ファミサポとは?料金・使い方を元保育士ママが徹底解説!活用例や体験談も

子どもが生まれてから、自分の通院ができていないな……。用事を済ませる少しの間、子どもを預かってくれるところはない?

子どもが入園したけど、どうしてもお迎えが間に合わない日がある……。パパも仕事だし、どうしよう。
子育てをしていると「ちょっと誰かの手を借りたい」と思ったこと、一度はあるのではないでしょうか。
筆者は5歳と1歳の子どもを育てるママです。
1人目の子どもが1歳の頃、近くに家族や知り合いがいない中、夫が半年間出張に行くことになりました。
出張先が遠方でコロナ禍だったこと、当時は専業主婦で保育園には通っていなかったこともあり、「自分の用事を済ませたいときはどうしたらいいんだろう」「子どもと2人きりで過ごして、行き詰ったときはどうしよう」と、漠然とした不安に襲われた記憶があります。
そんなときにファミサポ(ファミリーサポートセンター事業)を思い出し、登録をすることにしました。
子どもを誰かに預けることが初めてだったので不安でしたが、利用したあとには「少しリフレッシュできた!」「また利用したい」と感じたことを覚えています。
また、以前は保育士・学童クラブの職員として働いており、送迎でファミサポを利用されるご家庭を見てきました。
親となった今、「ちょっと手を借りたい」と思ったときに、送迎や託児をお願いできる人の存在がいるというだけでも、安心感があると感じています。
ただ「ファミサポってそもそもどんな制度なの?」「実際にはどんなシーンで活用できるの?」など、気になることがあるパパやママも多いのではないでしょうか。
この記事では、ファミサポの制度について、経験談を交えながら紹介していきます!
この記事を読むと、ファミサポがどのような制度なのか、他の保育サービスとも比較し、どのような場合にファミサポを利用すると良いのかが分かります!
保育者・ママとしての経験を盛り込み、記事を執筆していますので、ぜひ最後までお読みください。

加野彩乃(元保育士ライター)
元保育士・放課後児童支援員
保育園と学童クラブで約8年間の勤務経験があり、現在は2児の母。
自身の子どもも保育園と幼稚園を利用しています。オンライン子育てコミュニティ「#HUG parents room」を運営中。
「ファミサポ(ファミリー・サポート・センター事業)」を知ろう

ファミサポは「ファミリー・サポート・センター事業」の略称で、地域に住む有償ボランティアが託児や送迎などを請け負い、子育てを支援する事業です。
内容や仕組みを詳しく見ていきましょう。
地域ぐるみで子育てを支え合う「頼れる味方」
ファミサポは、地域で「子育てを支援したい」と希望した有償ボランティアさんが、子どもの預かりなどのサービスを受けたい、乳幼児~小学生の子どもがいる会員の家庭をサポートをする「相互援助活動」です。
厚生労働省の「子ども・子育て支援交付金」を基盤としており、事業の主体は市区町村ですが、実際の運営は社会福祉協議会やNPO法人などに委託されているケースが多いようです。
子育てを直接支援するのは有償ボランティアさんなので「保育のプロ」ではありませんが、近くに頼れる人がいない場合は有力な子育て支援のひとつになります。
ファミサポの仕組み

ファミサポは、子育てを手伝ってほしい人(依頼会員)と、子育てを手伝いたい人(提供会員)を、ファミリーサポートセンターが仲介役となってマッチングします。
依頼会員は、乳幼児~小学生くらいの子どもがおり、登録する地域に在住 または在勤していることが条件になることが多いです。

提供会員さんがいるから、ファミサポのサービスが成り立っているんだね!
提供会員(援助会員)ってどんな人?
提供会員は有償ボランティアで、子育て家庭を支えたい人を指します。
地域によって名称がさまざまですが、いずれも子育ての協力をしたい人です。
- 提供会員
- 援助会員
- 協力会員
- まかせて会員

どんな人が提供会員になれるの?

地域によりますが「20歳以上で心身ともに健康な人」「自身が未就学の子どもがいないこと」などの条件があります。
実際には、子育てがひと段落した女性の提供会員さんが多い印象です。
提供会員になる条件に子どもの資格の有無は問われませんが、活動前には研修を受ける必要があります。
事前に子どもの関わり方や、緊急時の対応などを学んでから、提供会員としての活動をスタートします。
どこで預かってもらえるの?
- 提供会員の自宅
- 地域の子育て支援センター
- 依頼会員の自宅(依頼会員在宅時や事情がある場合など)
基本的には提供会員の自宅で預かります。
地域によっては、子育て支援センターや、依頼会員の自宅での預かりに対応している場合があります。
ファミサポでできること・できないこと

ここからは、ファミサポで対応しているサポートについて紹介します。
できること:送迎や託児の利用が中心
ファミサポの内容は地域によって差がありますが、園や学校への送迎や短時間の託児が中心です。
保育園・幼稚園・学童クラブ・習い事の送迎
最も利用が多いのは、園や学童クラブ、習い事への送迎です。
筆者が勤務していた保育園でも、ファミサポを利用されていたご家庭が数家庭ありました。
入園後・入学後に「習い事をしたいけど、送迎ができないから難しい」というお悩みを持つご家庭も多いと思いますが、ファミサポで習い事への送迎ができる地域もあります。
園や学童・学校にお迎えに行ってもらい、習い事終了後にパパがお迎えに行くという使い方もできるので、平日のみ実施の習い事に通える可能性もあります。
- 保護者の方がお仕事で遅くなる日に
- 保護者の方の出発が早い日に
- 園や学校などから少し離れた場所(学童や習い事)へ行くときに
- 産前産後で上の子の送迎をしてもらいたいときに
短時間の託児
送迎と同様にニーズが高いのは、数時間程度の託児です。

託児時間は地域によって異なるかもしれませんが、以前私が利用した地域では「初回に慣らしで1時間、2回目以降は2~3時間程度」でと言われました
「子どもを連れて行きにくい場所に短時間出かけたい」「たまには1人で買い物したい」など、リフレッシュしたいときでも利用できます。
- 通院や美容室に行きたいときに
- 1人で出かけてリフレッシュしたいときに
- 兄弟姉妹の行事に参加したいときに
- 近くで冠婚葬祭があるときに
- 妊娠中や産後でママの体が辛いときに
- 送迎の前後、保護者が子どもを受け渡す・引き取るまでの時間に子どもを見てほしいとき
「子どもを預けて息抜きすることに罪悪感がある」というパパやママもいるかもしれませんが、パパママがリフレッシュして笑顔でお子さんと関われると、お子さんも嬉しいはずですよ!

お昼や夜に預けるときは、食事やおやつはあげてくれるのかな?

保護者が事前に用意したものを提供することが基本ですが、サポート時間を急遽延長した場合などは、保護者に確認のうえで提供会員が用意した軽食を提供することもあるようです
産後すぐの沐浴や簡単な家事の補助
産後すぐのお手伝いとして、赤ちゃんの沐浴や家事の補助をお願いできる地域もあります。
「近くに頼れる人がいない」「ワンオペ気味で赤ちゃんのお世話や家事が大変」というときに、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
できないこと:病児の預かりや家事など
ファミサポの主なサポート内容は短時間の託児や送迎です。
地域によって差がありますが、そのほかのサポートは受け付けていないことがほとんどです。
病児・病後児の預かりは自治体により対応が異なる
基本的に病児・病後児の預かりや送迎はできません。
ただ、地域によっては対応していることがあるので、ファミリーサポートセンターに確認しましょう。

筆者の住む地域は、病児・病後児の送迎は可能です
家事代行や家庭教師サービスではない
提供会員に家事をしてもらうことができないことが多いです。
ただ、一部の地域では、保護者が在宅中、産前産後などの事情がある場合のみなど、制限があるなかで実施している地域もあります。
また、あくまでも託児がメインなので、家庭教師のように勉強を教えてもらうことはできません。
ファミサポの利用料金

ここからは、ファミサポの利用料金について紹介します。
1時間あたりの料金相場(平日・休日)
筆者が実際に登録した、2つの自治体の利用料金を表にまとめました。
| A市 | B市 | |
| 平日(1時間あたり) | 700円 | 720円 |
| 平日の夜間や休日(1時間あたり) | 900円 | 900円 |
| 病児・病後児の預かり | × | 800~1,000円 |
| 支払い方法 | 現金のみ | 現金、電子マネー(双方が了承する場合のみ) |
全国的にも同じような料金体系で、平日の料金は700円程度、平日夜間や土日祝日は900円程度と、時間帯や曜日で少し料金が異なります。
また、お子さんの発熱などでキャンセルする場合、タイミングによってはキャンセル料金が発生する場合があるので、事前に確認しておきましょう。
交通費などの実費について
次のような場合の実費は、サポート料金とは別に提供会員へ支払いします。
- 交通費(車の場合は距離などで価格を設定している場合も)
- 子どもの飲み物がなくなってしまった場合の飲み物代
- 急遽サポートの時間を延長するなど、子どもの食事が必要になった場合の軽食代
- 子どもの着替えが必要になった場合の洋服代
ひとり親家庭や多子世帯向けの助成金・割引制度
地域によって、ひとり親家庭や多子世帯向けに、割引などがある場合があります。
利用前に、ファミリーサポートセンターや自治体に確認してみるのがおすすめです。

職場の福利厚生の一環として、条件を満たせばファミサポの利用料金の助成を受けられることもあるようです!
【比較】ファミサポと他の預かりサービスとの違い

ファミサポのほかにも、子どもの託児や送迎などのサービスを提供している子育て支援は、いくつかあります。
今回は、ベビーシッターと一時保育との違いを比較していきます。
ベビーシッター・一時保育との違いを比較
まずは3つのサービスを比較した表を作成しましたので、ご覧ください。
| ファミサポ | ベビーシッター | 一時保育 | |
| できること | 短時間の託児、送迎が基本 | 子どもの保育や送迎 お昼寝中などに、軽い家事に対応するシッターも | 数時間程度の保育 |
| 対応時間 | ファミリーサポートセンターで決められた時間の範囲 | シッターが対応できれば、早朝や深夜、宿泊を伴う場合も可 | 一時保育が開所している間 |
| 保育時間 | 2~3時間などの数時間程度 | 上限はないが、シッターが対応できる範囲内で | 4時間程度まで、食事の提供なしなど、決められていることがある |
| 保育する人の資格の有無 | なし(研修は受講) | あり(保育士・助産師・看護師など) | あり(保育士など) |
| 料金(1時間あたり) | 600円~1,000円程度 | 1,500円~3,000円程度 | 600円~2,500円程度 |
| 預かれる子どもの年齢 | 生後3か月前後~小学生頃 | シッターごとに異なるが、新生児期から中学生頃まで対応するシッターも | 生後6か月前後~小学生頃 |
| 利用目的の制限 | なし | なし | 基本的にないものの、地域によって就労目的の利用者で埋まっているところも |

ベビーシッターは費用が高いものの、新生児期や乳児期の保育に対応しているシッターもいます。
ベビーシッターのマッチングサイトでは15歳(中学生)頃までを対象にしたサービスが多いので、幅広い年齢層の子どもを預かれます。
一方、一時保育は生後6か月前後から小学3年生頃までの子どもを対象にしていることが多いです。
費用はファミサポと同じくらいから、ベビーシッターと同じくらいまで、料金設定の幅が大きいです。

なんでこんなに料金に差があるの?

自治体が運営する施設や認可保育園で実施する場合は安価なことが多いですが、認可外保育施設の場合はやや高い傾向があります

ベビーシッターは送迎などで30分程度の短時間利用から、宿泊を伴う仕事や旅行に同伴してもらうケースなど、さまざまな利用目的・シッティングの時間に対応しています。
シッター全員がフレキシブルに対応できるわけではありませんが、シッターが了承すれば、多くのニーズに応えられる保育サービスではあるでしょう。
食事は保護者が用意したものを、温めて提供することが多いようです。
ファミサポの場合は利用目的は問わないものの、宿泊はNGのことが多いため、ベビーシッターよりは利用目的が限定的といえます。
一時保育は、利用目的を問わないことが多いもの、実際には就労の家庭を優先的に案内しているケースもあります。
地域によって実情が異なるため、事前に施設へ確認してみましょう。
保育時間は、食事を伴わない半日程度の利用のみの施設もあれば、食費を支払えば給食やおやつの提供が可能な場合もあります。
ファミサポのメリットとデメリット
ファミサポは利用目的が問われない、料金が安いなどのメリットがある一方、利用するまでに時間がかかるなどのデメリットもあります。
メリット
ファミサポはリフレッシュ目的でも利用可能です。
保育園では保護者が仕事の日しか預けられない園もありますが、ファミサポでは「近所で用事を済ませたい」「少し1人になる時間がほしい」など、どのような目的でも利用できることはメリットです。
また、提供会員は地域の人なので、サポート以外でも顔を合わせることがあるかもしれません。
会ったときにあいさつする、立ち話するなど、地域の人とのつながりを感じられますよ。

私も提供会員さんと子育て支援センターでお会いしたことがあり「お子さん大きくなりましたね~」と声をかけていただきました。一緒に子どもの成長を見守ってくださっていると思うと嬉しかったです!
デメリット
一番のデメリットは、利用までに時間がかかることです。
登録のためにファミリーサポートセンターへ訪問、書類の記入、提供会員のマッチング、顔合わせ……など、工程が非常に多いです。
ベビーシッターであれば、シッターの都合がつけば急なシッティングもOKな場合がありますが、ファミサポは直前のサポート希望は断られてしまうことも。
ファミサポを利用したいときは、お子さんを預けたい予定までの間に、1~2週間程度は余裕があるときに検討してみてくださいね。
また「提供会員が有資格者ではない点が気になる」という人もいます。
資格を持っている人にお願いしたい場合は、ベビーシッターや一時保育の利用を検討してみましょう。
ファミサポはこんな人におすすめ
- 短時間の託児を希望する人
- 園や学童・学校など、短距離の送迎をしてほしい人
- なるべく安い料金で利用したい人
- 地域に知り合いがほしい人
ファミサポは、近所でちょっとした用事を済ませたい人や、短距離の送迎をお願いしたい人におすすめです。
長時間の託児は難しいですが「ちょっと誰かの手を借りたい」というときに利用すると良いでしょう。
「いきなり預けるのは不安」という場合には、お試しで1時間程度の利用をして、提供会員とお子さんの相性をみるのもおすすめです!
ファミサポ利用の流れ5ステップ

ここからは、実際のファミサポ利用までの流れを、5つのステップに分けて紹介します。
①お住まいの地域のファミリーサポートセンターを探す
まずは、住んでいる地域のファミリーサポートセンターを探して、依頼会員として登録したい旨の電話をします。
ファミサポの特性上、送迎や預かりを利用したい日の直前に電話を入れるのではなく、利用したい日から2週間程度前には連絡するほうが安心です。
もし直近で利用したい場合は、電話で日程を伝えて相談してみましょう。
電話をすると、依頼会員向けの説明会の案内を受けるので、日程を調整して申し込みます。
②説明会に参加して会員登録する
指定された日にファミリーサポートセンターへ行き、説明会に参加しましょう。
- ファミリーサポート制度の概要
- 地域のファミサポ利用のルール・注意事項の説明
- (内容を聞いて問題がなければ)依頼会員登録の手続き
- 依頼会員の個人情報(住所・電話番号など)
- お子さんの基本的な情報:性別・生年月日・通っている園など
- お子さんと接するうえで配慮してほしいこと:アレルギーの有無・家庭の特別な事情など

私が参加したときは、説明会と登録で所要時間は1時間程度でした。服装は普段着でOK!お子さんを連れて行くときは、おむつやお気に入りのおもちゃも忘れずに。
もし説明会の時点で利用したい日が決まっていれば、職員さんに伝え、提供会員さんへの依頼をお願いしましょう。
事前に利用したい日程が決まっている場合は、説明会のあとに提供会員さんとの顔合わせを行うこともあります。
③ファミリーサポートセンターを通して依頼予約
「ファミサポを利用したい」と思ったタイミングで、ファミリーサポートセンターに電話をして依頼予約をします。
説明会で指定されている予約時期、もしくは依頼したい日程の1~2週間前を目安に、依頼予約を入れましょう。
- サポート内容(送迎・託児・家事手伝いなど)
- 依頼する理由(リフレッシュ・通院など)
- サポートをお願いしたい日にち・時間・場所
- そのほか伝えておきたいこと
依頼会員の居住地域や依頼内容をもとに、ファミリーサポートセンターが提供会員の選定や依頼を行います。
④提供会員さんとの顔合わせ
依頼を引き受けてくれる提供会員が見つかれば、日程を調整して顔合わせを行います。
指定された日時・場所で顔合わせを行いましょう。

最初に住んでいた自治体では、ファミリーサポートセンターで職員さん立ち合いのもとで顔合わせをしました。
現在住んでいるところでは、依頼会員の自宅に提供会員さんが来て、玄関先で顔合わせを行うそうです。
- 依頼内容・日程・場所の確認
- お子さんのアレルギーなど、特に気をつけてほしいところ
- 提供会員さんの連絡先
⑤サポート当日〜料金の支払い
サポート当日、提供会員さんに託児や送迎などのサービスを提供してもらいます。
料金はサポート終了後にお支払いします。
現金支払いが中心ですが、お互いの合意があれば電子マネーの送金がOKの地域もあるので、事前にファミリーサポートセンターに確認しましょう。

体調不良などで、急にサポートをキャンセルしたいときはどうするの?

私が利用した自治体では、提供会員さんとファミリーサポートセンターの双方に、理由とあわせてキャンセルの旨を伝えるルールでした!当日キャンセルの場合はキャンセル料が発生しました。
ファミサポ体験談│ママ目線で感じたこと

ここからは、筆者がファミサポを利用したときの体験談を紹介します!
利用のきっかけ:夫の長期出張に備えて
1人目の子どもが1歳の誕生日を迎える頃に、夫の長期出張(半年程度)が決定。
当時は専業主婦で保育園を利用しておらず、住んでいたA市は夫の仕事のために引っ越しをしてきたため、近隣に家族や友人がいませんでした。
夫が不在のときに自分の通院やリフレッシュなどで、誰かに預けたいと思ったときに利用できるように、登録をすることにしました。

保育園で実施していた一時保育も検討しましたが、よく行く子育て支援センターでファミサポの情報が掲示されていたこと、2~3時間程度の短時間利用を想定していたことから、ファミサポ利用にしました!
A市での登録・利用:信頼できる提供会員さんとの出会えた
ひとまず登録しようと思い、ファミリーサポートセンターに連絡。
利用したい背景を伝えると「本来の目的の前に、お試しで1時間程度預けてみては?」と言われたため、説明会・利用登録と同時に、提供会員さんとの顔合わせも行うことになりました。
A市は子育て支援センター内にファミリーサポートセンターがあったため、子育て支援センター内で行い、コロナ禍だったこともあって個別対応でした。
マッチングした提供会員さんは、保育士経験がある方で、小学生のお子さんを子育て中のママさんということもあり、非常に安心できたことを覚えています。
あくまでも推測ですが、1歳前後の小さい子どもだったこともあり、ファミリー・サポート・センター側も経験豊富な提供会員さんを紹介してくれたのかな?と感じました。
初回のお試しを含めて4回程度お世話になりましたが、子どもに慣れていると感じる場面が多く、毎回安心して利用できたことを覚えています。
託児のあとにお支払いのタイミングで、子どもの家での様子や困っていることを聞いてくださり、ときはアドバイスもいただいて「地域で子育てを応援してくれる人がいるんだ」と安心した記憶があります。
また、登録特典として初回1時間の料金は無料だったので「どんな感じかな」と、お試しで依頼しやすい形でした。
2回目以降は基本的に同じ提供会員さんに直接連絡をして日程調整し、決定後にファミリー・サポート・センターに依頼の旨をお伝えするルールでした。

サポート中になにかあったときの保険を申請する関係で、ファミリーサポートセンター側も把握が必要とのことです
よく歯医者の通院のために託児をお願いしていたのですが、提供会員さんのご都合によっては引き受けられない日程があります。
先に依頼会員さんが対応可能な日程をお聞きしたあとに、歯医者の予約を入れ、また依頼会員さんと託児の日時調整が必要だったため、手間がかかるなぁ……と感じました。
その後、お世話になっていた提供会員さんが対応していない、午後の時間に健康診断が入ってしまい、ファミリーサポートセンターに相談して、別の提供会員さんとマッチングすることに。
お孫さんがいる女性の方でしたが、サポートが初めてだったようで「初めてだから……、大丈夫かな……」と顔合わせでお話しされていて、私も少し不安になってしまった記憶があります。
結局、健診当日に子どもが発熱してしまい、利用はキャンセルしました。
- 提供会員さんの経験には差がある
- 2回目以降の日程調整は、提供会員さんの都合に左右されやすい
- 子育て支援センター内の託児で安心だった
B市での登録:自治体によって内容の違いに驚き
夫の出張後に転勤が決まり、B市へ引っ越しました。
しばらくして仕事をするために保育園に入園することになり、同じ市内に義理の家族が住んでいて、週末を中心に協力を得られる環境だったため、B市でファミサポの登録はしていませんでした。
ただ、2人目妊娠中に行った、子どもの3歳半健診で「義理のご家族が平日にお仕事しているなら、産後のためにファミサポに登録しては?」とすすめられ、念のため登録しておくことにしました。

ちなみに2人目は1歳11か月を迎えていますが、今のところ利用したことはありません
説明会は原則月1回開催で、急ぎで登録したい場合は個別で対応してくれるとのこと。
私の場合は急ぎではなかったので、月1回の説明会へ行き、登録まで済ませました。
A市では子育て支援センター内にファミリーサポートセンターがありましたが、B市ではNPO法人が運営しており、雑居ビル内の1フロアで手続きをしました。
説明を聞いて、A市とB市のサポートの違いに驚きました。
| A市 | B市 | |
| サポート内容 | ・短時間の託児 ・送迎 | ・短時間の託児 ・送迎 ・病児・病後児の送迎 ・産後6か月までの家事育児の手伝い |
| サポートする場所 | ・子育て支援センター ・提供会員の自宅 | ・提供会員の自宅 |
| 提供会員との顔合わせ | ファミリー・サポート・センター内で、職員立ち合いのもと | 提供会員が依頼会員の自宅の玄関先に訪問 |
| 急な依頼 | × | 可能な場合もある(顔合わせなし) |
一番驚いたのは、病児・病後児の送迎に対応していること。
受診は保護者が行く必要がありますが、急な発熱で園や学校にお迎えに行くことや、病児保育室への送迎が可能とのことでした。
非常に手厚いサービスの一方、サポート場所は提供会員の自宅のため、託児は子育て支援センターでも実施可能など、さらに柔軟になれば、より利用しやすそうだなと感じます。
経験して思ったファミサポを上手に使うコツ
- 利用を検討していれば、とりあえず登録を済ませておく
- 提供会員の都合によっては希望の日時で依頼できないことを理解しておく
- 顔合わせ時には依頼内容や配慮してほしいところを改めて伝える
- 「保育のプロではない」「短時間の利用」と割り切る
ファミサポは利用を開始するまでに工程が多いため「ファミサポ使うかも」と思った段階で、一度連絡をするのがおすすめ。
登録だけならお金もかからないので「とりあえず登録しておく」くらいのスタンスで大丈夫です!
また、提供会員さんは子育てが落ち着いてきた主婦層の人が多いです。
ご家庭の都合などで対応できない日時があるため、特に同じ提供会員さんに継続的にお願いする場合は、提供会員さんの事情を汲むことも必要になります。
ただ、依頼側も「どうしてもこの日でないと」という事情があるときもありますよね。
その場合は、ファミリー・サポート・センターに相談するか、ベビーシッターなどの民間サービスに頼ることも視野に入れましょう。
ファミサポに関するQ&A

最後に、ファミサポに関するよくある質問を紹介します。
一般的な内容を回答していますので、詳細は自治体のファミリー・サポート・センターに確認をお願いいたします。
Q. 兄弟(2人以上)を一緒に預けられますか?
A.基本的には子どもの人数と同数の提供会員さんをお願いする必要があります
ファミサポでは、原則1人の提供会員が1人の子どもを見るため、兄弟姉妹を預けたい場合は、子どもと同数の提供会員への依頼が必要です。
ただし、地域によっては提供会員の同意があれば、兄弟姉妹を同時に預けられることがあるため、事前に確認しましょう。
また、2人目以降は料金が半額になるなど、割引があることがあります。
Q. 預けている間に、家事もお願いできますか?
A.基本的にNGです
子どもの託児で依頼している場合は、同時に家事を行うことはNGとされることが多いです。
ただし、家事の補助として依頼していれば、OKになることがあります。
Q. 万が一の事故やケガの時はどうなるの?
A.保護者に連絡して引き渡し。利用前に保険に加入するため、お金がおりる場合も。
救急車や早急な受診が必要な緊急的ケース以外は、提供会員やファミリーサポートセンターから連絡があり、保護者に引き渡しになることが基本です。
引き渡し後、必要があれば受診をしましょう。
また、サポート前には傷害保険や賠償保険に加入するため、なにかがあれば保険料が出るケースもあります。
Q. 提供会員さんと合わない場合は変更できますか?
A.まずはファミリー・サポート・センターに相談を
ファミリー・サポート・センターに相談のうえ、変更できる場合があります。
ファミサポは心強い味方!上手に活用して笑顔の子育てを
ファミサポは、子育てするパパ・ママにとって非常に心強い存在です。
入園前には短時間の託児利用、入園・入学後も園や学童クラブへの送迎などで利用できます。
「家族だけでは対応が難しい……」「ちょっと誰かに手伝ってほしい」というときに、ぜひ活用してみてください。
ファミサポの制度の特性上、利用したいと思ってから利用開始まで、時間がかかることが多いです。
もし少しでも「利用するかも」と思った段階で、ぜひファミリーサポートセンターへ連絡して、会員登録だけでも済ませてくださいね。

