はじめての保育園選びマニュアル│基礎知識から入園までの流れを解説
パパやママが仕事をするときに、お子さんを預けるために利用することが多い保育園。

保育園ってどうやったら入園できるの?

うちの家庭に合った保育園って、どんな保育園なのかな
このように考えるパパやママも多いのではないでしょうか。
大切な我が子が通う保育園はお子さんが毎日を楽しく過ごし、パパやママも安心して預けられる園を選びたいですよね。
筆者は5歳と1歳の子どもを育てており、2人とも保育園入園を経験しています。
もともと保育士をしていましたが、自分が主体で保育園入園に向けて保活をするなかで「入園するためには書類や手続きがこんなに必要なの!?」「保育園によって方針や活動内容が全然違うんだなぁ」と感じました。
この記事では、私の保活と認可保育園・小規模認可保育園の勤務経験をぎゅっと詰め込み、保育園についての初歩的な知識から申し込み~入園までの流れを解説しています。
この記事を読めば、お子さんを「保育園に入園させたい」と考えたときから保育園入園までの流れ、家庭の価値観に合う保育園を選ぶために検討するポイントが分かります。
ぜひ最後までお読みいただき、お子さんの園選びの参考にしてください!

加野彩乃(元保育士ライター)
元保育士・放課後児童支援員
保育園と学童クラブで約8年間の勤務経験があり、現在は2児の母。
自身の子どもも保育園と幼稚園を利用しています。オンライン子育てコミュニティ「#HUG parents room」を運営中。
保育園はどんなところ?

保育園は保護者が仕事をしている・療養が必要などの理由により、保育を必要としている家庭の子どもが通う施設です。
詳しくチェックしていきましょう!
預けられる年齢は生後2か月から就学前まで
保育園で預けられる年齢は生後2か月(生後57日)の0歳から、就学前(満5歳となった年度の3月末まで)の子どもが一般的です。
ただし、施設や自治体により入園可能な月齢・年齢の決まりがあります。
入園を希望する保育施設やお住まいの地域の保育課に確認してみてください。
保育時間は園によって異なる

保育園は11時間以上の開所が原則で、園によってはさらに延長保育が設定されています。
たとえば、朝7時に開園する園の場合は18時までが通常の保育時間、18時1分以降は延長保育として数時間設定されている場合があります。
延長保育の有無や長さは園によって異なり、延長保育を利用する場合は別途料金がかかります。
また、保護者の就労状況や保育園の申請理由によって保育の必要量が認定され、最長11時間までの標準時間保育、最長8時間までの短時間保育と、家庭によって保育時間の長さが異なります。
フルタイムで仕事をしている家庭の場合は保育標準時間で預けることがほとんどかと思いますが、仕事を辞めて求職をしたり、次の赤ちゃんを出産して育休を取得したりするときには、自治体へ申請し、保育短時間に切り替わるケースも多いです。
保育時間に関するさまざまなケースを詳しく紹介する記事がありますので、ぜひお読みください。
保育園での1日の過ごし方(乳児・幼児)
保育園は保護者の代わりに日頃の保育を行うことを目的とした施設です。
子ども達が安全な環境で快適に過ごすための養護と、健全な心身の発達や学校教育への準備を踏まえた教育の2つの役割を担っています。
ここでは、乳児クラス・幼児クラスに分けて、1日の流れを紹介します!
筆者が以前働いていた認可保育園では、乳児クラスを0歳児と1歳児、幼児クラスを2歳児から5歳児としていましたが、園によって分け方が異なる場合もあります。園見学や入園の際にご確認ください。
乳児クラス(0歳児から1歳児)

生まれた月が数か月違うだけでも発達の差が大きい乳児期は、月齢や生活リズムにあわせて少人数のグループごとに活動することも多い時期です。
個々の生活リズムにも配慮をしながら、お散歩や屋外遊びなどで日中にたっぷりと身体を動かし、休息の時間をしっかりとることでメリハリをつけて無理のないように過ごします。

発達や生活リズムに合わせて、子どもの活動を考えてくれるのは安心だね!

特に、乳児クラスは安全面の配慮も大切です。
保育士は怪我や事故がないように細心の注意を払いつつ、のびのび活動できるように見守っていますよ!
幼児クラス(2歳児から5歳児)

お友達との関わりや集団での活動を楽しめるようになる幼児期は、クラス全体での活動も増えてきます。
園によっては、英語や体操など、クラス単位のカリキュラムが開始されることも多い時期です。
3歳児頃まではお昼寝をすることが多いですが、子ども達の様子や就学を見据えてお昼寝を減らしていく園もあります。

私が働いていた園では、5歳児クラスの秋頃から「お昼寝しない日」を設定し、1月からは基本的にお昼寝なしでした。お昼寝がなくなってからも、眠くなってしまったお子さんだけ寝るなど、柔軟に対応していました。
ただ、他の園では4歳児頃からお昼寝をなくしたり、時間を短くしたりと、園による差が大きいと感じます。
保育園の施設形態の違い
保育園の施設形態は、さまざまなものがあります。
保育園の施設形態だけでは、保育内容や受け入れ年齢まで判断することは難しく、同じ施設形態であっても園ごとに方針や特徴に違いがあります。
この記事では認可保育園、小規模認可保育園、認定こども園、認証保育園、認可外保育園の比較表を作成しました。
ただ、園や地域によって差がありますのであ、あくまでも参考程度にしていただき、実際にお住まいの地域の情報収集を行い、見学や問い合わせで確認してみてくださいね。
| 認可保育園 | 小規模認可保育園 | 認定こども園 | 認証保育園 | 認可外保育園 | |
| 対象年齢 | 0歳~5歳 | 0歳~2歳 | 0歳~5歳 | A型は0歳~5歳 B型は0歳~2歳 | 0歳~5歳が基本だが、園により差が大きい |
| 開所日 | 月~土曜日が基本 (年末年始は休園) | 月~土曜日 (年末年始は休園) | 月~土曜日 ※土曜日は閉所の園も (年末年始は休園) | 月~土曜日が基本 (年末年始は休園) | 月~土曜日が基本。24時間保育や休日保育を実施する園も |
| 保育時間 | 7:00~18:00前後・11時間以上 ※11時間以上は延長保育 | 7:00~18:00前後・11時間以上 ※11時間以上は延長保育 | 7:30~18:30前後・11時間以上 ※延長保育がある場合も | 7:00~20:00前後・13時間以上 | 7:00~18:00頃が基本だか、24時間預かり可能な園も |
| 定員 | 30~200名 | 6~19名まで | 中~大規模 | 20~60名程度 | 園によってさまざま |
| 設置主体 | 公立・私立(社会福祉法人・企業・NPO法人など) | 私立(企業が多め) | 公立・私立(社会福祉法人・学校法人・宗教法人など) | 主に企業 | 企業・個人 |
| 設置基準 | 認可 | 認可 | 認定(認可扱い) | 準認可 | 認可外 |
| 入園条件 | 保育の必要性あり(就労・療養・産前産後など) | 保育の必要性あり(就労・療養・産前産後・求職など) | 1号は教育目的 2・3号は保育の必要性あり | 就労要件あり | 基本的に制限なし |
| 申し込み先 | 自治体 | 自治体 | 自治体 | 園に直接 | 園に直接 |
| 利用料金 | 課税状況をもとに自治体が設定 | 課税状況をもとに自治体が設定 | 課税状況をもとに自治体が設定 | 園が設定・定額 | 園が設定・定額 |
| 給食 | あり ※行事などで弁当持参あり | あり ※行事などで弁当持参あり | 完全給食が多いが、弁当併用の園もある | あることが多い | あることが多い |
| 保育内容 | 室内・戸外の自由遊び中心の園が多い | 室内・戸外の自由遊び中心の園が多い | 教育的カリキュラムが充実している園が多い | 独自のカリキュラムが多い | 独自カリキュラムがが多い |
| 職員配置 | 国の基準 | 国の基準 | 国の基準 | 東京都の基準 | 保育時間によって異なるが、一定の基準あり |
| 送迎の有無 | 保護者送迎が基本 | 保護者送迎が基本 | 保護者送迎が中心だが、バス利用ができる園もある | バス利用ができる園もある | バス利用ができる園もある |
| 一時保育 | △:園児の空きがなく実施していない場合も | △:園児の空きがなく実施していない場合も | △:園児の空きがなく実施していない場合も | 〇:認可園より利用しやすい | 〇:認可園より利用しやすい |
| 休日保育 | 一部で日曜・祝日開所がある場合も | 日曜・祝日は閉所 | 日曜・祝日は閉所 | 一部で日曜・祝日開所がある場合も | 一部で日曜・祝日開所がある場合も |
| 保護者参加行事 | 年に数回 | 少なめ | 年に数回 | 年に数回 | 自由参加が多い |
| 入園のしやすさ | △:地域により差が大きい | ◯:認可保育園よりは入園しやすい | △:カリキュラムの充実や家庭状況の変化に柔軟に対応できるため人気 | ◎:保育料がやや高めなため | ◎:保育料がやや高めなため |
| 幼稚園や小学校との連携 | ◯:しやすい 近隣保育施設や小学校への訪問など | ◯:卒園後に入園する保育園・幼稚園の連携枠がある園も | 〇:しやすい 近隣保育施設や小学校への訪問など | △:しにくい | △:しにくい |
| その他特徴 | 安定した保育環境 | 家庭的で手厚い保育 | 幼保一体化と教育的配慮あり | 都独自基準で一定の安心感 | 独自性が強い |
認可保育園
認可保育園は、国や自治体の基準を満たしている保育園です。
子どもの定員人数に対しての面積や保育士の人数など、厳しい基準をクリアしているため、安心感があります。

園児数100人以上の大きな園から、60人程度の中規模の園まで、さまざまです!
小規模認可保育園
0歳児から2歳児を対象にした、定員6~19名ほどの小さな認可保育園です。
もともと0歳から2歳は待機児童が多く、待機児童解消対策として2015年から認可事業の対象になった経緯があります。
乳児が対象ということもあり、認可保育園の配置基準よりも保育士を1名多く配置することが求められているため、家庭的で手厚い保育を提供しています。
認定こども園
認定こども園は保育園と幼稚園の両方の機能を併せ持つ施設です。
幼稚園で提供している教育と、保育園で提供している保育を一体的に行うため、一般的な保育園よりも教育面に力を入れている園が多いです。

認定こども園には、幼稚園枠のお子さん(1号認定)と、保育園枠のお子さん(2号認定)がいます。
幼稚園枠のお子さんは日中の4~5時間程度(一般的な幼稚園と同じくらい)の預かり、保育園枠のお子さんは認可保育園と同様、11時間以上の保育を行います。
クラスでは保育園枠・幼稚園枠のお子さんが混ざり、一緒に活動する園が多いです。
また、保育園の場合は保護者の就労状況・家庭状況が変わると退園を求められるケースもありますが、認定こども園の場合は認定区分を変更することで、保護者が仕事を辞めるなど状況が変わっても通い続けられます。
認証保育園
東京都独自の制度で、都が定めた独自の基準を満たした保育園です。
扱いとしては認可外保育施設と同じで、認可保育園に入れなかった場合の受け皿として、都心部に多く設置されています。
保育料は園ごとに設定されますが、自治体からの補助がある場合もあります。
認可外保育園
上記のいずれの認可も受けていない保育施設を指し、インターナショナルスクールやベビーホテル、就労している従業員の子どもが利用できる企業内保育所なども該当します。
施設ごとに独自の保育内容や料金設定がされており、選択肢が幅広いのが特徴です。
「認可外」といっても、保育園開設時には「認可保育施設指導監督基準」を満たす必要があるので、どのような条件でも保育園を開設できるわけではなく、一定の基準は満たしています。
幼稚園との違い
分かりやすいように幼稚園と保育園の違いを表にまとめましたので、ご覧ください。
| 保育園 | 幼稚園 | |
| 目的 | 保護者の就労などにより保育が必要な子どもの保育 | 小学校就学前の子どもの教育 |
| 管轄 | 厚生労働省 | 文部科学省 |
| 保育時間 | 標準時間保育の場合は最長11時間まで | 4時間程度 |
| 対象年齢 | 0歳~就学前 | 3歳~就学前 |
保育園は保護者が仕事をしているなどの理由で保育が必要な子どもが通いますが、幼稚園は入園基準に保護者の状況は問われません。
また、保育園は保育時間が幼稚園と比べると長いため、食事や睡眠などの生活面も重視しますが、幼稚園は4時間程度と短時間で、幼児期に必要な教育を行います。
幼稚園にもよりますが、園生活はあくまでも教育の場として「トイレトレーニングなどの生活面のサポートは、家庭で行ってください」という方針の園も多いです。

1人目が通う幼稚園でも、入園翌日の保護者会で「トイトレは園で行うものではありません!ご家庭でお願いします!」と言われました……。
保育園では、ご家庭と園で様子を共有しながら一緒に進めていたので「これが幼稚園か」と思ったことを覚えています。
保育園の施設形態の概要やメリット・デメリット、幼稚園との違いについて、別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひお読みください。
希望の入園時期に合わせたスケジュールの確認
入園申し込みの締め切りは、入園を希望する時期によって異なります。
4月入園希望のおすすめスケジュール
まずは希望者の多い、認可園の4月入園を例に、見学や申し込みなどのスケジュールの確認をしてみましょう。
申し込みの時期は自治体により異なりますが、今回は11月に申し込み期間がある想定でのスケジュールを記載します。
| 時期 | やること | 詳細 |
| 5~7月 | 保育園の情報収集スタート | ・自治体のウェブサイト確認 ・保育課や福祉課で直接話を聞く(就労状況や世帯指数、加点要件、申し込みに必要な書類を確認) ・自治体ごとの申し込みスケジュールを軽く把握しておく(次年度申し込みの正式なスケジュールは夏以降に発表されるケースが多い) ・地域にどんな保育園があるのかリサーチ |
| 7~10月 | 保育園見学に行く | ・気になる保育園に見学予約(秋は見学が集中するので早めに動くのが◎) ・園見学へ行く ・情報収集と見学した情報をもとに比較する |
| 9~10月 | 自治体への相談・書類準備・希望順位検討 | ・申し込み書類や世帯指数に関する疑問や不安があれば自治体へ確認 ・必要書類の記入・取得 ・就労証明書などの記入依頼(時間がかかるため早めに依頼。証明日が早すぎると無効になるため自治体に要確認) ・保育園の希望順位を決める |
| 11月 | 入園申し込み | ・入園申請書類を提出(期限厳守) 窓口・郵送・オンラインなどで提出 |
| 1月下旬~2月 | 結果通知が届く | ・結果が郵送やオンラインで届く ・不承諾の場合は2次募集や認可外保育園、一時保育などの利用を検討 |
| 2月下旬~3月 | 入園説明会・面談 | ・園生活や持ち物、慣らし保育について詳細を確認 ・面談ではアレルギーなどの子どもの情報を園に伝える |
| 3月 | 入園準備 | ・保育園グッズの購入 ・必要書類の記載 ・育休中の場合は復職の準備も進める |
| 4月 | 保育園入園 | ・入園式は園によってはないこともある ・1~2週間程度の慣らし保育からスタート ・慣らし保育終了後は申請した保育時間で利用 |
途中入園希望のスケジュール例
途中入園の場合は、入園希望月の前月10日頃までに申し込むことが多いです。
自治体や入園希望月によっても異なりますので、自治体のWebサイトなどでよく確認しましょう。
特に、1月~3月は次年度の準備期間で、時期的にも退園や転園が少ないなどの理由から、申し込み時期が変則的になる場合や、そもそも受け付けていない自治体があります。
途中入園の場合は、入園希望月の申し込み期間から逆算して動くのがおすすめです。
保育園の空き状況は毎月変わっていくため、短期間で集中して動きましょう!
| 時期 | やること | 詳細 |
| 入園希望3か月前~2か月前 | 保育園の情報収集スタート | ・自治体のWebサイト確認 ・保育課や福祉課で直接話を聞く(就労状況や世帯指数、加点要件、申し込みに必要な書類を確認) ・自治体ごとの申し込みスケジュールを把握しておく ・空きがある園はあるかリサーチ(自治体Webサイト・園に直接問い合わせ) |
| 入園希望3か月前~2か月前 | 保育園見学に行く | ・気になる保育園に見学予約(秋は見学が集中するので早めに) ・園見学へ行く ・情報収集と見学した情報をもとに比較する |
| 入園希望3か月前~2か月前 | 自治体への相談・書類準備・希望順位検討 | ・申し込み書類や世帯指数に関する疑問や不安があれば自治体へ確認 ・必要書類の記入・取得 ・就労証明書などの記入依頼(時間がかかるため早めに依頼) ・保育園の希望順位を決める |
| 入園希望2か月前中旬頃~前月10日頃 | 入園申し込み | ・入園申請書類を提出(期限厳守) 窓口・郵送・オンラインなどで提出 |
| 入園希望月の前月下旬頃 | 結果通知が届く 入園説明会・面談 | ・結果が郵送やオンラインで届く ・不承諾の場合は2次募集や認可外保育園、一時保育などの利用を検討 ・園生活や持ち物、慣らし保育について詳細を確認 ・面談ではアレルギーなどの子どもの情報を園に伝える |
| 入園説明会や面談後 | 入園準備 | ・保育園グッズの購入 ・必要書類の記載 ・育休中の場合は復職の準備も進める |
| 入園希望月 | 保育園入園 | ・途中入園の場合は入園式がないことがほとんど ・1~2週間程度の慣らし保育からスタート ・慣らし保育終了後は申請した保育時間で利用 |
申し込み時期に限らず、1日でも締切を過ぎると受け付けてもらえないため、早めに自治体の窓口でスケジュールを確認し、計画的に準備を進めましょう。
保育園の希望条件を考えよう

保育園の基本情報を理解したところで、次は保育園の希望条件を考えてみましょう。

自宅から近くて送迎しやすい園がいいな~

英語やリトミックなどのカリキュラムが充実している園に通わせたい!
希望する条件は、個人や家庭の価値観によりいろいろあると思います。
夫婦の子育て観を話し合う良い機会でもあるので、ぜひご家族で話し合ってみてくださいね。
希望の優先順位を考えよう
「保育方針に共感できて、英語やリトミックなどのプログラムが充実していて、保育室や園庭が広くて、自宅から近い距離にある」など、すべての希望条件を叶えられる保育園があれば良いのですが、必ずしもそのような保育園があるとは限りません。
まずはご家族で希望の条件を洗い出し「これだけは譲れない」というポイントを決めてみましょう。
条件を箇条書きにして、優先したい順番に並べてみることもおすすめです。
認可保育園を複数申し込むときには希望する園を書類に順番に記載していくので、優先順位を先に決めると、のちに入園施設の希望順を考えるときに役立ちます。

私が住む自治体は、第8希望まで記載できました!
家族にとって譲れないポイントをリストアップして、共通の認識を持っておくことが大切です。
検討したいポイント8選
ここでは具体的な検討ポイントを8つ紹介します。
保育時間(延長保育の有無)
仕事の勤務時間や通勤時間を考え、パパやママが無理なく送迎ができる時間帯に預けられるかを確認しましょう。
延長保育の有無や時間帯は園によってさまざまです。
特にパパとママがフルタイムで働く場合、園から職場の距離が遠い場合は、送迎の役割分担を含めてよく話し合っておきましょう。
通いやすさ
自宅や職場からの距離、交通手段(徒歩、自転車、車、公共交通機関など)を考慮し、毎日の送迎が負担にならないかを考えましょう。
晴れの日だけでなく、雨の日や雪の日などの悪天候のときには通園方法が変わるという家庭もあると思いますので、いろいろなパターンでシミュレーションしてみると良いでしょう。
保育方針
子どもの主体性を大切にして自由に遊ぶ時間が中心の園、クラスの友達と一緒に活動することを大切にしている園など、園によってさまざまな保育方針があります。
また、将棋棋士の藤井聡太さんが通っていた幼稚園で取り入れていたモンテッソーリ教育や、子どもの個性や発達段階に合わせた教育を行うシュタイナー教育など、さまざまな教育法を実践する園もあります。
子どもの成長において何を大切にしたいかを夫婦で話し合い、家庭の価値観に合った園を選びましょう。
保育活動の内容
英語や体操などのプログラムの有無、外遊びやお散歩の頻度など、活動内容も園によって異なります。
子どもが楽しく過ごせるか、興味を持って取り組めそうかという視点も重要です。
施設の環境(園庭の有無など)
園庭の有無、園内の設備、安全性、広さなどもチェックポイントです。
特に、園庭の有無は子ども達の活動内容にも大きく影響します。
子どもが安全に、のびのびと過ごせる環境かを確認しましょう。

園庭がない場合はお散歩で近くの公園に行く園が多いです。
お散歩の頻度や行き先など、見学で聞いておくのがおすすめ!
給食の内容・アレルギーの対応
園内の調理室で調理する自園給食、外部の調理施設で作られた給食を配送する配食などのスタイルがあります。
アレルギー対応は園によって方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
近年は園の給食に卵などの特定アレルゲンを使わないなど、アレルギーに配慮した対応をとる園が増えています。
保護者の負担(持ち物・行事・役員など)
毎日用意する持ち物の量、行事の頻度、保護者会の活動や役員の有無なども確認しておきましょう。
持ち物は少ないほうが登園準備の時間が少ないため、パパやママの負担も減ります。
行事や保護者会の頻度や役員の有無も園によってさまざまです。
保育園2園で勤務し、ママとして6園の見学に行った筆者の印象では、保護者との関わりを大切にしている園は次のような園が多いと感じます。
- 園児が多い大規模な園
- 園や運営母体が設立されてからの期間が長い園
- 幼稚園として設立したのちに認定こども園へ移行した園
子ども達や保護者への負担の大きさから、近年は特に中小規模の園は行事や保護者会が少なめで、役員も設定していない傾向があります。
また、役員制度がある園でも希望者のみで運営している園もあります。
行事や役員の活動は確かに負担が大きいですが、お子さんの成長を実感できたり、園の保護者と一緒に活動することで子育てや地域の情報交換ができたりする可能性もあります。
お子さんの通う園の様子を知る機会にもなりますので、無理をする必要はありませんが、負担のない範囲で参加されることもおすすめです。
保育料・施設費などの費用面
認可保育園は自治体によって保育料が決定されますが、認可外保育園では園ごとに料金が異なります。
認可保育園は世帯収入によって保育料が決定するので比較的安めの傾向がありますが、認可外保育園は月額で全世帯が同じ金額を支払うことが多いです。
また、認可園・認可外保育園ともに月々の保育料だけでなく、入園金や施設費、給食費、教材費、行事費などが別途必要になることもあります。
事前にWebサイトで確認したり、見学のときに尋ねてみましょう。
他の家庭が保育園選びで特に重視しているポイント7つ
ご家庭によって園選びで重視する点は千差万別ですが、この章では多くのパパやママが重視するポイントを紹介していきます。
筆者が保育士として4年間勤務した間に関わったご家族からお聞きした話や、関わりのあるママさんからのお話しでは「保育時間」や「園の立地」といったハード面を重視しつつも、「園や保育者の雰囲気」「保育内容」といったソフト面にも関心を寄せる家庭が多いように感じます。
詳しく紹介していきます。
保育時間

標準保育時間内で送迎でき、延長保育料金がかからない園を選びました
7:00~18:00前後に標準保育時間を設定している園が多いですが、7:15~18:15、7:30~18:30など園によって若干違いがあります。
延長保育は別途料金がかかるため、なるべく標準時間内で送迎ができる園を選ぶという家庭は多いです。
また、お仕事の都合でお迎えが遅い時間になってしまうご家庭は、延長保育の時間に合わせて園を選ぶということもあります。
家から近い

雨の日や雪の日に送迎することを想定し、送迎しやすい自宅から近い園を希望しました
送迎は毎日のことなので、負担を減らすために自宅から近い園を希望するご家庭は多かったです。
悪天候でも送迎がしやすいのは助かりますよね……!
送迎ルートから大きく外れない

電車通勤なので、自宅から駅に向かうまでの間にある園を希望しました
駅から近い保育園で働いていたときは、電車通勤でお仕事に向かうご家庭、駅の近くの職場で働いているご家庭が多かったので、通勤ルート上にあるということも大きなポイントであると感じます。
筆者の子どもも求職中で保育園に入園しましたが、電車通勤を想定していたため、自宅から駅へのルート上にある園を選びました。
想定している送迎方法が可能か

都心部では駐車場がない園もあるため、駐車場があり車での送迎が可能な園を選びました
徒歩や自転車での送迎は多くの園で対応していますが、特に都心部は駐車場がないケースが多く、車での送迎がしにくい園もあります。
車での送迎を検討している場合は、駐車場の有無を確認しておきましょう。
また、ベビーカー置き場や駐輪場の場所なども、見学のときに見ておけると安心です。
保育園や保育者の雰囲気

見学のときに先生も子ども達も明るくて楽しそうだったことが印象に残っていて、安心して預けられそうだと思い希望しました
見学したときの印象の良さで入園を希望してくださるご家庭も多くいらっしゃいました。
筆者も保護者の立場で複数の保育園を見学しましたが、園によって雰囲気が全然違います。
ぜひ園見学に足を運んで、直接保育者や子ども達の様子を見てみてくださいね。
保育内容(カリキュラムや習い事)

英語や体操などのプログラムが充実していて、いろいろな経験ができそうだったので申し込みました
「習い事をしたいけど、送迎の時間がない……」というご家庭も多いので、保育園内で英語やリトミックなどのプログラムを実施している園も人気です。
また、通常の保育時間とは別に、希望者のみ園内でピアノなどの習い事ができる園もあります。
持ち物の量

オムツのサブスクがあるなど、持ち物の荷物の量が少ない園を選びました
「持ち物の量が多いと準備に時間がかかってしまい大変」という声もよく聞きます。
布団の持ち帰りやサブスクサービスの有無を重視する方もいました。
保育園の情報収集をしよう

希望条件が固まったら、実際に保育園の情報収集をしてみましょう。
候補園リストを作るのがおすすめ
希望条件に合う保育園をいくつかピックアップして候補園リストを作成するのがおすすめです。
保育園のウェブサイトに記載されていることが多い内容を中心に、リストの項目を設定した表を記載しましたので、参考にしてみてください。
| A園 | B園 | C園 | |
| 施設形態 | 認可保育園 | 小規模認可保育園 | 認定こども園 |
| 定員 | 60名 | 19名 | 130名 |
| 交通手段と所要時間 | 徒歩10分 | 徒歩5分 | 自転車10分 |
| 保育時間(延長保育) | 7:00~18:00 (18:01~20:00) | 7:00~18:00 (18:01~19:00) | 7:00~18:00 (延長なし) |
| 保育方針・保育内容 | 英語やリトミックの カリキュラムあり | 家庭的な雰囲気で 安心して過ごす | モンテッソーリ教育 |
| 園の魅力 | 幼児クラスからは 園内の習い事に通える | 自宅から近い | モンテッソーリ教育が 良さそう 園庭がある |
| 気になるところ | 園の近くに 急な坂がある | 園庭がない 2歳児で卒園 | 家から少し遠い |
このように情報を書き出して比較することで客観視でき、夫婦で相談しやすくなります。
また、情報収集の段階で園の魅力的なポイントや気になるところも併せて書いておくことも、情報の整理に役立ちますよ。
自治体の保育課・福祉課に行こう
お住まいの自治体の保育課や福祉課は、地域の保育園に関する情報が集まっています。
Webサイトやパンフレットを見て調べることもできますが、複雑で分かりにくいことも多いため、入園を検討している段階で話を聞きに行き、不安を払拭しておくと安心です。
指数(点数)の確認
指数(点数)とは、認可保育園の入園選考で用いられる、保護者の就労状況や家庭の状況などを点数化したものです。
就労時間が長いほど点数が高く、夫婦ともにフルタイム勤務の場合は世帯指数が高くなる傾向があります。
また、次のように特定の条件を満たすことで点数が加点されることもあります。
- ひとり親
- 特定の障がいを持つ児童がいる
- 既にきょうだいが園に通っている
- ベビーシッターや認可外保育園の利用実績がある
- 保育園の待機児童
事前にご自身の家庭がどれくらいの指数になるのか、入園のしやすさなどを相談してみると良いでしょう。
先輩パパママの話を聞いてみよう
周りに保育園に預けている先輩パパママがいる場合は、ぜひ話を聞いてみましょう。
園の日常の過ごし方や、保育者の雰囲気など、Webサイトには載っていない生の声を聞くチャンスです。

筆者は住んでいる地域のママ友がいなかったので、園の口コミを集めた情報サイトを参考にしました!
候補の保育園を見学しよう

情報収集で候補が絞れたら、実際に園を見学してみましょう。
保育園の見学と申し込み方とポイント
見学は必ず事前予約が必要です。
個別や少人数で日常的に対応する園もあれば、指定の日時に数十人規模の説明・見学会を開催する園もあり、形態はさまざまです。
特に、4月入園の申し込み手続きが始まる前の時期にあたる9~11月頃は見学の予約が埋まりやすいので、早めに見学を申し込んでおきましょう。
申し込み方法は電話、メール、予約フォームなどがありますが、筆者のおすすめは電話です。
スムーズにやりとりができれば、すぐに予約をとれることと、電話対応の様子から園や保育者の雰囲気が分かりますので、特に指定がない場合はぜひ一度電話を入れてみてくださいね。
電話(時間帯・話す内容など)
電話をかけるおすすめの時間帯は、次の時間帯です。
1番おすすめの時間帯は子ども達がお昼寝をしている13:30~15:00頃です。
お昼寝の時間以外には職員がそろっている時間帯である10:00~11:00頃、15:00~16:00頃も、対応しやすい時間帯ですよ。
保育園の勤務はシフト制なので、朝の9:00頃までと16:00以降は職員がそろっていないことも多く、担当者が不在の場合もあるので避けた方が良いでしょう。
電話をかけるときには「こちらの保育園(こども園)への入園を検討しているのですが、見学はできますか?」と伝えれば大丈夫です。
その後は職員に聞かれたことを答えていきましょう。
- 保護者やお子さんの氏名
- お子さんの月齢や生年月日
- 保護者の電話番号
- 入園の希望時期(来年度の4月から など)
また、日程や持ち物を伝えられるため手元にメモを用意してから電話をしてくださいね。
メール
園のWebサイトに「メールで見学申し込みができます」と記載されているメールアドレスが掲載されている場合は、メールで問い合わせられます。
件名に「保育園見学希望」と明記し、本文には次の内容が記載されているとスムーズです。
- 保護者の氏名
- お子さんの生年月日
- 希望の入園時期(来年度の4月から など)
- 保護者の電話番号・メールアドレス
- 見学の希望時期・時間帯
- 何人で見学する予定か(母と子ども1人 など)
予約フォーム
最近ではWebサイトに予約フォームが用意されている園も増えています。
指示に従って必要事項を入力しましょう。
予約が完了したら予約確認メールが届くかを確認し、届かない場合は園に予約ができているかを問い合わせると安心です。
見学時の持ち物や服装
- A4サイズの書類が入るかばん
- A4クリアファイル
- メモ帳
- 筆記用具
- カメラ(許可を得てから)
- 子どものおむつや着替え
- 飲み物
- スリッパや上履き(必要があれば)
見学では園のパンフレットをもらうことがあるため、A4サイズが入るくらいの少し大きめのかばんやクリアファイルを持っていくのがおすすめです。
服装はスーツのような改まったものではなく普段着で大丈夫ですが、動きやすく清潔感のある服装が良いでしょう。
事前に聞きたいことを整理しよう
見学当日に慌てないよう事前に聞きたいことをメモにまとめておきましょう。
「保育方針について詳しく知りたい」「延長保育の利用状況はどうか」「アレルギー対応は具体的にどのようにしているの?」など、Webサイトなどに記載されていなかったこと、情報収集したときに疑問に思ったことを準備しておくのがポイントです。
見学でチェックしたいポイント
情報はWebサイトで集められても、実際の雰囲気や細かな設備は見学でないと見られないので、ぜひチェックしましょう!
保育園の申し込み手続きをしよう

見学を終えて入園したい園が決まったら、いよいよ申し込みです。
申し込み手続き先は?
認可保育園は居住自治体、認可外保育園は園に直接申し込みます。
認可保育園は居住自治体を通じて申し込み
認可保育園は、お住まいの自治体の保育課や福祉課を通じて申し込みます。
必要書類を揃え、入園希望時期によって決められた期間内に提出が必要です。
認可外保育園は園に直接申し込み
認可外保育園は、各園に直接申し込みます。
見学時に申し込み方法や必要書類を確認しましょう。
入園申し込み手続きの時期は?
多くの場合、翌年度4月入園の申し込みは前年の秋頃(9月~11月頃)に行われます。
途中入園の場合は、空きがあれば随時募集していることもあります。
自治体や入園を希望する園のWebサイトを確認してみましょう。
必要な書類の確認
- 保育所等利用申込書:園の利用を希望する旨を申請する基本的な書類
- 保育所等利用に関する確認書:重要事項の説明を確認・同意する書類
- 保育の必要性を証明する書類:就労証明書、診断書、求職活動申告書など
- 世帯の状況を証明する書類:住民票、課税証明書など
- 個人番号(マイナンバー)確認書類
- 子どもの健康状況に関する書類:保護者記入の申告書、診断書など
必要な書類は自治体によっても異なり、保育園を利用する要件(就労、療養、産前産後など)によっても違います。
保護者が自分で記入をする書類のほかに、住民票やパパやママの職場に書いてもらう就労証明書などが必要なため、時間がかかることも多いです。

我が家は入園希望の数か月前に市外から転入したのですが「前年度の課税証明書を以前住んでいた自治体から取得してください」と言われ、車で2時間かけて取りにいきました……
郵送でも申請可能なことが多いので、確認してみてくださいね
申し込み直前で慌てないように必ず事前に確認し、余裕を持って準備しましょう。
保育園の結果通知が届いたら

申し込みが終わると、いよいよ結果通知です。
結果通知で確認するポイント
結果通知が届いたら、次の内容を必ず確認しましょう。
内定か不承諾か
まずは内定(入園決定)なのか、不承諾(入園不決定)なのかを確認します。
不承諾の場合は保育所入所不承諾通知が届きますが、次のような場面で必要になるため、必ず保管しておきましょう。
- 育児休業の延長申請
- 他の保育サービスの利用(認可外保育施設やベビーシッターなど)
- 認可保育園の二次募集への応募
入園が決定した保育園名と場所
内定の場合はどの保育園に入園が決定したのか、園の名称と場所を確認しましょう。
特に、近隣に同じ系列の保育園がある場合は「〇〇保育園△△園」「〇〇保育園××園」など、似ている園名であることが多いため、気をつけてくださいね。
入園説明会や面談の日程
入園が決定すると、入園説明会や面談の日程が案内されます。
説明会や面談に、連絡せずに参加しない場合は入園が取り消しになる場合があるので、必ず参加しましょう。
提出書類や準備物の確認
入園説明会のときに保育園に提出する書類や、持ち物のお知らせがあります。
確認して準備をしておきましょう。

分からないことがあるときには、内定している園に直接問い合わせて大丈夫です!
不承諾だった場合の対応
- 二次募集の確認:二次募集があるか、ある場合は申し込みの日程の確認
- 認可外保育園の検討:認可外保育園であれば随時申し込みが可能な場合が多い
- 情報収集の継続:途中入園や翌年度の再チャレンジに向けて情報収集をする
不承諾だったときも、諦めずに情報収集を続けましょう。
認可保育施設だけでなく、認可外保育施設や一時預かり、ベビーシッターを活用するのも方法のひとつです。
内定は辞退できるの?
内定を辞退することは可能ですが、ペナルティとして次回保育園を申し込むときに、世帯指数から大幅に点数を減らされる場合があります。
そのようなリスクもあることを知ったうえで、辞退する場合は速やかに自治体や園に連絡しましょう。
入園説明会・面談に参加する
入園が決定したら、指定された日程で入園説明会や面談に参加します。
園生活の具体的なルールや流れ、持ち物、緊急時の連絡方法などが説明されるので、疑問点があれば積極的に質問しましょう。
また、保育士からお子さんの様子について、いくつか質問されることがあります。
- 既往歴
- アレルギーの有無
- 配慮が必要なこと
- 普段の自宅での様子
- お子さんの性格
- 離乳食の進み具合
事前に伝えておきたいことがあれば、スムーズに伝えられるようにメモに書いておくこともおすすめです。
入園準備やることリスト

入園日が近づいてきたら、いよいよ準備に取り掛かりましょう!
保育園グッズの購入・作製
入園説明会でもらった持ち物リストを参考に、必要なものを揃えていきます。
子どもが使いやすいものを用意しよう
自分で開け閉めしやすいバッグ、着脱しやすい洋服など、子どもの発達や個性に合わせて使いやすいものを選んであげましょう。
細かい飾りなどは使用するなかで外れてしまうこともあるので、装飾の少ないシンプルなものがおすすめです。
お子さんの好きな柄やキャラクターのものを揃えると「自分のものだ!」と分かりやすいですよ。

息子は電車が大好きなので、電車の柄で揃えました!
洋服はサイズ・装飾・着やすさに注意
「すぐに大きくなるから、大きめのサイズを用意したい」という気持ちは分かりますが、引きずったりお友達に踏まれたりして、転倒の原因になることがあります。
なるべくぴったりのサイズのものを用意するか、大きいものは裾上げをしておくと安心です。
フードや紐などの装飾は、遊具や他のお子さんに引っかかったり、首を絞めてしまったりと、窒息事故につながる恐れがあるため、お休みの日に楽しみましょう。
また、デニムなどの伸びにくい生地は、お子さんが自分で着脱するのが大変です。
お子さんの自主性を育てるためにも、保育園用にはぜひ伸縮性のある生地の洋服を用意してくださいね。
名前は大きくはっきり見えるように
持ち物にはすべて子どものフルネームを大きく、はっきりと記入しましょう。
保育園は集団生活の場で、お子さんと同じ洋服やタオルを持っているお友達もいるため、しっかり記名をしましょう。
慣らし保育に合わせて有休休暇の取得
慣らし保育は数時間から始まるため、特に最初の数日はあっという間にお迎えの時間になってしまいます。
ママの負担が増えてしまうので、パパも慣らし保育の期間に有給休暇を取得できるように、早めに会社に相談・調整するのがおすすめです。
慣らし保育の間に支度に慣れておくと、通常の保育が始まったあとに慌てずに済みますよ!
慣らし保育は子どもが園に慣れる準備期間

慣らし保育とは、入園後に子どもが新しい環境に無理なく慣れるための準備期間のことです。
最初は1時間程度からスタートし、徐々に預かり時間を長くしていきます。
特に慣らし保育の最初はお迎えの時間が早く、園によってはお子さんと一緒に保育園で遊ぶ期間を設けているケースがあるので、事前にスケジュールを調整しておく必要があります。
期間は1~2週間程度であることが多いですが、お子さんが全く水分や食事をとれないなどの場合には慣らし保育を延長したり、最初は希望の保育時間よりも短時間での預かりをお願いしたりするケースもあります。
入園後のパパのスケジュール

入園後の1番の変化は毎日の保育園の準備と送迎です。
朝は保育園に必要な着替えやオムツなどを用意して、登園時間に間に合うように子どもの食事や着替えなどの支度を済ませます。
0歳児~2歳児クラス頃までは、連絡帳がある園も多いです。
指定の様式に従って、お子さんの様子を記入しましょう!
- 健康状態(鼻水が出る・お腹がゆるい など)
- 睡眠時間
- 排便の時間や回数
- お迎えに来る人・時間
送迎は「送りはパパ、お迎えはママ」などと夫婦で分担したり、どちらかが担当したりと、家庭によってさまざまです。
勤務時間や通勤時間長さによってはパパが担当できないこともあるかもしれませんが、送迎を担当してくれる家族に日頃から感謝の気持ちを伝えたり、パパが担当できそうなときには積極的に送迎をしたりしてみてくださいね。
日常の送迎のほかに、数か月に1回程度、園の行事が開催されることがあります。
運動会や発表会などの園の行事は、子どもの成長を実感できるチャンス。
保育園は働いているパパやママが多いことから、行事が土曜日に設定されることも多いので、ぜひスケジュールを調整して参加してみてくださいね。
入園前にママと相談したいこと
保育園入園、ママの復職は家庭の大きな変化です。
家事や子育て、お子さんの体調不良時の対応など、事前に相談しておくと安心です。
送迎や家事について
送迎の担当、時間、通園方法など、毎日の対応をママと一緒にシミュレーションしてみましょう。
送迎のほかにも、家事の分担や効率化について、事前に話し合うこともおすすめです。
仕事と家事、子育ての両立は想像以上に大変なので、時短家電や宅食などの便利なサービスの利用を検討しても良いかもしれません。
体調不良の欠席や早退の対応
入園して最初の1年程度は「保育園の洗礼」と呼ばれ、発熱などの体調不良が多い時期です。

筆者の子ども達も、入園から最初の1年程度は毎月1回以上は体調を崩し、1か月に3日以上は休んでいます……
園によってルールは異なりますが、24時間以内に37.5℃以上の発熱、2回以上の嘔吐や下痢があると登園できないなど、一度体調を崩すと数日登園できないことも多いため、パパやママのどちらかだけで対応すると非常に負担がかかります。
もし欠席や早退をする場合は誰が対応するのか、連絡体制はどうするかなど、ママと確認しておきましょう。
どちらかだけに負担がかからないよう、協力して対応することが大切です。
病児保育・ファミサポに登録
お仕事をしていると、お子さんの体調不良のときに「どうしても休めない」「この日はどうしても遅くなりそう……」という日があるかもしれません。
そのときのために、病児保育やファミリー・サポート・センター(ファミサポ)への登録を済ませておくことがおすすめです。
仕事が始まると忙しいですし、登録から利用開始までに時間がかかるケースがあるため、早めに申し込んでおきましょう。
筆者も2つの自治体でファミサポの登録をした経験があり、こちらの記事で制度の概要や利用までの流れを解説していますので、ぜひお読みください。
元保育士ママのリアルな保育園選び体験談(2児ママのケース)

この章では、筆者の保育園選び体験談を紹介します。
保育園の入りやすさは地域によって事情が異なりますが、筆者が住む地域は「周辺の自治体に比べると保育園に入りやすい」と言われている、関東の自治体です。

1人目は2020年5月生まれ、2人目は2024年2月生まれ。
2人とも筆者が専業主婦で「求職中」の要件で保育園に入園しました。
1人目は1歳児クラスで途中入園|選択肢はわずか2園だけ
1人目が2歳になる少し前に転勤をしたのですが「新しい環境にも慣れてきたし、仕事をしたいな」と感じた、2歳3か月のタイミングで1歳児クラス入園に向けて動き出しました。
動き出したのが8月中旬、9月上旬までに申し込み手続きを済ませれば10月に入園できるタイミングだったので、急いで準備を開始。
ただ、一般的に1歳児クラスは0歳児クラスから持ち上がりの園児も多いため、入園枠が多い0歳児クラスより入園しにくく、保育園入園は激戦と言われる学年です。
途中入園で1歳児クラスということもあり、すでに入園できる枠がない園も多く、近隣で枠が空いていたのは2園のみ。
お盆期間は登園するお子さんが少ないため、お休みをとる先生も多いだろうと予想し、お盆期間を過ぎたあたりに電話をして見学の予約しました。
2園とも2歳児まで在籍できる小規模認可保育園で、自宅からの距離も徒歩15分程度でしたが、大きく異なったのは保育方針です。
| A保育園 | B保育園 | |
| 保育方針 | 子ども達の自主性を大切に、安心してのびのび過ごす | さまざまな経験を積めるように複数のカリキュラムを導入 |
| 保育内容 | 自由遊びが中心 ・近隣の公園などへ散歩 ・感覚遊び(絵の具、寒天など) ・野菜栽培 | 自由遊びもあるが、週1回英語やリトミックの時間がある モンテッソーリ教育の教具(おもちゃ)で遊ぶことも |
A保育園は特定のカリキュラムはないものの、子どもが興味を持ったもので集中して遊べる環境を整えている園、B保育園は英語とリトミックを週1回、外部講師を招いて行っている園でした。
我が家は「幼児期は自分の好きな遊びや興味がある遊びを中心に、集中して遊び込む経験をしてほしい」と考えています。
2園を見学し、子どもが好きな遊びに集中できる環境設定を大切にしていることと、想定される通勤経路上にあるほうがお迎えが楽だろうを感じて、A保育園を希望して入園申し込みを行いました。
申し込んだ園は2年前に新設されたばかりで、1歳児クラスに複数の空きがあったこともあり、無事にA保育園に入園!

結果的に子どもも楽しく保育園に通うことができ、2歳児クラスでの卒園までお世話になりました!
2人目は0歳児クラスで途中入園|6園を見学後に希望の園へ入園
2人目の妊娠・出産に伴って退職をしましたが「保育園に預けて仕事をしたい」という気持ちは持っていました。
しかし、2人目は早生まれのため、1番入園しやすいと言われる0歳児クラスの4月入園が難しい状況です。
ここ数年は夏頃までは0歳児クラスの空きがあったものの、近隣で保育園入園希望を出す家庭が増えたのか、0歳児クラスの空き枠はほとんどありませんでした。
ただ、私は育休中ではないため指数が低く、自治体に相談に行ったときに「求職で1歳児4月は難しいと思う。今から希望する園に待機希望を出せば、もし0歳児クラスが空いたら入園できるし、1歳児クラス4月入園の場合でも待機の加点が入るので、少し指数が上がると思う」とアドバイスを受けました。
相談した当時は、2人目が生後3か月のタイミングだったので「まだ小さいしなぁ」と、すぐに入園申し込みをする気持ちにはなれなかったのですが、今後を見据えて近隣の保育園6園の見学へ。
1人目のときに見学したのは小規模認可保育園のみでしたが、今回は5歳児クラスまで預かっている認可保育園も見学しました。
5歳児クラスまである認可保育園は園の定員数が多くにぎやかで、設備が整っている園も多く、大きなプールや広い園庭なども魅力的。
6園それぞれ保育方針が違い「我が家と近い考えだな」と思う園もあれば「ここはちょっと違うかも」と思う園もあり、ひと通り見学して1番入園したいと思ったのは1人目でもお世話になったA保育園でした。

上の子が通っていて先生方を知っているので安心なこと、上の子の幼稚園の送迎ルートから大きく外れないことがポイントでした
見学を終えて1か月ほど経った8月、なんとA保育園に空きが出たのです!
「これはチャンス!!」と思い、入園準備を一気に進めました。
私が求職中で世帯指数が低いので「同じタイミングで育休中の方がいたら絶対に入園できない……」と、ダメもとで申し込みましたが、他に希望者がいなかったようで無事に入園できました。
私が園選びで重視したポイントは「保育方針」

私が1番重視したのは保育方針です!
もちろん立地や設備なども大切ですが、小学校へ入学するまでの間、たくさん遊ぶ経験をしてお友達との関わりや、興味の幅を広げてほしいというの我が家の子育て観です。
そのため、プログラムが多い保育園よりも日常の遊びを大切にしていて、子ども達が遊びに熱中できるように工夫している園に入園させたいという判断にいたりました。
また、見学のときに子ども達の表情が明るく、先生達の関わりもていねいだと感じたことも大きいです。
ここまで良いところばかり挙げてきましたが、駐車場の周辺の道が細い、ベビーカー置き場に屋根がないので雨ざらしになるなど、ちょっとした我慢ポイントもあります。
完璧な保育園に出会うことは、どの家庭でもなかなか難しいことかもしれません。
優先順位をしっかりと決め、大切にしたい価値観を軸に保育園を選ぶことが大切だと感じます。
まとめ
はじめての保育園入園は、分からないことだらけで不安に感じるかもしれません。
私は保育現場で働いていましたが、事務的な手続きの業務経験はなかったため、情報収集をするなかで「うちの世帯指数や保育料ってどのくらいなの?」「手続きや必要書類が多くて分かりにくい!」と感じたことがあります。
しかし、自治体の職員の方はていねいに教えてくれたので、とても安心しました。
保育園の入園を検討し始めたタイミングで、早めに自治体の保育課へ足を運んでみることがおすすめです。
また、保育園選びの価値観は家庭によってさまざま。
パパとママの間でも意見が一致しないこともあるかもしれませんが、保育園選びを通してお互いの子育て観をじっくりと話し合うチャンスです。
「どんな保育園に預けたいか」を夫婦でじっくり話し合い、実際に足を運んで見学してみましょう。
保育園入園は復職など家庭の変化も多いタイミングですが、家族で協力して乗り越えていきましょうね!
