衣類のお洗たく術
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ワイシャツ・ズボンのアイロンがけ|基本の使い方から練習のコツまでやさしく解説

yukako
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アイロンがけって、家事初心者にはハードルが高く感じるものですよね。

パパ
パパ

服を焦がしちゃったらどうしよう?
不器用な自分でもできるかな…?

そんな不安を抱えるパパも多いのではないでしょうか。

この記事では、「アイロンをほとんど使ったことがない」という方でも安心して取り組めるように、基本からわかりやすく解説します。

シワが伸びる仕組みやアイロンの基本機能、温度の選び方はもちろん、ワイシャツやズボンをきれいに仕上げる手順を画像付きで紹介。

さらに、初心者でも取り入れやすい練習ステップや、子育て中でも安心して使える時短テクニックもまとめています。

この記事を読むと分かること
  • アイロンでシワが取れる仕組み
  • 基本の使い方と操作のポイント
  • ワイシャツ・ズボンの正しいかけ方
  • 失敗しにくい練習のコツ
  • 子育て中でも安全にできる工夫
  • よくあるトラブルと対処法

「清潔感・きちんと感」を簡単に出せるのがアイロンがけの魅力。
この機会に、基礎から一緒にマスターしてみませんか?

【洗濯の仕方】基本マニュアルは、こちらからご覧ください。

ABOUT – 当記事の執筆者

ユカコ(主婦6年/子育て2年)
2歳の娘と4歳の犬と暮らすママ。
家事初心者だった夫が洗濯に挑戦する姿をきっかけに、同じようなパパの力になれたらと思い、家事情報を発信しています。

Contents
  1. アイロンの基本知識|仕組み・スチーム・温度設定を理解しよう
  2. アイロンをかけていい服・ダメな服の見分け方
  3. 初心者でも安心!アイロン前の準備チェックリスト
  4. アイロンがけの工夫とコツ
  5. アイロンの基本の使い方と操作手順
  6. スチームアイロンの使い方と注意点
  7. ワイシャツ・ズボンのアイロンがけ実例
  8. 初心者向け!簡単アイロン練習ステップ
  9. 失敗しないための知識と対処法
  10. よくある質問Q&A
  11. まとめ

アイロンの基本知識|仕組み・スチーム・温度設定を理解しよう

パパ
パパ

アイロンってどうしてシワが伸びるの?
スチームとドライって何が違うの?

そんな疑問に、まずは基本からわかりやすく説明します。

アイロンの仕組み ― なぜシワが伸びるのか?

アイロンは “熱” と “圧力” を使って衣類のシワを伸ばす家電です。

中にヒーターが入っていて、電気で温めると底面(かけ面)が高温になります。
この熱を使って布を押さえることで、繊維のシワがほぐれて平らになる、というのが基本の仕組みです。

ドライとスチームの違い

家庭用アイロンの多くには、「ドライ」と「スチーム」という2つのモードがあります。

その違いは「水を使うかどうか」です。

『ドライ機能』と『スチーム機能』の違い
  • ドライ機能:熱だけでシワを伸ばす
  • スチーム機能:水蒸気+熱でシワを伸ばす

熱だけでシワを伸ばす「ドライ機能」

ドライ機能とは、熱だけでシワを伸ばすモードです。

アイロン面の温度だけで仕上げるため、テカリや焦げには注意が必要ですが、仕上がりはパリッとします。

ドライ機能が向いている衣類
  • シルクやウールなど水に弱い素材
  • 折り目をしっかりつけたい服

水蒸気を利用する「スチーム機能」

スチーム機能とは、水をアイロン内部で加熱して水蒸気(スチーム)として噴出させる機能です。

水蒸気により繊維が柔らかくなり、シワが伸びやすくなります。
また生地を傷めにくく、ニオイ対策や除菌効果を加えられるというメリットもあります。

スチーム機能が向いている衣類
  • 綿や麻など、シワがつきやすい素材
  • スーツやコート(蒸気を当てるだけでOK)
パパ
パパ

霧吹きでも水をかけるけど、スチームと何が違うの?

ママ
ママ

水分で繊維を柔らかくするのは同じ。
でも、スチームは高温の蒸気だから、頑固なシワには断然スチームがおすすめ!

衣類別の適正温度と注意点

アイロンには温度設定がありますが、これを間違えると大失敗につながります。

衣類に合った「適正温度」を知っておくことが大切です。

ママ
ママ

温度が高すぎると「焦げ・テカリ・縮み」の原因に。
逆に低すぎるとシワが伸びない…
だから、温度設定はとっても大事なの!

適正温度は、衣類の洗濯表示にある「アイロンマーク」で確認できます。

表示マーク温度設定主な対応素材
●(1つ)低温(110℃まで)シルク・ナイロン・アクリルなど
●●(2つ)中温(150℃まで)ポリエステル・レーヨンなど
●●●(3つ)高温(200℃まで)綿・麻など
×(バツ)アイロン禁止加工品や熱に弱い素材など

アイロンをかけていい服・ダメな服の見分け方

パパ
パパ

この服、アイロンかけていいのかな?

こんな風に迷うこと、ありますよね。
ここでは、アイロンがけに向いている服と、注意が必要な服をわかりやすく紹介します。

アイロンをかけると良い衣類

アイロンをかけることで、清潔感&きちんと感がアップします。
さらに、生地が整って長持ちしやすくなる効果も。

特に次のような衣類は、アイロンがけがおすすめです。

アイロンがけのおすすめ衣類
  • 綿や麻のシャツ、ハンカチ など
  • ワイシャツ・ブラウス
  • スーツやスラックス(ズボン)
ママ
ママ

ワイシャツはもちろん大事。
でも実は、綿や麻のシャツやハンカチもアイロンをかけると、清潔感がグッと変わるのよ!

アイロンをかけてはいけない衣類

ただし、すべての服にアイロンがけができるわけではありません。

衣類の「洗濯表示マーク」に注目しましょう。
もしアイロンマークにバツ(×)がついている場合は、アイロン禁止です。

必ず洗濯表示を確認してからアイロンをかけるようにしましょう。

初心者でも安心!アイロン前の準備チェックリスト

アイロンがけを始める前に、必要なものをしっかりそろえておくと安心です。
ここでは、基本アイテムとあると便利なアイテムを紹介します。

揃えておきたい基本アイテム

必ず準備するもの
  • アイロンをかける衣類
  • アイロン本体
  • アイロン台
必要に応じて準備するもの
  • 水(スチーム用)または霧吹き
  • あて布
  • ハンガー

アイロンとアイロン台は必須ですが、それ以外は衣類の種類に合わせてそろえればOKです。

当て布の役割と使い方

あて布(当て布)とは、衣類とアイロンの間に1枚はさむ布のこと。
デリケートな素材やプリント入りの服、テカリやすい生地を守るために欠かせません。

当て布をするメリット
  • 焦げ付き防止で衣類を長持ちさせられる
  • 熱が直接当たらないので「テカリ防止」になる

特別な布を買わなくても、薄手のハンカチ・ガーゼ・手ぬぐい など身近なもので代用可能です。
もちろん、100円ショップなどで専用のメッシュタイプを買うのも手軽で便利!

ママ
ママ

アイロン初心者さんは、あて布を使うと失敗がグッと減るからおすすめよ!

アイロン台や場所選びのポイント

アイロン台は仕上がりの良さと安全性に直結します。
一言で「アイロン台」といっても、形や高さにいろいろな種類があります。

アイロン台の形の種類
  • 人体型
    → 人の胴体を模した形。シャツの袖や襟に便利
  • 舟形
    → 広い面をアイロンがけしやすい。万能タイプ
  • 袖口用
    → 小型で袖口など細かい部分に特化
アイロン台の高さの種類
  • 立って作業しやすいタイプ
  • 卓上タイプ(コンパクトで手軽)
  • 座って作業しやすいタイプ

収納性も工夫されていて、折り畳み式が基本。
中には「壁掛け式」で、使うときだけ引き出せる省スペースタイプもあります。

カバーの重要性

アイロン台のカバーは「熱効率」と「滑りやすさ」に直結します。
綿やアルミコーティングの素材がおすすめです。

カバーが汚れたり、破れたり、クッションが薄くなると仕上がりが悪くなる原因に。
市販のカバーはサイズさえ合えば交換可能なので、必要に応じて取り替えましょう!

アイロンがけの工夫とコツ

アイロンは高温を扱うため、火傷・焦げ付き・火災といったリスクが伴います。
特に小さな子どもがいる家庭では、安全対策を徹底することが何よりも大切。

ここでは、子育て中のパパでも安心して使える「安全対策」と「時短の工夫」をまとめました。

子どもがいる家庭での安全対策

熱いアイロンやコードは、子どもにとって大きな危険です。
事故を防ぐために、次のポイントを意識しましょう。

具体的な安全対策
  • 子どもを立ち入らせない(別室で遊ばせる/ベビーゲートで区切る)
  • アイロン台を安定させる(ぐらつきや足元の確認)
  • 使用後は十分に冷ましてから収納
  • 自動オフ機能を活用(一定時間操作がないと自動で電源が切れる機能)

作業中はどうしても集中してしまい、気づいたら子供がそばに・・・なんてことも。ベビーゲートやドアを閉めるなどして物理的に区切るなど、安全確保の徹底が基本です。

また、火災リスクを減らすためにも、使用後は十分冷ました後に収納し、自動オフ機能も活用するよう心がけましょう。

アイロンの収納は湿気を避け、安定した場所へ。
コードは束ねて本体に固定できるタイプであれば、絡まりを防ぎ見た目もすっきりしますよ。

ママ
ママ

スチームアイロンはタンクに水を残したままだと、カビや故障の原因になることも。
必ず水を抜いてから保管してね。

途中で中断・再開するときの注意点

子育て中は「途中で呼ばれる」ことがよくありますよね。
そんなときのポイントをまとめました。

  • 中断時:
    • 電源を必ず切る
    • スタンドや耐熱マットに安定して置く
    • 子どもの手が届かない場所に移動する
  • 再開時:
    • 電源を入れ直し、温度がしっかり上がるのを待つ
    • 低温のまま使うと仕上がりが悪く、生地を傷める原因に

焦らず、必ず適温まで予熱してから再開するのが鉄則です。

忙しい方におすすめ!時短アイロン術

パパ
パパ

子どもがいると、ゆっくりアイロンなんて無理だよ…

そんなときは、分割アイロンがおすすめ!
10分だけでも空いた時間に、袖や襟など部分ごとにかけておくだけで、清潔感はぐっと変わります。

そのほかにも、育児とアイロンがけ両立させるためのポイントをご紹介します。

育児とアイロンがけ両立させるための工夫
  • まとめてかける:週末などに一気に仕上げると効率的
  • 高温 → 低温の順にかける:綿など高温素材から始めると温度調整の手間が減る
  • 繊維の方向に沿ってかける:一度でシワが伸びやすく、回数が減る
  • 干し方を工夫する:脱水後に軽く振って形を整えて干すと、アイロン時間を短縮できる

こうした工夫を取り入れることで、育児の合間でも「短時間&安全」にアイロンがけができます。

アイロンの基本の使い方と操作手順

パパ
パパ

高温で衣類を焦がしたらどうしよう…

そんな不安を感じるパパも多いと思います。

でも大丈夫。手順をおさえれば、誰でもきれいに仕上げられます!
ここでは、基本の8ステップを順番に解説します。

基本の8ステップ

ママ
ママ

濡れたままアイロンをかけるのはNG!
かえってシワが増えることもあるから気をつけてね。

アイロンがけの基本手順
  1. 電源を入れて温度を選ぶ
  2. しっかり予熱する
  3. 衣類をアイロン台に乗せる
  4. スチーム or ドライを選ぶ
  5. 適正温度になったアイロンを衣類の上に置く
  6. もう片方の手で生地を伸ばしながらゆっくり動かす
  7. 一面のシワが伸びたら、必要な部分を繰り返し仕上げる
  8. アイロンが冷めたら再加熱を待つ

1.電源を入れて温度を選ぶ

衣類の洗濯表示(アイロンマーク)を確認して、適切な温度にダイヤルを合わせます。

ママ
ママ

洗濯表示が読めないときは「中温」を選ぶと安心だよ。

2.しっかり予熱する

設定した温度になるまで1〜2分待ちます。
多くのアイロンにはランプがついているので、ランプが消えたら準備OK。

3.衣類をアイロン台に乗せる

シワを伸ばしたい面を広げ、手で軽くシワを整えておきましょう。

4.スチーム or ドライを選ぶ

衣類に合わせて、アイロンの「スチーム」「ドライ(スチームなし)」を選びます。

  • 綿や麻 → スチームモード(頑固なシワに強い)
  • デリケート素材や仕上げ → ドライモード(テカリ防止)

5.衣類にアイロンを置く

温度が安定したら、軽く押さえるように置きます。
強く押しつけず、必要ならあて布を使いましょう。

6.生地を伸ばしながら動かす

空いている手で衣類を軽く引っぱりつつ、アイロンを一方向にスーッと滑らせます。
前後にゴシゴシせず、ゆっくり丁寧に。

7.一面ごとに繰り返す

一面のシワが伸びたら、衣類を動かして次の面へ。
同じ手順で全体を仕上げていきます。

8.温度が下がったら再加熱

温度ランプを確認し、冷めていたら再加熱。
シワが全体的に整ったら完成です。

ママ
ママ

「見えるところが整っていればOK!」くらいの気持ちで大丈夫。
完璧を目指さず、まずは気楽にやってみよう!

スチームアイロンの使い方と注意点

アイロンは衣類に直接プレスするだけでなく、蒸気(スチーム)でシワを伸ばすこともできます。
特にジャケットやスカートなど立体的な服、デリケート素材にはスチームがけがおすすめです。

スチームがけの基本手順

スチームがけの基本手順
  1. アイロンタンクに水を入れる
  2. 電源を入れて温度を「中温〜高温」「スチームon」に設定する
  3. 衣類をハンガーにかけた状態で、手で軽く引っ張りながら、全体にスチームをあてる

1.水を入れる

アイロンのタンクに水を入れます。

ママ
ママ

機種によっては精製水を推奨している場合があるので、取扱説明書を確認してね。

2.電源を入れて「スチームON」

温度を「中温〜高温」に設定し、スチーム機能をONに。
蒸気が安定するまで数十秒〜1分待ちましょう。

3.衣類をハンガーにかけてスチームをあてる

  • 衣類をハンガーにかける
  • 反対の手で生地を軽く引っぱる
  • アイロンを衣類から2〜3cm離して、スチームを出しながらゆっくり上下に動かす

気になるシワを中心に、全体へスチームを行き渡らせましょう。

後片付け・保管の注意点

スチームがけは、終わった後のひと手間も大事です。

衣類の扱い方
  • スチーム後はすぐに収納せず、5〜10分ほど干して水分を飛ばす
  • 乾いたらハンガーにかけるか畳む
  • 畳むときはシワがつかないように丁寧に折り、重ねすぎないように収納
  • ハンガーは肩幅に合った厚みのあるものを選ぶと型崩れ防止に
アイロン本体の扱い方
  • 使用後はしっかり冷ましてから片づける
  • 風通しの良い安全な場所で冷ます
  • 子どもの手の届かない場所で保管する
ママ
ママ

熱いまま放置すると、火傷や火災の危険があるよ!

ワイシャツ・ズボンのアイロンがけ実例

毎日のように出番がある「ワイシャツ」と「ズボン(スラックス)」。
ここでは、基本的なかけ方を順番に紹介します。

ママ
ママ

アイロンがけに厳密な決まりはないので、「この順番がやりやすい」と思える流れを見つけてね。

ワイシャツ編(基本の順番)

アイロンがけ(ワイシャツ)の事前準備
  • ワイシャツのボタンをすべて外す
  • 必要に応じてあて布を用意
  • アイロンの温度は「中温〜高温」に設定

1.襟(えり)

裏側から広げて、端から中央へ左右対称にプレスします。

次に表側も同じようにかけます。

2.袖とカフス(袖口)

袖口(カフス)は裏→表の順にプレスしていきます。

袖は「片方の裏→表 → もう片方の裏→表」の流れでかけていきます。

袖口の近くは、アイロンの先端を使うとキレイに仕上がります。

3.肩(ヨーク部分)

アイロン台の角に肩のカーブをフィットさせます。

縫い目を引っ張りながら、しっかりシワを伸ばします。
反対側の肩も同じように行います。

4.身頃(前面)

前身頃を広げて、下から上へ滑らせるようにプレスします。

ボタン周りはアイロンの先端を使い、ボタンの際までシワを伸ばします。

パパ
パパ

ボタンにアイロンが触れても大丈夫?溶けたりしない?

ママ
ママ

高温でもボタンが溶ける心配はないよ!
安心して、ボタンのすぐそばまでしっかりシワを伸ばそう。

5.背中(背面)

背中全体を広げ、中央から左右へ向かってプレスします。

面積が広いので、3回くらいに分けてあてるとムラなく仕上がります。

ズボン(スラックス)編

アイロンがけ(ズボン)の事前準備
  • ボタンとチャックを開けておく
  • ズボンは裏返しておく
  • アイロンの温度は「中温〜高温」に設定
  • 軽く霧吹き or スチームで湿らせておくと折り目がつきやすい
  • あて布を用意(濃色やテカリやすい生地には必須)
裏返しでアイロンをかける理由

ポリエステルなどの素材は、直接熱を当てると繊維の表面が平らになり「テカリ」が出てしまいます。
裏側からあてることで、表地を守りながら、ポケットや縫い目のシワも同時に伸ばせます。

1.腰回り(裏返し状態で)

ズボンをアイロン台の角に履かせるように置きます。

ウエストの内側を一周プレスします。

ポケットを引き出し、ポケット部分にもアイロンをあてていきます。

2.わたり部分(裏返し状態で)

両脚を揃えてアイロン台に広げます。

下から上へ縫い目に沿ってプレスしていきます。

ひっくり返したり角度を変えて、4面すべてシワを伸ばします。

3.腰回り(表の状態で)

裏返しを終えたら表に戻します。

アイロン台の先端にズボンを履かせるように置き、立体的にプレスしていきます。

(※画像には、わかりやすくするためあて布を置いていません。表面をあてるときは、素材に応じて使ってください。)

バスタオルを中に入れて、膨らませてからかける方法もおすすめです!

4.裾・センタープレス(折り目)

折り目が曖昧なら、わたり部分をきっちり重ねて折り目を決めます。

ママ
ママ

折り目がどこか迷ったら「縫い目が重なるライン」を基準にすればOK!

裾から太ももまでプレス → 前側とお尻側の両面をしっかりかけていきます。

足を開いて、内側の折り目もかけます。


反対側の脚も同様にかけていきます。

仕上げにズボンを上側にずらして、太もも〜お腹周りをプレスします。

お腹やお尻まわりは立体構造なので、重ねずに片側ずつ丁寧に!

反対の脚も同じ手順で行い、折り目がまっすぐ入ったら全体の完成!

ママ
ママ

スチーム+あて布を使えば、濃色やテカリやすい生地も安心。
焦らず落ち着いて仕上げてね。

初心者向け!簡単アイロン練習ステップ

パパ
パパ

アイロンって難しそう…失敗したら嫌だな…

まずは失敗しても安心なアイテムから練習して、少しずつステップアップしていきましょう。

ステップ1:ハンカチで基本操作に慣れる

まずは「アイロンを持つ・滑らせる」という基本に慣れましょう。
一番シンプルで小さいアイテムなので、失敗もありません。

  • 平らに広げやすく、シワが伸びる感覚がすぐにわかる
  • 失敗の心配もほとんどなし!

ステップ2:厚手の綿Tシャツ(プリント付き)

少し難易度UP!
形を整えながら、アイロンをかける感覚をつかめます

  • 形が大きく、縫い目など少し複雑
  • 綿素材なので失敗しにくく、練習に最適
  • プリント部分には「あて布」をのせてプレスすると安心

ステップ3:ワイシャツで本格スキルを磨く

ワイシャツが上手に仕上げられれば、他の衣類も自信を持ってかけられるようになります。

  • 襟・袖・ボタンまわりなど、細かいパーツが多く難易度高め
  • でも慣れれば「一番アイロン効果が出るアイテム」
  • あて布不要なことが多く、見栄えがぐっと良くなる!
ママ
ママ

最初は「あれ?さっき伸ばしたところがまたシワに…」なんてこともよくあるよ。
でも大丈夫!みんな通る道だから、焦らず気楽に続けてみてね。

失敗しないための知識と対処法

アイロン初心者にとって、一番の不安は「もし失敗したら…」ですよね。

事前に避けるべき素材・トラブルの対処法を知っておけば、慌てず安心して取り組めます。

避けるべき素材・服

アイロンがけに慣れるまでは、以下のような衣類は要注意です。

素材・服の種類よくある失敗注意点・対策
熱に非常に弱い素材
(アクリル、ナイロン、ポリウレタンなど)
熱で溶けたり変形する必ず低温設定+あて布
水滴跡が残りやすい素材
(シルク、レーヨンなど)
水分がシミになる霧吹きは使わない、スチーム控えめ、裏返してかける
プリントや装飾が多い服
(Tシャツのプリント、ビーズ、スパンコールなど)
溶けたり剥がれたりする裏返してかける or あて布を使う。装飾部分は避ける
縮みやすい素材
(ウールなど)
熱や蒸気で縮むあて布+低温+「浮かせスチーム」がおすすめ

「これは難しそう」と思ったら、無理せずクリーニング店に任せるのも立派な選択肢です。

よくあるトラブルと対策

アイロンがけにはいくつかの「困った!」がつきもの。

ここでは、アイロン初心者が直面しやすいトラブルとその原因、具体的な解決策、そして予防策をご紹介します。

トラブルの種類考えられる原因具体的な解決策予防策
衣類が焦げた!・温度設定ミス
・長時間プレス
・あて布なし
軽度(変色程度)
冷水で濡らし軽く叩く。白物なら薄めたレモン汁や過酸化水素水で漂白できることも。
重度(穴が空いた、繊維が固まった)
修復困難→専門店に相談
・適正温度を守る
・アイロンを止めない
・あて布を使用する
衣類がテカった!・表から直接プレス
・あて布なし
ブラッシングやスチーム、必要に応じて酢水や洗剤でケア。(以下参照)・裏がけを行う
・あて布を使用する

衣類がテカってしまった後の対応について、もう少し詳しくご紹介します。

衣類がテカった場合の対処法
  • 衣類用ブラシで繊維を起こす
  • あて布をしてスチームを当て、陰干し
  • 酢水(酢1:水3)を布に染み込ませて軽く叩く
  • ポリエステルならメラミンスポンジや歯ブラシで軽く擦る
  • ウールならおしゃれ着用洗剤で洗い、繊維をふんわり戻す

完全に元通りは難しいですが「目立たなくする」ことは可能です。
状態がひどい場合は専門店へ相談しましょう!

ママ
ママ

アイロンの底面(かけ面)は、普段からキレイにしておくと失敗もグッと減るよ!
焦げ付きや汚れはこまめに落として、滑りを良くしておこう。

よくある質問Q&A

アイロンがけでよくある疑問をまとめました。気になるところをチェックしてみてください!

Q. シワを減らす洗濯・干し方は?

A. 洗濯ネットを使う、脱水は短め、柔軟剤を入れる、干す前に手でシワを伸ばす。
これだけでアイロンがかなりラクになります。

洗濯ものを干すときのコツは、こちらをご覧ください。

Q. しわ取りスプレーは効く?

A. 軽いシワならOK

吹きかけて、手で伸ばせば整います。
ただし、厚手や頑固なシワはアイロンの出番です。

Q. 形状記憶シャツってアイロン不要?

A. 基本は不要

ただし気になるシワが残るときは、洗濯表示を確認してから軽くアイロンをかけてください。

Q. 頑固なシワが取れない!

A. ポイントは「水分+温度」。

霧吹きやスチームでしっかり湿らせ、適温でゆっくり伸ばしましょう。

Q. アイロン台がないときは?

A. 厚手のバスタオルをテーブルに敷けば代用可能。

ただし長時間スチームを使うと家具に悪影響も。
基本は専用台を使用するのがおすすめです。

Q. スチームアイロンが詰まったら?

A. 酢やクエン酸水で内部を洗浄しましょう(説明書を確認してください)。

ママ
ママ

繰り返すようなら、水道水ではなく精製水や軟水を使うと安心です。

Q. アイロンの底が焦げた!

A. 冷めてから重曹や歯磨き粉を布につけてこすり落とします。

焦げの程度によって、こちらの対応方法も試してみて下さい。

  • 軽度 → 布や消しゴムでこする
  • 中程度 → 重曹ペーストや専用クリーナー
  • 重度 → 修理か買い替えを検討

強くこすりすぎると、底に傷がついてしまうので注意!

Q. アイロンってどうやって捨てるの?

A. 多くは「小型家電ごみ」や「不燃ごみ」。

自治体によって違うので、お住いの地区の分別ガイドを確認してください。

Q. 布団にアイロンはダニ対策になるの?

A. 高温スチームである程度は効果あり(ダニは60℃以上で死滅)。

ただし表面だけなので、布団乾燥機や天日干しとあわせて使うと安心です。

まとめ

アイロンがけは一見むずかしそうに見えますが、コツさえつかめば誰でもできる家事です。
むしろ「シワがスーッと伸びて気持ちいい!」と、やってみるとハマる人も少なくありません。

シワの原因やアイロンの基本機能を少し理解して、手順通りにかけていくだけで、ワイシャツやスラックスも見違えるほどピシッと仕上がります。

もちろん、最初はうまくいかないこともあるかもしれません。
でも大丈夫。あて布やスチーム、霧吹きを使えばしっかりリカバリーできます。

まずは一枚のシャツから始めてみましょう。
焦らず、ゆっくりと「シワが伸びる気持ちよさ」を味わえば、きっと――

「アイロン=めんどくさい」から「アイロン=ちょっと楽しい」へと変わるはずです。

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ユカコ
ユカコ
結婚歴6年 / 子育て歴2年 / WEBライター
子供が産まれて初めて家事をするようになったパパ、2歳の娘と4歳の犬と暮らしています。余裕がないママの代わりに、初心者パパが家事育児に率先して参加できるように応援します。普段の家事が苦手な私だからこそ、基本的なことからわかりやすくお伝えできると思います!
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