出産前にパパがやっておきたい!赤ちゃんを迎えるためのお部屋づくりと準備物ガイド

赤ちゃんのためにお部屋を安心・安全な環境に整えておくことは、大切な出産準備のひとつです。

でも、生まれたばかりの赤ちゃんって、まだ動かないよね?
そんなに急いで準備しなくても大丈夫じゃないの…?

生まれてからだと遅いのよ!
赤ちゃんはあっという間に成長するから、焦らないように少しずつ準備しておかないとね!
その通り!赤ちゃんの成長スピードは想像以上です。
寝返り→ズリバイ→つかまり立ち…と、どんどん行動範囲が広がっていきます。
だからこそ、「赤ちゃんが安心して過ごせるお部屋づくり」は、パパにとっても育児の大事な第一歩なんです。

よし、我が子のためにお部屋を整えよう!
…けど、何から始めればいいの?
そんなプレパパ・新米パパのために、今回は「赤ちゃんのための安心&安全なお部屋づくり」の基本を、わかりやすくご紹介します!
パパが少し準備しておくだけで、ママも赤ちゃんもぐっと安心できます。
できるところから、ゆっくり・楽しく始めていきましょう!
赤ちゃんの月齢・年齢別とお世話の基本については別の記事でまとめていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
いつから始める?部屋づくり&出産準備
妊娠7~8か月頃(妊娠後期)からの準備がベスト!
ママの体調が安定しやすいこの時期に、ムリなく少しずつ始められると安心です。

いきなり全部そろえようとしなくて大丈夫。
「今日はおむつ替えスペースだけ整える!」など、日を分けて一歩ずつ進めるのがコツ。
出産後は、赤ちゃん中心の生活がスタート!想像以上に時間も体力も使います。
だからこそ、赤ちゃんとの暮らしをイメージしながら準備する「今」が、パパの出番!
落ち着いて過ごせるこの時期に部屋づくりをしておくと、あとから「やっておいてよかった!」ときっと思えるはずです。
赤ちゃんのための部屋づくり 基本の3ポイント
① 安心して眠れるスペースをつくろう
赤ちゃんにとって「寝る場所」は、一日の大半を過ごす重要スペース。
快適に、安全に眠れる環境を整えることが大切です。

まず決めたいのは、ベビーベッド or 布団。
自宅のスペースやライフスタイルに合わせて選んでください。
- ベビーベッド:ホコリやペットから守れる。兄姉がいても安心。
- 布団:省スペースで、添い寝しやすい。夜間の授乳も楽。
どちらを選ぶ場合でも、以下のような注意が必要です。
- エアコンの風が直接あたる場所はNG
- やわらかすぎる寝具・ぬいぐるみ・クッションは窒息リスクがあるため避ける
さらに、ハウスダスト対策も忘れずに。掃除しやすいシンプルな環境+こまめな掃除がカギです。
寝かしつけが上手に進む寝室環境のコツについてはこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
② お世話しやすい「パパでも迷わない導線」をつくる
赤ちゃんのお世話は、1日何回も繰り返し。だからこそ、動線(どうせん)づくりが大事!
たとえば…
- おむつ替え
- 授乳・ミルク
- 着替え
この3つができるだけ1カ所で済むようにまとめると、パパもママも楽チンです。

夜中の対応もあるから、やさしい光のナイトライトや、手元を照らす間接照明があると安心だよ!
また、お世話グッズは「すぐ手の届く場所」に置くのが鉄則!
- おむつ・おしり拭き
- 着替え
- ガーゼや綿棒
これらをボックスやカゴにまとめて、ワンアクションで取れるようにしておきましょう。
「ここでおむつ替え → すぐ横で着替え → ゴミ箱もすぐそこ」
こんなふうに流れをイメージして配置しておくと、育児がぐっとスムーズになりますよ。
③ 安全対策は「動き出す前」から!
「まだ動かないから大丈夫でしょ…」と思いがちですが、赤ちゃんの成長は想像以上に早い!
寝返り → ズリバイ → ハイハイ…と、すぐにお部屋中を冒険しはじめます。
だから、安全対策は早めにスタートするのが◎!
特に気をつけたいのが、赤ちゃんの手が届く範囲。
- コンセント → コンセントカバーでふさぐ
- 家具の角 → コーナーガードで保護
- 棚やテレビ → 転倒防止グッズで固定
- コード類 → カバー or 届かない位置に
- キッチン → ベビーゲートで侵入防止
筆者の経験から言っても、「まさかそんなところを!?」という場所を赤ちゃんは見つけてしまいます…。
さらに気をつけたいのが、床に落ちている小さな物。電池、ボタン、紙くずなど、何でも口に入れてしまうので、床目線でのチェックを習慣に!
また、安全面だけでなく、
- エアコンの風が直接当たっていないか
- 温度・湿度は適切か
など、赤ちゃんが快適に過ごせるかどうかにも気を配りましょう。

なるほど!
寝る場所、お世話のしやすさ、安全対策…この3つが大事なんだね。
部屋づくりは「購入」と「レンタル」の使い分けがカギ!

よーし!かわいい我が子のために、バッチリ準備して出産に臨むぞ!
ベビーベッドも、ベビーバスも、おもちゃも…ぜ〜んぶ買っちゃうぞ〜!
…パパ、ちょっと待った!
赤ちゃんグッズの中には、使う期間がほんのわずかなものもあるんです。
- ベビーバス:使うのは生後1か月ほど。あっという間に卒業。
- おもちゃ:使ってみないと気に入るか分からないし、すぐ飽きることも…。
そんなときに便利なのが、「レンタル」や「サブスク(定期便)」の活用です!
レンタルを活用すれば、ムダなくスマートに準備できる!
最近は、ベビーベッドやバウンサーなどの大型育児グッズも、きれいにメンテナンスされた状態でレンタルできるサービスがたくさん。
さらに、おもちゃのサブスク(定期便)も近年人気を集めています。
大事なのは「全部揃える」ことじゃない
育児準備は、量よりも質がポイントです。
- 自分たちの生活スタイルに合っているか?
- 本当に必要な期間はどれくらいか?
- 置き場所・片づけやすさ・予算はどうか?
こういった視点で選ぶことが、結果的にママもパパもラクになるコツです。
赤ちゃんを迎える準備!最低限そろえたいベビー用品リスト
出産が近づいてくると、「そろそろ赤ちゃんを迎える準備をしなきゃ」と思う一方で、「何を、どれくらい用意すればいいの?」と不安になる方も多いでしょう。
そこで、「まずはこれだけ準備すればOK!」という最低限のベビー用品をまとめました。
ベビー用品って、見ているとどれも便利そうで、ついつい買いたくなっちゃいます。でも実際には「買ったのにほとんど使わなかった……」なんてことも。
赤ちゃんの性格やおうちの環境によって、本当に必要なものは変わってきます。
だからこそ、最初は「最低限だけそろえて、必要になったら買い足す」「短期間レンタルする」というスタイルがおすすめです。
寝る場所の確保(ベビーベッド or 布団)

赤ちゃんが生まれて最初に必要になるのが「寝る場所」です。
おうちの寝室スタイルによって、ベビーベッドかベビー布団、どちらにするか決めましょう。
- 現在、ベッドで寝ている場合
→ ベビーベッドを用意 - 現在、布団で寝ている場合
→ ベビー布団を用意
筆者の家庭では、二人目の赤ちゃんのときにベビーベッドを使い始めました。
その理由は、上の子がまだ小さく、赤ちゃんをうっかり踏んでしまうかも…という心配があったからです。
新生児~生後3か月ごろまでは、リビングにベビーベッドを置いて、日中も目の届く場所で過ごせるようにしました。赤ちゃんが少しずつ昼間も起きて過ごせるようになってからは、寝室に移動して使っています。
最近は、折りたたみ式やキャスター付きなど、コンパクトで使いやすいベビーベッドも増えています。
お部屋の広さや、赤ちゃんと過ごすスタイルに合わせて、「これなら無理なく使える」というタイプを選ぶのがポイントです。
ベビーベッドの特徴

- 腰をかがめずお世話ができてラク!
- 床のホコリ・冷気から守れる
- 上の子やペットから赤ちゃんを守れる
- ある程度の設置スペースが必要
ベビーベッドは便利ですが、使う期間はだいたい2歳までと限られているため、買うよりレンタルするという選択肢もおすすめです。
ベビーベッドは、「先輩ママに聞いた!【買って後悔!レンタルにすれば良かったベビー用品】ランキング」で第1位の商品です。
対象月齢が24カ月と、使用する期間は限定的のため購入よりレンタルがおすすめです。
国産ベビーベッドメーカー「ヤマサキ」が運営するレンタルショップは、破損などの修繕費が不要で安心して使えますので、この機会にぜひレンタルをご活用ください。
どこに配置したらよい?
おすすめの設置場所は、パパやママのベッドのすぐ近く。夜間のお世話がラクになりますし、同じ高さに揃えるとさらに便利です。
ベビー布団の特徴

- コンパクトで使いやすい
- 床に敷くだけでOK
- 赤ちゃんの体に合う硬めの敷き布団が多い
お昼寝用としても使いやすく、移動や収納がラクなのが魅力。ベビーベッドを置く場所がない!というご家庭にもおすすめです。
ベビー布団は、さまざまなアイテムをまとめてセット販売されていますが、実際には使わないことも多く、注意が必要です。
ベビー布団の正しい選び方や使い方については、こちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
お昼寝スペースも準備しておこう!
赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。
日中のお昼寝は、パパやママの目が届くリビングなどにスペースを作っておくと安心です。
最近では、軽くて持ち運びやすい「お昼寝マット」も人気です。
ハイローチェア

1台で「寝る・座る・食べる」ができる万能アイテム!
- 新生児期はゆらゆらさせて寝かしつけに
- 生後6ヶ月ごろからは離乳食用のイスとして活躍
筆者の家庭でも、最初はお昼寝用に使っていて、今は離乳食用イスとして大活躍しています!
クーファン(かご型の簡易ベビーベッド)

- 赤ちゃんを寝かせたまま、移動ができる
- 実家への帰省や短時間の外出時にも便利
ただし、使用できるのは生後3か月ごろまでが目安。
持ち運び中の揺れや落下に注意し、必ず目の届く場所で使うことが大前提です。
バウンサー(ゆらゆら揺れるイス)

- 赤ちゃんの体の動きでやさしく揺れる
- ぐずったときや入浴中の待機にも使える
- 電動タイプもあり
授乳を快適にするためのグッズ
赤ちゃんが生まれたばかりの頃は、3時間おきに授乳が必要です。昼も夜も関係なく授乳が続くので、ママもパパもかなり大変になります。
だからこそ、お世話のしやすい環境を整えておくことがとても大切です。
便利なアイテムをそろえておくと、パパでもスムーズに対応できて、ママのサポートにもなりますよ。
授乳クッション
授乳クッションは、ママやパパの体に巻き付けて使うクッションです。ちょうどいい高さが出せるので、赤ちゃんが母乳やミルクを飲みやすくなり、大人の体への負担も減らせます。

U字型や多機能型があり、妊娠中から抱き枕として使えるタイプもあります。
筆者も妊娠後期にお腹が重くて寝苦しかったとき、このクッションにかなり助けられました。
搾乳機(さくにゅうき)
出産直後は、母乳のリズムがまだ整わなかったり、赤ちゃんがうまく飲めなかったりしてママがおっぱいの張りやトラブルに悩まされることも。
そんな時、搾乳機があると、手で搾るよりも圧倒的にラクです。

手動タイプと電動タイプがあり、使うシーンによって選べます。
- 母乳がたまって痛いときのケアに
- 外出時に母乳を保存しておきたいとき
- パパが哺乳瓶で授乳するとき
こんなときに搾乳機があると、ママが休憩できる時間も作りやすくなりますよ。
母乳パッド
授乳中は、母乳が思わぬタイミングで漏れてしまうことがあります。母乳パッドは、そんなときに服が濡れるのを防いでくれるアイテムです。
特に出産直後は、母乳の出方が安定しないことも多いので、ママのために用意しておきましょう。

ミルク育児のための準備
完全母乳にこだわらず、ミルク育児をするご家庭も増えています。
必要なグッズは以下の通りです。
- 哺乳びん
- 乳首(赤ちゃんの月齢に合ったサイズを)
- 除菌・消毒グッズ
- 哺乳びん用の洗浄ブラシ
赤ちゃんの成長に合わせて、乳首の形や素材を変えると飲みやすさもアップします!
▼ ミルクの作り方やげっぷの仕方・授乳サポート方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
おむつ替えをスムーズにするために
新生児は、1日に10〜15回もおむつ替えが必要です。回数が多いので、準備と動線がとても大切。ワンセットでまとめておくと、毎回のお世話がスムーズになります。
基本のセット
- おむつ
- おしりふき
- おむつ替えシート(汚れ防止)
たとえば、筆者の家庭では、収納バスケットにおむつグッズをまとめています。ポケット付きのタイプなら、爪切りや保湿クリーム、日焼け止めなどの小物も一緒に入れられて便利です。

おむつ用ごみ箱もあると快適
意外と見落としがちですが、「おむつ用ごみ箱」も育児を快適にしてくれるアイテムです。
特に離乳食が始まる頃から、うんちのにおいが強くなってきます。消臭機能付きの専用ごみ箱があれば、におい漏れを防いでくれて安心です。おむつ替えの近くに置いておけば、処理もスムーズですよ。

▼ おむつ替えの手順・お肌のケア・足の持ち方など、画像つきでわかりやすくこちらの記事で解説しています。
沐浴(もくよく)グッズ
赤ちゃんが生まれてしばらくの間は、ベビーバスや洗面所での「沐浴(もくよく)」が基本になります。パパひとりでも安心して沐浴させるために、必要なグッズをそろえておきましょう。
ベビーバス


赤ちゃん専用の小さなお風呂です。おうちのスペースや使い勝手に合わせて選びましょう。
- 空気でふくらませるタイプなら、使わないときはコンパクトに収納できて便利。
- シンクに置けるタイプなら、腰をかがめずに沐浴できるので、体もラクです。
沐浴布(もくよくふ)・ガーゼ

沐浴のとき、赤ちゃんが急にびっくりしないように、体にそっとかけてあげる布です。
沐浴中も安心感が出て、赤ちゃんが泣きにくくなります。
顔や体をやさしく拭くのにも使えるので、数枚あると安心です。
ベビー用ソープ

赤ちゃん専用のやさしい石けんです。泡で出てくるポンプ式がとても便利!
赤ちゃんを片手で支えながら、もう一方の手でサッと使えるので、沐浴初心者のパパにもおすすめです。
バスタオル

お風呂上がりは、すぐに赤ちゃんの体を包んであげる必要があります。ふわふわで大きめのタオルを用意しましょう。
ポンチョタイプのタオルなら、頭からすっぽりかぶせられて、動いてもはだけにくいのでとても便利です。
▼ はじめての沐浴に必要な道具や詳しい手順、保湿のコツは、こちらの記事で紹介しています。
湯温計(ゆおんけい)

お湯の温度はとても大事!赤ちゃんにとっての適温は 約38〜40℃ です。
湯温計があれば、いつでも正確に温度をチェックできて、赤ちゃんのやけど防止にもなります。
保湿剤(ベビーローション)

赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
沐浴後はしっかり保湿して、乾燥や肌トラブルを防ぎましょう。
国産オーガニックのアロベビーミルクローションは、べたつかず、しっとり保湿できて無添加。
新生児にも安心して使える保湿剤です。
▼ 赤ちゃんの服の種類や季節ごとの着せ方のポイントは、こちらの記事で解説しています。
赤ちゃんとの遊びはいつから?何が必要?
赤ちゃんは少しずつ目が見えたり、音に反応したりするようになります。そんな時期から、赤ちゃんとの「遊びの時間」がスタート!
とはいえ、まだ寝転がっていることが多いので、寝たままでも楽しめるおもちゃを準備するといいですよ。
ここでは、0~3か月ごろから使える定番おもちゃをご紹介します。
メリー(回るおもちゃ)

ベビーベッドやプレイマットに取り付けて、くるくる回るメリー。
赤ちゃんの視線を引きつけ、動きや音で楽しませてくれます。手がまだ動かせない時期でも「見る」「聞く」遊びができるので、パパが家事している間のひとり遊びにも大活躍!
成長に合わせて形を変えられるタイプもあり、長く使えるのもポイントです。
筆者の家庭でも、メリーを付けているうちは赤ちゃんがぐずらずにじっと見ていることが多く、助けられました!
プレイジム(アーチ型の布マット)
赤ちゃんが寝たまま、上にぶらさがったおもちゃに手を伸ばしたり、足でキックしたりできる布製のマット。
自然に体の動きを引き出すので、遊びながら運動にもなります!

デザインも豊富で、インテリアになじむものも多いですよ。
ガラガラ(音が出るおもちゃ)
赤ちゃんが握りやすく、振ると音が鳴るおもちゃ。
手で持つ練習・音を聞く・口に入れて確認…など、シンプルながらいろいろな楽しみ方ができるアイテムです。

素材は布・木・プラスチックなどさまざま。口に入れることが多いので、「赤ちゃん向けの安心素材」かどうかは必ずチェックを!
歯がため
歯ぐきがムズムズしだすと、赤ちゃんは何でもカミカミ…。
そんなときは、シリコン素材などの「歯がため」で、かみたい欲求を満たしてあげましょう。

夏向けに冷やして使えるタイプもありますよ。
抱っこひもで、パパの両手が自由に!

赤ちゃんをずっと抱っこしてると両手が使えない…
そんなときに便利なのが抱っこひも。新生児から使えるタイプもあり、家事・外出・寝かしつけなど、いろんなシーンで助けになります。
製品によって使用開始時期は異なりますが、新生児から使えるものもあります。赤ちゃんの成長や好みに合わせて選び、育児に取り入れましょう!
ここでは、代表的な3種類の抱っこ紐をご紹介します。
バックル式ベビーキャリア

肩と腰でしっかり支えるタイプ。新生児から使えるものもあり、3歳ごろまで長く使えるモデルが多いです。
赤ちゃんの足の開き(M字姿勢)をサポートしてくれる設計で、パパ・ママの負担も軽減!
我が家も一人目からエルゴのバックル式ベビーキャリアを愛用しています。
ベビーラップ(布タイプ)

1枚の布を巻きつけて抱っこするタイプ。ぴったり密着できるので、赤ちゃんも安心しやすいです。金具などがないので、軽くて持ち運びにも便利。
スリング(片方の肩にかけるタイプ)

短時間の抱っこや寝かしつけに便利。横抱きができるので、新生児期に特に活躍します。軽くてコンパクトな素材もあり、夏場でも快適!
筆者はメッシュ素材のスリング「ケラッタ u-sling」を愛用中。さっと装着できるうえ軽くてムレにくく、夏場でも快適に使えます!
実際に使ってみたレビューをこちらで公開していますので、新生児から使える抱っこ紐・スリング「u-sling」が気になる方はあわせてご覧ください。
ヒップシート(腰に付ける台座タイプ)
腰すわり(6〜7か月頃)から使えるタイプで、短時間の抱っこがとてもラク。何度も「抱っこ⇔降ろす」を繰り返すシーンにぴったりです。
我が家も二人目からヒップシートを導入しました。上の子の保育園送り迎えのときに、抱っこでもたつかずに済むので、重宝しています。

抱っこ紐は赤ちゃんの成長やパパとママの装着しやすさに合わせて選ぶことが大切です。合ったものを取り入れれば、育児の大きな味方になってくれます。
「どれを選べばいい?」と迷ったら、パパも試着してみるといいですよ。
赤ちゃんが動き出す前に!安全対策グッズ
「赤ちゃんがまだ動けないうちに…」と思っていても、ある日突然ズリバイを始めたり、ハイハイで高速移動したりします。
赤ちゃんの安全を守るため、家の中にある「危険ポイント」をチェックして、対策グッズを準備しておきましょう。
プレイマット

転がったり座ったりしても安心な柔らかいマット。
防音・防水タイプもあるので、リビングの一角に敷いておくだけで安全なスペースができます。
コーナーガード

テーブルや棚の角にぶつかるとケガのもと。
クッション付きのカバーでガードしておくと安心です。
コンセントカバー
赤ちゃんはコンセントの穴が大好き!
指や物を入れないよう、しっかりカバーをつけておきましょう。

チャイルドロック

開けてほしくない引き出しや扉にはロックを。特に、キッチンや洗面所、ゴミ箱などには必須です。
ベビーゲート
階段・キッチン・ストーブ・ベランダなど、「ここは入ってほしくない!」という場所にはゲートを設置しましょう。

- 階段 → 上り下りで転落の危険性
- キッチン → 手を切る、やけどの危険性
- ストーブ等の暖房器具 → やけどの危険性
- ベランダ → 転落の危険性
- テレビ台 → テレビを倒す危険性
突っ張り式は、賃貸でも手軽に設置できますよ。
ベビーモニター

赤ちゃんが寝ている間、別の部屋で家事や休憩をしたいときに便利。
カメラ付き・音声付き・スマホ連動タイプなど、いろんな機能があるので、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
赤ちゃんの発達に合わせた部屋作り
赤ちゃんの成長はとても早く、気づけば昨日できなかったことが今日はできるようになっていた…なんてことも。
だからこそ、「今の月齢に合った安全対策」をすることがとても大切です。
新生児〜寝返り期(生後0〜5か月頃)
この時期の赤ちゃんは、まだ寝ていることが多く、自分で動くことはほとんどありません。
ただし、「動かない=安全」ではありません。
ちょっとした油断が事故につながることもあるので、以下のポイントをチェックしましょう。
ペットや上の子と距離をとる
赤ちゃんが寝ているところにうっかり踏んでしまうこともあるので、寝かせる場所はしっかり確保する。
高さのあるソファなどで寝かせない
転落のリスクがあるため、床に布団やベビーベッドを使うのが安心です。
まわりにクッションやぬいぐるみを置かない
窒息の原因になることも。
かわいく飾りたくても、赤ちゃんの顔の近くにはモノを置かず、スッキリした状態にしましょう。
コード類や小さな物は手の届かないところへ
まだ手は動かせなくても、見える場所にあると気になります。
出しっぱなしにせず、しまいましょう。
はいはい・つかまり立ち期(生後6〜12か月頃)
この時期になると、赤ちゃんの行動範囲は一気に広がります。はいはいで部屋中を移動し、目についたものをなんでも手に取り、口に入れてしまいます。
コンセントカバー・コーナーガードをつける
赤ちゃんはコンセントが大好き。
頭や目線の高さにある家具の角も危険です。
家具の固定はマスト!
つかまり立ちの練習中に家具を揺らして倒してしまうことも。
転倒防止グッズでしっかり固定しましょう。
ベビーゲートで危険エリアをブロック
キッチン、階段、ストーブまわりなど、「ここは入ってほしくない!」という場所には必ず設置を。
引き出しや扉にはチャイルドロックを
キッチンやリビングの棚の中も、赤ちゃんは興味津々。
開けて中身を取り出してしまう前にロックを!
床に物を置かない習慣をつける
上の子のおもちゃやスマホのコード、リモコンなど、ちょっと置いたつもりが事故の原因になることも。床にはものを置かないよう、普段から心がけておきましょう。
赤ちゃんの「ちょっと目を離したすきに!」が、事故につながることは少なくありません。
動けるようになったら、家の中を赤ちゃん目線で見直して、安全対策をアップデートしていきましょう。
誤飲や転倒、転落はこの時期よくある事故です。後悔しないように、しっかり対策しておきましょう。
赤ちゃんとのお出かけ、何から準備する?

赤ちゃんと一緒に外に出かける日が楽しみ!
そんなパパも多いのではないでしょうか。
でも、実は赤ちゃんが初めて外に出るのは、退院の日。
生まれてから5日〜1週間ほど入院したあと、ママと一緒に自宅へ帰るのが「はじめてのお出かけ」になります。
このとき、自家用車でお迎えに行くパパはチャイルドシートが必須。
安全に赤ちゃんを迎えるために、出産前からしっかり準備しておきましょう。
出産前に必ず準備しよう!チャイルドシート
チャイルドシートは、交通事故の衝撃から赤ちゃんを守ってくれる大切な命綱。
例えば時速40kmでぶつかったとき、体重10kgの赤ちゃんには約300kgもの力がかかるといわれています。
それを腕で支えるのは不可能。正しくチャイルドシートを使うことが、命を守るために必要です。
車でお迎えに行く場合は、ママと赤ちゃんが退院する際にチャイルドシートを使用します。大切な赤ちゃんの命を守るために、必ず出産前から準備をして、車に取り付けておきましょう。

退院の日はパパが車で迎えに行く予定!
チャイルドシートは出産前に取り付けて、使い方も確認しておこう!
乳幼児兼用チャイルドシート

対象年齢: 新生児〜4歳頃まで
目安体格: 身長100cm以下、体重18kg前後
特徴: 回転式や横型ベッド式など多機能タイプが豊富で、長く使えて経済的。
筆者の家でも、はじめての出産前にこのタイプを購入しました。
1台で長く使えるので、コスパ重視のご家庭におすすめです!
ベビーカーはいつから必要?
チャイルドシートと違って、ベビーカーは退院後すぐに使うわけではありません。
でも、外気浴やお散歩ができるようになってきたら、あるととっても便利!
赤ちゃんを抱っこして歩くのって、思った以上に体に負担がかかりますよね。
ベビーカーがあると、赤ちゃんもパパ・ママも移動が楽になります。
A型ベビーカー

使用開始時期: 生後1ヶ月〜4歳頃まで
- 対面・背面の切り替えが可能なモデルが多い
- フルリクライニング(150度以上)で、寝かせたまま使える
- 安全性・安定感重視で、初めてのベビーカーにぴったり
B型ベビーカー

使用開始時期: 生後7ヶ月頃(おすわりができる頃)〜4歳頃まで
- 軽くてコンパクト、折りたたみや持ち運びが簡単
- リクライニングが浅い or ないタイプが多め
- 近所のお散歩や電車移動などに便利
A型・B型どちらを選ぶかは、赤ちゃんの月齢やご家庭のライフスタイルに合わせて考えてOK。
最初はA型からスタートして、後々B型に買い替える家庭も多いです。
赤ちゃんのための部屋づくり&出産準備 まとめ
赤ちゃんがのびのび安心して過ごせるように
「赤ちゃんのために安全な部屋を作ろう!」と考えると、「ダメ!」「危ないよ!」と注意ばかりになってしまいがちですよね。
でも、本当に大事なのは赤ちゃんがのびのび安心して過ごせる場所をつくること。
ちょっとした工夫や便利なアイテムを取り入れるだけで、ケガや事故のリスクをグッと減らすことができますし、赤ちゃんの成長をサポートする環境にもなります。
赤ちゃんのためだけでなく、パパとママのためにも
部屋を整えることは、赤ちゃんのためだけじゃありません。
育児をするパパ・ママ自身が安心して過ごせるようになるという大きなメリットもあるんです。
たとえば、
- おむつ替えや授乳がスムーズにできる
- 物の置き場所が決まっていて探さないで済む
- 安全対策がしっかりしていてヒヤッとすることが減る
こうした「育児しやすい動線」があると、赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなります!

ママが安心して出産にのぞめるように、できることから少しずつ始めよう!

二人で協力して、楽しみながら準備しようね。
最初から完璧を目指さなくても大丈夫!
まずは「うちの赤ちゃんが元気に過ごすには?」そして「パパとママもラクに暮らすには?」
そんな視点で、部屋づくりや出産準備を少しずつ進めてみてください。
赤ちゃんとの生活が楽しみになるような、安心であたたかいスタートを迎えられるように、パパもママも、できることから一緒に取り組んでいきましょう!




