

「親に頼るのは申し訳ないかな…」って思う人もいるかもしれませんが、実は、祖父母もけっこう孫のお世話を楽しみにしていたりするもの。

「ちょっとだけお願い!」くらいの気軽な気持ちで声をかけてみましょう。助けてもらえるところはどんどん頼って、家族みんなで子育てしていくスタイルが◎です。

「ゆる育児」を支えてくれるアイテム

「うごく! しゃべる! ぬりえーしょん」シリーズ(小学館集英社プロダクション)

塗った絵が動き出す!楽しく学べる新感覚ぬりえ

ただのぬりえじゃない! 塗った絵がアニメーションになる、魔法のようなぬりえです。フランス生まれのこのぬりえは、自分で色を塗ったキャラクターがスマホやタブレットの画面上で動き出し、おしゃべりまでしてくれる新感覚のアイテム。

デジタル技術を取り入れながら、子どもの想像力や表現力を育むのにぴったり!遊びながら学べるので、夢中になって楽しめます。世界中の親子に愛されている、新時代の学習ツールです。

第17回ペアレンティングアワード受賞

「ゆる育児」で無理のない子育てを

「頑張りすぎない」ことは、育児をサボることではありません。効率よく家事や育児を回せれば、子どもとの時間にもっと余裕ができる。その時間こそが、子どもにとって何よりの宝物になります。

子育ては、一人でがんばるものじゃありません。ママだけじゃなく、パパも一緒に。家族や地域の力も借りながら、みんなで育てていくもの。

ちょっとずつ、できるところからで大丈夫。お互いを思いやりながら、無理せず楽しく、子育てしていきましょう!

ABOUT ME
mizuno
mizuno
Webライター/主婦・育児歴10年
学校で長く働いていますが、自身も家事・育児には失敗の連続。それからは完璧を目指すものではなく「家族と一緒に楽しむもの」と思うように。うまくいかないことがあっても、それすら笑い話にできるくらいの気持ちで、子どもと一緒に成長していきましょう!
記事URLをコピーしました