【超有料級】子ども英語教育の正解は?インターナショナルスクール創設者に聞いた8つの答え

常に人気の習い事上位に君臨する「英会話」。
子供はどうすれば英語を習得しやすいのか、早期教育が必要なのか、習い事で学ぶ意味はあるのだろうか、と悩みますよね。
疑問はあるけど、周りのお友達も習っているし、受験や就職で苦労させたくない。
自分のように英語をちゃんと勉強しておけばよかったと後悔させたくないーーとつい焦ってしまう方も多いはず。
英語の必要性は私たち親世代が子供だった頃と比較すると、大幅に増しています。
- 小学校で英語が必修になる
- 中学校〜大学受験で英語の重要性が高まる
- 仕事や居住地の選択肢が広がる
- アクセスできる情報が格段に増える
- 英語対応のAIツールなども活用できる etc.
昨今の英語教育に関する疑問を解消すべく、この度、インターナショナルスクールの創設者「Aさん」に、独自インタビューをさせて頂きました。
当記事では、様々な疑問に対して、子供の国際教育・英語教育における最前線の立場から考える「リアルな意見」を答えていただきました。

PROFILE
Aさん
外資系企業に就職後、出産。子育てをする中で新しい学校の必要性を感じ、2019年にインターナショナルスクールを東京都内に創設。現在は同スクールにて、小学生向けアフタースクールも運営中。
外国籍の子供や帰国子女が英語などの外国語で授業を受け、国際的な視野を養えるようにするための学校。
最近は外国語を用いた教育に関心のある家庭の子供達も数多く在籍しています。
日本の文部科学省と異なり、海外の大学進学を前提とするカリキュラムを採用している学校が多いのも特徴です。
老舗のインターナショナルスクール附属のプリスクール(未就学児向け)に加えて、認可外保育園で英語や海外の幼児向けプログラムを取り入れたインターナショナルプリスクールも数多く存在しています。
Q1.英語は何歳からスタートするのがベスト?
( Aさんの回答 )
まずお伝えしたいのは、全然焦る必要はないということです。
英語教育はできるだけ早いうちからという話があちこちで飛び交っているので、幼少期にスタートしないと英語の習得は無理なのかもしれない…という気持ちになってしまいますよね。
もちろん小さい時から英語環境に身を置けると、親子ともに楽ではあります。
でもそれを逃したらダメというわけでは決してありません。
確かに2歳ぐらいから英語のプリスクール(インターナショナルスクール附属の未就学児向けスクールや、英語で保育を行う認可外保育園)に通うことで、苦労なくバイリンガルを目指しやすいです。
小さい頃の吸収の速さは圧倒的ですし、ただ生活しているだけで自然と英語を習得できるのはこの年齢でスタートする大きなメリットです。
英会話の習い事は、5歳ぐらいからスタートがよいと思います。対話するだけでなく、クイズに答えてボタンを押すとかインタラクティブに楽しく学べるスクールがおすすめです。
でも、小学生、中高生、大学生、社会人になってからでも必ず挽回はできるので、くれぐれも焦らないでください。幼少期は英語以上に身に付けなければいけない力がたくさんあるので、英語教育に熱心になり過ぎて、外で遊ぶ時間が減ってしまっては本末転倒です!
中学または高校で1年留学するのもとてもおすすめです。プリスクールとは違って話す言語もハイレベルになるので、そこで英語環境に浸るとかなり話せるようになりますし、なにより発音も綺麗です。
最近は留学制度を設けている中学校・高校もかなり増えているので、日本の学校に在籍したまま進級に影響することなく留学も可能です。
( ライターRui:コメント )
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我が家の娘たちは英語プリスクールには通わず、普通の保育園・幼稚園時代を過ごしました。でも早いうちから英語にも触れさせないとと焦っていた私は、NETFLIXで英語のアニメを観せたり英語の絵本を読み聞かせしたりと、隙間時間でできることを頑張っていた時期がありました(今はできていませんが・・笑)
テレビで聴いた英語を娘が真似ていた時、とても発音がきれいで驚いたことを今でも覚えています。赤ちゃん・幼児期は何でもスポンジのように吸収していく時期なので、やはりその時にある程度英語環境の時間が多いと、基礎のインプットにはとても効率的なのだろうなと思います。とはいえ近くに良い英語プリスクールがない、学費が高額、など色々な事情で、幼少期からどっぷり英語環境というのは難しいことも多々あると思います。それに、日本の保育園や幼稚園にもいいところがたくさんあります。
なので決して焦らず、子どもの様子も良く観察しながら、できる範囲で英語に触れる機会を見つけていけばよくて、この先飛躍のチャンスはいくらでもあるということですね!
Q2.年齢ごとに最適な英語教育のアプローチはある?
( Aさんの回答 )
小学校低学年までは、一つの学びを集中力が保てる10分程度にして切り替えていくクラス構成にしています。未就学児クラスではもっと短いスパンにしています。
また、一方的な説明は少なくして、子どもが反応できる双方向のコミュニケーションを重視しています。
話を聞いたら話す、そしてまた聞くという、インプット(ヒアリング)・アウトプット(スピーキング)の繰り返しができる構成にすることで、集中力も続きますし、英語の習得にとても効果的です。
事前にベースとなるカリキュラムは設計していますが、子どもたちの反応が良くなければその場で素早く軌道修正。
臨機応変にカスタマイズしながら、子どもたちが興味を持って心から楽しめるレッスンづくりを重視しています。
今思うと私たち親世代が受けた英語教育は、文法や単語を丸暗記するインプット中心の授業でしたよね。
テキストと向き合ってひたすら文法やリーディングを学ぶだけでは楽しいはずもないですし、極端にアウトプットが少なかったので話せない。
それで日本人は英語が苦手になってしまったんですよね。
( ライターRui:コメント )
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普段の遊びを見ていても感じますが、幼い子どもはすぐに飽きて違うことを始めますよね。
大人の感覚で一つのことにじっくり取り組ませるというよりは、色々な遊びを用いながら英語に触れていくことが大事なのだと思います。
日本人は英語が苦手である理由に納得です。おっしゃる通り、圧倒的にリスニングとスピーキングの練習が少ないことが大きな要因ですね。
単語と文法をひたすら覚えてリーディングとライティングを繰り返していたら、どうしても頭の中で作文してから話すというスタイルが身になってしまうので、英語で話しかけられてもスムーズに答えられません。
母国語である日本語も普段の生活の中で聞いて話すを繰り返しながら身につけたように、言語習得の基本は「ヒアリング」と「スピーキング」なんですね。
日本語の保育園・幼稚園・小学校に通っている場合、なかなかそういった機会を作ることは難しいですが、習い事や家庭の環境づくりで工夫できることもAさんにうかがったので、後ほどご紹介します。
Q3.子どもってどんなプロセスで英語が身に付くの?
( Aさんの回答 )
基本的に、下記の順序で英語を習得していきます。お気づきだと思いますが、私たち親世代の時代は全く逆でしたよね。
- リスニング(聴く)
- スピーキング(話す)
- リーディング(読む)
- ライティング(書く)
英語のプリスクールなどに通っていれば、日常生活において、先生との会話でリスニングとスピーキングは自然と行います。
違う場合であっても、ご家庭で英語のアニメを観たり、歌を聴き流してリスニングを学ぶことはできます。
問題はスピーキングです。
スピーキングは英会話の習い事でフォローしていくことを強くおすすめします。
特に、オンライン英会話では「①リスニング」、「②スピーキング」の両方をマンツーマンで行うことができるので、良い効果が見込めると思います。
更に可能であれば、並行して取り入れていただきたいのが「フォニックス」です。
英語の文字と音の関係を学ぶことで、英語を正しく読めるようになる学習方法です。英語圏でも子供に読み書きを教えるために広く用いられています。
英会話教室でもフォニックスのレッスンがあるので、リスニング・スピーキングとあわせてぜひ選んでみてください。
アルファベットを「エー、ビー、シー」ではなく、単語になった時にどう発音するのかを学んでいく方法です。
例えば「a」だったら「ア」、「b」は「ブ」、「ai」だと「エ」といった具合です。歌やゲームを通してそれらの法則を学んでいくもので、英語圏の子供達も教わる学習法です。
※便宜上発音をカタカナで表記していますが、実際の発音とは異なりますのでご注意ください。
フォニックスを学ぶメリット
- 読み書きの基礎を築ける:フォニックスのルールを理解することで、初めて見る単語でも読めるようになり、聞いた単語をスペルで書けるようになる。
- リスニング力向上:英語の発音を正しく理解できるようになり、ネイティブスピーカーの英語も聞き取りやすくなる。
- 語彙力向上:単語の発音と綴りを同時に覚えるため、語彙力も向上する。

( ライターRui:コメント )
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ABCの歌でアルファベットを覚えるよりも、まずフォニックスでそれぞれの文字をどう発音するのか習った方が、英語がスムーズに頭に入ってくる印象ですね。
お家でフォニックスの歌を流したり、一覧表のポスターを貼っておくなど、できることから始めてみるのも良いと思います。
娘たちは週に一度だけ英語の学童に通っていますが、そこで習ったフォニックスの歌はよく口ずさんでいます。テンポよく色々な音が出てくるのが楽しいとのこと。
読み書きはまだまだできないにも関わらず、Apple、Dogといった簡単な単語であれば読めるようになりましたし、街で見かけた「Picasso」を「ピカソでしょ?読めるよー!」と嬉しそうに言っていました。
英語を聞いて話す環境づくりとあわせて、フォニックスも身につくと、英語の習得はとてもスムーズになりそうだと実感しました。
Q4.オンライン英会話の効果は?各社の特徴をどう見る?
( Aさんの回答 )
英語習得における第1ステップ「リスニング」と第2ステップ「スピーキング」を学ぶことができる、とても効果的な学習法です。
スクリーンベースのため出来ることは限定されますが、日常生活へ気軽に取り入れられるというのは【最大のメリット】です。
本当は短時間でも毎日続けられると理想ですが、受け身ではなくアウトプットのあるレッスンで、週に1回でも大きな意味を持ちます。
まず第一に英語に対する苦手意識・恐怖感が無くなることが大きいですね。
【オンライン英会話の受講ポイント】
◆ 子どもに合った講師を見つけること
子どもにとって先生との相性はモチベーションにもつながるためとても重要です。
無料体験でご縁のあった先生と相性が良ければ入会してみるのもありですし、レッスンごとにいろいろな先生を試して、子どもが気に入ったら毎回固定で予約をとる方法もよいですね。
レッスン以外で聞く英語をネイティブの英語にすれば良いので、先生がネイティブかどうか、はあまり重要ではありません。
非ネイティブの先生でも、きれいな英語を話す方を選ぶと良いでしょう。
ただし、先生の全体的なクオリティは教室によって差があるので、できれば何社か体験で比較してみるのがおすすめです。
◆ オンライン英会話以外で英語時間を補強すること
例えば、週1回のレッスンしか受けられないのであれば、テレビを英語で観るなど、レッスン以外の英語タイムを増やすことで、不足分を補いましょう。
次に、オンライン英会話スクールのサービスを提供している各社の特徴について、Aさんのお考えをうかがいました。
GLOBAL CROWN (グローバルクラウン)
- 講師は全員、日本語・英語のバイリンガル
- 日本語と英語の両方を話せるので、英語初心者の子どもでも安心
- 3〜12歳を対象に開発されたカリキュラムで、遊び感覚で英語を学べる
- アプリ一つで予約・受講・振り返りまで完結。保護者の手間も少ない
- 講師の採用率10%、独自の採用基準でレベルの高い講師陣も魅力
まだ英語に慣れていない初心者の場合、言葉の意味が理解できないのはストレスになるため、日本語でもフォローしてもらえるのはとても良いと思います。
ただし、バイリンガルに慣れ過ぎてしまうと日本語だけ聞こうとしてしまうので、上達したら先生に日本語を極力減らしてもらうなどの調整が必要となります。

クラウティEnglish
- レッスン時間を10分or25分で選べる
- 学研が監修するカリキュラムで、学習内容の信頼性が高い
- 一つのアカウントで家族6人まで共有可能
- 小学生低学年でも安心の「日本語対応OK」
- 毎日レッスンを受けても月7,000円台
小学校低学年くらいの子どもの集中力は「10分」程度ーー。
10分レッスンは理にかなっています。
オンライン英会話は1コマ20〜25分が多いですが、最初は”10分コース” 慣れてきたら”25分コース”にチャレンジするのも良いですね。
家族6人までアカウントを共有可能なので、きょうだいで挑戦したり、ご両親が学ぶ姿勢を見せることもお子さんのモチベーションにつながります。
とにかく英語のレッスンは楽しい!と感じることが最優先。焦らず少しずつ、そして家族で一緒に学べるとよいですね。

Kimini英会話

- 月2回の手軽なプランをはじめ、料金プランの選択肢が多く選びやすい
- 学研グループが提供するオンライン英会話で、小学校英語にも対応
- 「英検®対策コース」「小学生コース」など、目的別に豊富なカリキュラム
- レベルチェックや進捗管理も充実しており、着実に力をつけたい子どもにおすすめ
- 平日限定のリーズナブルなプランも魅力
英語教育に取り組む頻度は、各ご家庭やお子さんによっても違いますので、最初は月に2回、翌月は3回など、徐々に回数を増やしていくとスムーズに上達するでしょう。
毎日のルーティンにすることが一番の理想ですが、他との兼ね合いで厳しいかも……という場合は、隔週で始めても問題ありません。
まずはお試し感覚でお子さんの反応を見てみてください。
中学受験では、英検の取得が有利に働く学校もありますので、合わせて英検対策コースも活用できると思います。

WorldiKids(ワールドアイキッズ)
- 子供が好きなことを題材にレッスンが進む
- 3歳から受講可能で、未就学児の入門に最適
- 「英語でおうちモンテッソーリ」など、幼児教育と英語を融合させたプログラムが人気
- 先生はフィリピン人講師が中心。やさしく明るい対応に定評あり
- 親子レッスンや兄弟割引など、柔軟さが魅力
- 保護者向けのコンシェルジュサービスも充実
「楽しく英語を学ぶ」が上達の第一歩。
小さなお子さんが初めて英語に触れるときにぴったりのカリキュラムですね。
オンライン英会話は、5歳以降の方が理解力も高く進めやすいです。
もし3、4歳から挑戦してみたいという場合は、お絵描きやごっこ遊びなど、お子さんが好きな遊びをテーマにレッスンしてみてください。
小さなお子さんほど、教室通いの習い事は送迎が大変だと思うので、お子さんの性格にオンラインがハマればとても良い学習法です。
レッスンの進め方を相談できるサービスがあるのも魅力的ですね。

Novakid(ノバキッド)
- シリコンバレー発、オールイングリッシュレッスン
- 4〜12歳対象の子ども専用オンライン英会話
- ヨーロッパ基準のCEFRに基づくカリキュラムで、国際水準の英語力を育てられる
- レッスンはすべて英語で行われ、ネイティブスピーカーによる本格指導
- ゲームやアニメーションを取り入れたインタラクティブな教材で飽きずに続けられる
全て英語でレッスンが進むことで、頭の中で日本語に変換する癖がつかない点はとても良いと思います。
お子さんが画面をタップしたり、線でなぞったりというアクションを伴うゲームが多いので、完全に英語が理解できなくても、飽きずにレッスンに集中できるのもポイントです。
ただ、全く意味がわからないとストレスになってしまうため、少し英語に慣れてからこちらに切り替えるという作戦が有効ですね。

( ライターRui:コメント )
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オンライン英会話教室はたくさんあってどこにすれば良いのか迷いますよね。
いくつか候補を絞ったら、まずは無料体験を受けてみるのがおすすめです。
どこも大体同じなのかなと思いましたが、やはり先生の質は明確に差があると感じました。使用する教材が好みかどうか、という違いもありそうです。
7歳の娘は、GLOBAL CROWNのレッスンを週に2回・4か月間受講した後、Novakidの体験を受けたらそちらの方が楽しかったと言うので「Novakid」に切り替えました。
他と比べて割高ではあるのですが、講師の方々がしっかりと教育を受けている印象があります。
先生と画面で共有している教材に対して、タッチしたり丸で囲んだりと子ども側のアクションが多く、楽しいポイントのようです。まだまだ初心者ですが、自分は英語がある程度できるという自信がついたようで、Novakidのオールイングリッシュレッスンにも臆することなく臨んでいます。
ただ、週に2回はきついとのことで、週1回に減らしました。本人が嫌になったら終わりというのは他の習い事でも痛感したので、ここは無理せずゆっくり取り組もうと思っています。
Q5.どうしたら英語が好きになってもらえる?
( Aさんの回答 )
大人の関わり方次第で、英語好き・嫌いのどちらにもなり得るので注意が必要です。
初めは、英語で話しかけられるのは怖いと感じる子も多いです。
それに対して「そうだよね、英語よくわからないよね。」と共感しつつも、英語に楽しく触れられる機会を作ってあげることが大事です。
子供は嫌がっているのに、有無を言わさず英語教室に通わせたりすると、あっという間に英語が嫌いになってしまいます。
一度嫌いになると、好きになってもらうまでかなり大変な道のりに…!
急がば回れの精神で子どもの気持ちに寄り添いつつ、遊びの延長で、楽しく英語に触れられる場を見つけてください。
ゲームなどを交えたレッスン教室も多いですし、おうちで英語を使ったカードゲームをやってみるといったことから始めても十分に意味があります。
( ライターRui:コメント )
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娘は見た目が日本人じゃない方を見ると、「英語の人」と呼んでいます。笑
日本人以外とコミュニケーションできる言語だということはわかっているようで、インバウンドの方が多い場所に行くと急に”英語しか話しちゃだめゲーム”を始めます。
英語を話せると海外に行っても楽しめる、様々な国で友達ができる、といったところまで考えは及んでいないかもしれませんが、英語を学ぶのは楽しいし、話せるようになったらもっと楽しそう、というイメージを持っています。
日常生活で子どもから英語が出てきたら、とにかく褒めることも大切にしています。
Q6.英語教育において親ができることは?
( Aさんの回答 )
英語に精通していないご両親でも、ご家庭でできることはたくさんあります。
ポイントは、生活の中でごく自然に、当たり前のように取り入れることです。
・アニメを英語で観せる
テレビを観始める年齢になったら、英語のアニメを流してみてください。
長時間、英語の映像や音楽をかけ流すのが効果的という説もありますが、なかなか現実的ではありませんよね。
ご家庭で決めたスクリーンタイムを、英語コンテンツに置き換えるぐらいでも十分に意味があります。
イギリス発祥の「Peppa Pig」はおすすめなので、NetfixやYoutubeでぜひチェックしてみてください。
・絵本の読み聞かせ
ネイティブスピーカーが読んでいるYoutube動画や、お気に入りの絵本があったら英語出版を調べてみてください。
日本語訳の書かれている絵本もありますし、意味を理解した上で英語版を読んでみるのもおすすめです。
・親も英語を学ぶ姿勢を見せる
「おうち英語」と言って、日本人の両親が子どもに英語で話しかけるという方法もあります。
もし英語しか話さないことを徹底できるのであれば良いと思います。
ただ、かなりハードルは高いので、日常でできる小さなことを積み重ねていくので十分だと思います。
( ライターRui:コメント )
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我が家では、テレビアニメは英語ということにしていたのですが、日本語版があることにも気づき、「英語嫌だ、日本語に変えて!」と全て日本語で観るようになってしまいました…。
でも当たり前ですよね、意味を全て理解したかったら、慣れている日本語が良いに決まっています。
ここで無理に英語にすると嫌いになってしまうと考え、その後はカードゲームを導入してみたり、お風呂にフォニックスのポスターを貼ってみたりと、テレビ以外の方法でアプローチしました。
特に好評だったのが AGO phonics カードゲーム。
UNOと似たようなルールなのですが、めくったカードの単語を3つ読み上げなければならず、自然とフォニックスを学べるようになっています。
Q7.他の非英語圏ではどんな英語教育をしているの?
( Aさんの回答 )
ヨーロッパは、カジュアルな教育です。
アルファベットを使用することや、文法が似ているなど、母国語が英語と近しい関係にあり、とても習得しやすいんです。
Youtubeやマインクラフトなどのゲームを通して、自然と英語を話せるようになってしまうようです。
韓国や中国などのアジア圏の場合は、日本と似ている傾向にあります。
海外の教育関連の展示などに赴くと、韓国企業はとても勢いがあって、遊びをベースに楽しみながら学べるテック系教材の開発も進んでいます。
( ライターRui:コメント )
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海外インターナショナルスクールのサマーキャンプに親子で参加したことがありますが、欧米より韓国と中国からの参加者が多かったです。
韓国の方と話したところ、子どもたちは英語が苦手で、英語に触れる機会を作るために参加したとのことでした。
中国から来ていた方は、小さいお子さんが英語を話していたので理由を聞いてみると、普段は英語のプリスクールに通っているとのことでした。
Aさんのおっしゃる通り、韓国・中国の英語教育は日本と近い印象です。
Q8.インターナショナルスクールに通うことが理想である?
( Aさんの回答 )
海外では「バイカルチャー」(異なる2つの文化を経験し、その価値観や習慣を習得している)人材が評価されます。
そのため、小さい頃から高校までずっとインターナショナルスクール、というのはあまりおすすめしていません。
日本のインターナショナルスクールで使われている英語は、ネイティブ英語と違うことが多々あります。
インターナショナルスクールに通っているのに英語は完璧ではなく、夏休みは海外のサマースクールに訪れる必要がある、ということが起きています。
日本に住んでいるのに日本文化もあまりわからず「アイデンティティクライシス」に陥るケースもあります。
経済的に余裕があったらインターナショナルスクールに入れられるのに……と考えるご両親も多いですが、どちらも一長一短。
決して悲観せず、お子さんに合った教育環境を選んでくださいね。
日本の教育にもいいところがたくさんあって、世界的にも注目されています。
「小学校〜それは小さな社会」という日本の公立小学校を題材にしたドキュメンタリー映画が、教育先進国フィンランドで大ヒット!
海外の映画祭でも多数上映されて賞賛を集めました。
最近は、お子さんと教育移住される方も増えていますね。
マレーシアやオーストラリアは、時差も1時間で、リモートワークできる方にはおすすめです。
マレーシアにあるアメリカやヨーロッパのインターナショナルスクール(分校)に通うことで生活コストを抑えられますし、オーストラリアは公立校の教育水準も高く治安も良いです。
様々な選択肢を視野に、お子さんの希望や特性に合った道を選びましょう。
( ライターRui:コメント )
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Aさんのコメントを聞いて、モヤモヤが晴れたような気持ちになりました。
日本文化を大切にしながら、「英語」というコミュニケーションツールを身につけ、多様性をポジティブに受け入れられるようになると嬉しいですね。
自分自身としてもそうありたいので、一緒に学んで挑戦していきたいと思います。
Aさん、この度は貴重なお話をありがとうございました!
まとめ
子どもの英語教育に関する様々な疑問について、Aさんに詳しくお話をうかがいました。
最後に、各回答のポイントを振り返り、頭の中の情報を整理しましょう。
子供はどうすれば英語を習得しやすい?
- とにかく楽しく
「英語は楽しい!」と感じることが最重要。子どもに合ったカリキュラム、レッスン時間、頻度、相性の良い先生を選択する。 - リスニングとスピーキングが大事
子どもは、「①リスニング」「②スピーキング」「③リーディング」「④ライティング」の順序で英語を習得する。まずは①リスニング(聴く)と②スピーキング(話す)を重点的に取り組む。 - 「フォニックス」の学習法を取り入れる
アルファベットを「エー、ビー、シー」ではなく、単語になった時にどう発音するのかのルールを覚えていく学習メソッド。習得することで正しい発音が身に付くだけでなく、初めて見た単語も読める利点がある。 - 家庭で英語時間を補填する
「英語のアニメを観る」「英語のカードゲームで遊ぶ」「英語の絵本を読み聞かせる」など、普段の生活の中でできそうなことを少しずつ取り入れて、英語に触れる機会を用意する。
早期教育は必要か?
- 楽に英語を習得したい場合は幼少期から始める
普段の生活における会話で自然と英語を学ぶことができるため、2歳から英語のプリスクール(インターナショナルスクール附属の未就学児向けすスクールや、英語で保育を行う認可外保育園)に通うと最も効率的に習得できる。 - ただし幼少期からスタートしなくても英語は習得可能
何歳からでも英語の習得は可能。焦る必要はないが、子供の頃から英語に触れて苦手意識を持たないようにする。
中学生・高校生の間で、日本の学校に在籍しながら1年留学すると、「リアルな英語」と「きれいな発音」が身につきやすい。
オンライン英会話は効果がある?
- リスニング&スピーキング中心で、とても効果的な学習法
英語習得プロセスの第一ステップ「リスニング」と第二ステップ「スピーキング」を中心にレッスンが進み、先生とゲームなどで楽しみながら学ぶことができるため、とても効果的である。 - 理想は毎日、週に1回でも十分効果あり
毎日続けることで早期習得につながるが、週に1回でも効果あり。
英語や外国人に対する苦手意識や恐怖感を払拭できることは大きい。
ただし、英語嫌いに繋がる恐れがあるため無理強いは厳禁。
親として子供の英語教育にはどう向き合うのがベストか?
- 英語が好きになる環境づくり
子供が嫌がったら無理強いせずに嫌な気持ちに共感して寄り添いつつ、本人が無理なく楽しいと思える学び方(教室・頻度など)を模索していく。 - 家庭で英語時間を補填する
「英語のアニメを観る」「英語のカードゲームで遊ぶ」「英語の絵本を読み聞かせる」など、普段の生活の中でできそうなことを少しずつ取り入れて、英語に触れる機会を設ける。




