洗濯物を早く乾かす干し方の基本|初心者あるあるの失敗例ときれいに仕上げるコツ

洗濯物を干したけど、ママは嬉しくない様子…。

ちゃんとやったつもりなのに、何がいけなかったんだろう?
そんなふうに戸惑った経験、ありませんか?
実はよくあるパパの「家事あるある」なんです。
わが家のパパも、子どもが生まれて家事にチャレンジし始めたころは、何度もダメ出しされては落ち込んでいました。
でも、少しずつポイントを覚えて、今では頼れる洗濯名人に!
この記事では、そんなパパの成長を一緒に歩んできた筆者が「基本の洗濯物の干し方」をわかりやすくご紹介します。
- 洗濯物の干し方の基本
- 早く乾かすコツ
- きれいに仕上げるためにすべきこと
- やりがちな洗濯物干しの失敗例
【洗濯の仕方】基本マニュアルは、こちらからご覧ください。
基本の洗濯物の干し方|パパが覚えておきたい6つのステップ


洗濯物って、洗濯機から出してハンガーに干せばいいんでしょ?
こんな風に思いがちですが、実はちょっとしたポイントがあるんです。
ここでは、家事初心者のパパでもすぐにできる洗濯物の干し方の基本ステップをご紹介します。
これを知っておけば、洗濯名人に!
- 洗濯機から出す
- 干す場所に持っていく
- 種類ごとに分ける
- 順番に干していく
- 風遠しを良くする
- 取り込みまでを計画する
はじめに紹介したような失敗をしないために、干し方の基本を手順に沿って解説します。
それぞれに注意するポイントを確認しながら学びましょう。
1.洗濯機からすぐに出すのが鉄則!
洗濯が終わっても、洗濯機の中に放置していませんか?
実はこれ、ニオイや雑菌の原因になります。特に暑い時期は要注意!
- 洗濯が終わったら、なるべく早く干すのが基本。
- カゴに移すときは、洗濯物を無理に引っ張らず、絡んだものはほどきながら丁寧に取り出しましょう。
- 洗濯機の中に取り残しがないかもチェック!
ちなみに、洗濯機のフタを開けるか閉めるかは、洗濯機によって違います。
- 縦型洗濯機:フタを開けて乾燥 → カビ防止に効果的
- ドラム式洗濯機:フタは閉める → 子どもがぶつかるのを防げます
(カビが気になるときは、乾燥機能を使いましょう)


2.干す場所に運ぶ前にひと工夫
洗濯物をカゴに入れたら、干す場所へ移動。
「室内干し」「外干し」「ベランダに一時干し」など、家庭のスタイルに合わせて行いましょう。
- 洗濯物を置く場所が汚れていないか確認を。
- 外干しなら、物干しポールをサッと拭くだけでも気持ちよく干せます!
3.洗濯物を種類ごとに分けると効率アップ
シャツ、タオル、靴下、下着……
このように洗濯物を種類別に分けてから干すと、同じ形のハンガーでまとめて干せて時短に!
- 靴下は左右揃っているか確認!
- 分類しておくことで、取り込みやたたむときもラクになります。
4.順番に干す(シワ伸ばしがカギ!)
干すときにちょっとしたコツを押さえるだけで、仕上がりがぐんと良くなります。
- タオルなど大きいものから干すとスペースを無駄にしません。
- 洋服は手でシワを伸ばしながら形を整えて干す。
- ハンガーと肩のラインを合わせると、乾いた後の見た目が◎
- 前開きの服はボタンを留めるかチャックを閉めて形をキープ。

濃い色の服の色あせ防止には、直射日光を避けて日陰干しがおすすめ!室内で干してもOKだよ。

5.風通しをよくして早く乾かす
「早く乾いて、ニオイも防ぐ」ためには、風通しが大事!
- 洗濯物同士の間はこぶし1個分(約10cm)空けよう。
- 空気の通り道をつくることで、早く・ムラなく乾きます。
6.干した後の「取り込み計画」も忘れずに
洗濯は干して終わりじゃありません!取り込むところまでが洗濯です。
- 誰がいつ取り込むか、ざっくりでも相談しておくと安心。
- 天気予報を確認して、急な雨や黄砂・花粉のタイミングにも注意。
乾いた洗濯物を「たたんで収納」するところまでやってこそ、洗濯名人です!
干す手順と早く乾かす5つのコツ
赤ちゃんや小さな子どもがいると、毎日の洗濯物の量ってすごく多くなりますよね。
しかも、乾かないと次の洗濯ができなかったり、着替えが足りなくなったりと大変!
そこで今回は、忙しい育児中でもすぐできる「洗濯物を早く乾かすコツ」を5つ紹介します。
どれも道具いらず or 家にあるものでできる簡単な方法です!
- パンパンと振る
- お化け干しをする
- 裏返して干す
- アーチ干しを取り入れる
- サーキュレータなどで風を送る
①干す前に「パンパン!」と振る
タオルやシャツを干す前に、軽く「パンパン!」と振ってみてください。
これだけで、布についた水分が飛んで、乾きやすくなるんです。
特にタオルは湿気を吸いやすいので、振るだけで乾くスピードが全然違います。
さらに空気をふくませることで、ふわっとした肌触りにもなって一石二鳥!

- 振るのは1〜2回でOK
- 厚手トレーナーやYシャツにも効果あり!
②「お化け干し」で脇までしっかり乾かす
厚手のパーカーやトレーナーって、脇のあたりがなかなか乾かないですよね。
そんなときは、「お化けポーズ」で干すのがコツ!
袖を広げて、別のハンガーにかけると、空気が通りやすくなります。これが通称「お化け干し」。

乾きにくい分厚いトレーナーや、パーカーを干すときにも便利です。
(パーカーの場合は、フード部分も開いて干すと◎)
③「裏返して」干す
ズボンやジャケットなど、ポケットやチャックがついてる服は裏返して干すのがコツ。

内側の重なった布って、意外と乾きにくいんです。裏返すことで空気が入りやすくなり、スピードアップ!

チャックやポケットの中にティッシュや小物が入ってないかもチェックしておきましょう!
④「アーチ干し」で風の通り道をつくる
洗濯物を並べて干すときは、真ん中に短い服、両端に長い服を干すとベスト!
これを「アーチ干し」と言います。

真ん中が低くなることで、アーチのように空気が通り抜けやすくなるので、全体が早く乾きます。
物干し竿でもピンチハンガーでも使えるテクニックです。
⑤室内干しなら「風を当てる」が最強!
雨の日や冬の寒い日など、どうしても室内干しになることってありますよね。
そんなときは、サーキュレーターや扇風機で風を当てると、乾くスピードがグンとアップします!

風を回すだけなので電気代もわずか。干す時間を短縮できれば、部屋もすぐスッキリしますよ。
家族の服をきれいに仕上げるためにひと工夫

形を整えたり、シワを伸ばしたりするのって、正直ちょっと面倒…
洗濯物を干すとき、こんな風に思う方も多いかもしれません。でも実は、このひと手間で仕上がりがぐっと変わるんです。
少し意識するだけで、気持ちよく服を着られるようになりますよ!
シワを伸ばす=清潔感アップ!
洗濯物を干すときに、濡れたままの状態で手で軽く引っ張ったり、なでるように形を整えるだけでOK。
これだけでシワが目立たなくなり、アイロンなしでもそのまま着られるくらいきれいに仕上がるんです!
- Tシャツ → 両肩を持ってピンと引っ張る
- シャツ → 前ボタンのラインをなでる
- ズボン → 裾をピンと伸ばす
こうして干しておけば、乾いたあともそのまま着られて、時短にもなります!


首元・袖口は「立体的に」なぞると◎
トレーナーやパーカーの首元や袖口は、手で立体的になるように整えてあげましょう。
特に首元は、着たときに一番目立つ部分。ここがヨレヨレだと、せっかく清潔に洗った服でも「ちょっとくたびれた印象」に見えてしまいます。
コツは「なぞる」だけ。指で形をなぞるように整えればOKです。

女の子の服のレースやフリルも忘れずに
女の子の服には、レースやフリルがついているものも多いですよね。
こういう部分は、指先でちょんちょんと軽く整えるだけで、かわいさがぐんと引き立ちます。
逆に、レースがくしゃっとしていると、せっかくのおしゃれも台無し。「ちょっと整えてあげようかな」という気持ちで触ってみてください。

もちろん、全部の服に完璧を求める必要はありません。
- 保育園やおでかけ用の服だけ丁寧に
- 写真を撮る予定のある服だけ意識する
- よく見える首元・袖口だけ整える
こんな風に「目立つ場所だけ」「使う服だけ」に絞っても十分です!
干すときにちょっとシワを伸ばすだけで、家族の服がぐっときれいに。
「今日も気持ちよく過ごしてほしいな」という、優しい気づかいになります。
ついやりがち!洗濯物の干し方6つの失敗例

洗濯物を干すとき、なんとなくやっているうちに「ん?仕上がりがいまいち…?」と感じたことはありませんか?
ここでは、よくやってしまいがちな干し方のミスを紹介します。
ちょっとした意識で仕上がりがぐっと良くなるので、ぜひ普段の洗濯を見直してみてくださいね。
①洗濯が終わってもすぐに干さない
洗濯機が止まっているのに、つい放置してしまったことありませんか?
じつはこれ、雑菌が繁殖してイヤなニオイの原因に…。

子どもがぐずって動けないこともあるから、できるときでOK。
無理のない範囲で気をつけよう!
②干す前に汚れた場所に置いてしまう
洗濯物を干すとき、床やテーブルにちょっと置いたつもりが、実はそこがホコリや食べこぼしで汚れていた…なんてことも。
せっかく洗ったのに、また汚してしまってはもったいない!

子どもがいると、あちこちにお菓子やごはん粒…なんてよくあること。清潔かどうか、確認してから置いてね!
③シワをのばさず、そのまま干している
洗濯物をクシャッとしたまま干してしまうと、乾いたときにシワシワ&型崩れしてしまいます。
- ハンガーと服のサイズが合っていない
- 襟や袖が折れたまま
- 靴下が丸まった状態
- フリルやレースがぐちゃぐちゃ
適当に干すと、清潔感のない洋服に仕上がります。

忙しくても、清潔感は大事。
服も傷みやすくなるから、ちょっと手間だけど気にかけてほしいな。
④風通しが悪い干し方をしている
洗濯物をいっぺんにたくさん干そうとして、ギュウギュウに並べていませんか?
これでは風が通らず、乾きが遅くなってニオイや雑菌の原因に…。

ニオイって目に見えないけど、着たときの気分がぜんぜん違うよね!
普段から気を付けよう!
⑤下着への配慮がない
見えにくい場所に干したつもりでも、実は下着が丸見えだった…なんてことも。とくにベランダや外干しは注意。

家族だけしか見ない場所でも、やっぱりちょっと気になる…。
さりげない配慮があると安心。
⑥「干して終わり」になっている
洗濯物を干したのはいいけれど…
- 取り込みを忘れて雨でビショビショ
- 夜まで放置して湿気を吸ってしまった
…なんてこともありますよね。

洗濯してくれたのはうれしいけど、取り込みまでしてもらえるとすごく助かるの!
できる限り家事ははやく終わらせて、家族みんなで過ごす時間を大切にしよう!
ちょっとしたコツで「早く・きれいに」仕上げよう!

洗濯物を干すのって、「ただの家事」に見えて、実は家族への思いやりがギュッと詰まった時間なんです。
きれいに干された服、気持ちよく着られる洋服って、ちょっとした幸せにつながります。
また、洗濯物を早く乾かすことは、家事全体がスムーズに進行できるかに関係しているんです。
「アーチ干し」をとりいれたり「形を整える・シワを伸ばす」ことを意識するだけで、乾くスピードも仕上がりの見た目もグンと良くなりますよ。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると自然に手が動くようになります!
最初は「これでいいのかな?」と悩むかもしれませんが、だんだん自分なりのリズムができてきますよ。肩の力を抜いて、楽しく取り組んでみてくださいね!