赤ちゃんのおむつ替え完全ガイド|タイミング・頻度・肌ケア・足の持ち方など丁寧解説

赤ちゃんのおむつ替え、最初は誰でもドキドキするものです。
特に初めてのパパにとっては、「何をどうしたらいいの?」と戸惑うことも多いですよね。

うんちのときなんて、どこから手をつければいいの!?
そんな不安を解消するために、この記事ではおむつ替えの準備から、手順、後片付けまで
わかりやすく丁寧にご紹介します。
この記事を読めば、赤ちゃんのおむつ替えが怖くなくなり、「よし、パパに任せて!」と自信を持って言えるようになりますよ。
赤ちゃんの月齢・年齢別とお世話の基本については別の記事でまとめていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
新生児から始めるおむつ替えの基本
おむつ替えをスムーズにする第一歩は、「今、替えるべきタイミングかな?」を見極めること。
ここでは、パパでもすぐに気づけるおむつ替えのサインを3つご紹介します。
おむつ替えのタイミングはこの3つ!
おむつ替えのタイミングは以下の3つのサインが見られたときです。
① おむつの「色が変わったら」サイン
最近の紙おむつには、おしっこセンサーがついています。中央のラインが黄色から青に変わったら、交換の合図!


これは見たことがある!色が変わったら交換のサインだよね。

そうそう!黄色から青に変わったら交換するのよ。
迷ったときは、おむつのラインをチェックしてみましょう!
② 赤ちゃんの「ぐずり」サイン

- お腹はすいていない
- いつもどおりぐっすり眠っていた
- 急に機嫌が悪くなった
そんなときは、おしりの不快感が原因かも。新生児はまだ言葉で伝えられないぶん、ぐずることで不快を知らせてくれます。
「なんで泣いてるの?」と思ったら、おむつチェックをお忘れなく!
③ 「臭いで気づく」サイン
うんちをしたときは、臭いで気づくことが多いです。
離乳食が始まる前は臭いが少ないですが、そばにいるとすぐ分かります。
- あれ?なんかにおう?
- おむつの背中側が少し膨らんでる?
そんなときは、おむつの背中側をそっとのぞいて確認してみましょう。
おむつ替えの準備をしよう!
赤ちゃんがおむつ替えのサインを出したら、まずは必要なアイテムをそろえて準備をしましょう。
慣れてくるとスムーズにできるようになりますが、最初は「何を使うのか」を知っておくことが大切です。
おむつ替えに必要なアイテム一覧

- 新しいおむつ(赤ちゃんに合ったサイズ)
- おしりふき
- おむつ替えシート(あると便利)
新しいおむつ
赤ちゃんの体にフィットしたおむつを用意しましょう。
サイズが合っていないと、漏れの原因になったり、締めつけで赤ちゃんが不快に感じてしまいます。
おしりふき

おしっこやうんちの後に、おしりをやさしく拭いて清潔に保つために使います。
おむつ替えシート

赤ちゃんの下に敷くシートで、床やベッドを汚れから守るアイテムです。
特に、動きが活発になる時期やお風呂上がり、外出先では大活躍!洗い替え用に2枚くらい持っておくと安心です。
テープタイプ?パンツタイプ?おむつの選び方
赤ちゃん用のおむつには大きく分けて2種類あります。

- テープタイプ:おむつ替えがしやすく、新生児〜寝返り前の赤ちゃん向け
- パンツタイプ:動きやすくフィット感があり、寝返りやハイハイを始めた赤ちゃん向け
赤ちゃんの成長に合わせて、おむつのサイズを選びましょう。目安は以下の通りです。
サイズ | 体重目安(kg) |
新生児 | 3〜5kg |
S | 4〜8kg |
M | 6〜12kg |
L | 12〜22kg |
ビッグ | 22kg以上 |
XL | 36ヶ月以上 |
赤ちゃんの成長に合わせて、ぴったりサイズをこまめに見直すのがおすすめです。
おむつの替え方【テープタイプ編】
ここでは、テープタイプのおむつの替え方をステップごとに分かりやすく解説します。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れればパパもスムーズにできますよ!
①事前準備

まずは準備から。
以下のアイテムを赤ちゃんの近くに置いておきましょう。
- 新しいおむつ(テープタイプ)
- おしりふき
すぐ手が届く場所に置くがポイント!
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、スタートです。
②新しいおむつを敷く

汚れたおむつを外す前に、新しいおむつを下に敷いておくとスムーズです。
赤ちゃんの両足をやさしく持ち上げ、背中側に滑り込ませるように新しいおむつを敷きます。
③おしりを拭く
おしりふきを使って、おしり全体をやさしく拭きましょう。
男の子・女の子の拭き方の違い
- 男の子 →
睾丸の裏側やしわに汚れが溜まりやすいので、やさしく丁寧に拭きましょう。 - 女の子 →
前から後ろへ拭くのが基本です。尿道や膣にばい菌が入らないように注意してください。ひだの部分も、やさしく丁寧に。
おむつかぶれを防ぐために
- うんちがこびりついて落ちにくい場合は、お風呂場で洗い流すのもOK
- ベビーオイルを含ませたガーゼやコットンでふやかして拭くのもおすすめ
- 拭いたあとは、しっかり乾かしてから新しいおむつをつけましょう
→ 乾いたガーゼでポンポンと押さえるとやさしく乾かせます
⑤おむつをつける

お尻の下に敷いておいた新しいおむつを赤ちゃんのお腹まで引き上げ、左右のテープをとめます。
- テープは左右対称になるようにとめる
- 締めすぎに注意!指が1本入るくらいが目安。
⑥隙間チェック!

おむつの足の付け根にあるギャザー(ひらひらの部分)を外側に出します。ギャザーが中に入り込んでいると、漏れやすくなる原因になります。
最後にもう一度、テープの位置とギャザーをチェックして、おむつ替え完了!
おむつの替え方【パンツタイプ編】
赤ちゃんが寝返りしたり、ハイハイやつかまり立ちができるようになると、パンツタイプのおむつが便利。
ここでは、パンツタイプのおむつ替えの基本ステップを、初心者パパにもわかりやすくご紹介します!
①事前準備

- 新しいおむつ(パンツタイプ)
- おしりふき
この2つを片手でサッと取れる場所にスタンバイ。
この時期の赤ちゃんは予想以上に動くので、手早くできるように準備が大事!
②おしりを拭く
汚れたおむつを脱がせる前に、確認!
パンツタイプは両脇にあるミシン目に沿って破ると、簡単に脱がせられます。
うんちの場合は、足から脱がせようとすると汚れが広がることもあるので、状況に応じて使い分けましょう。

赤ちゃんがつかまり立ちできるようになったら、ズボンのように下からスルッと脱がせてもOKだよ!
おむつを外したら、おしりをやさしく拭いてあげましょう。
- 汚れていないところから→汚れたところへ
- 太もものしわや足の付け根などの細かい部分まで丁寧に
- 指におしりふきを巻きつけて拭くと、コントロールしてやさしく拭けます
男の子・女の子の拭き方の違い
- 男の子 →
睾丸の裏側やしわに汚れが溜まりやすいので、やさしく丁寧に拭きましょう。 - 女の子 →
前から後ろへ拭くのが基本です。尿道や膣にばい菌が入らないように注意してください。ひだの部分も、やさしく丁寧に。
※ テープタイプの時と同じです。
おむつかぶれを防ぐために
- うんちがこびりついて落ちにくい場合は、お風呂場で洗い流すのもOK
- ベビーオイルを含ませたガーゼやコットンでふやかして拭くのもおすすめ
- 拭いたあとは、しっかり乾かしてから新しいおむつをつけましょう
→ 乾いたガーゼでポンポンと押さえるとやさしく乾かせます
※ テープタイプの時と同じです。
③おむつを付ける

新しいパンツタイプのおむつを準備!
- 赤ちゃんの片足ずつおむつの足ぐりに通す
- 両足が通ったら、おへその上までしっかり引き上げる
- お尻側も背中まで引き上げてフィットさせる

④隙間チェック

パンツを履かせ終えたら、足の付け根のギャザーを確認しましょう。内側に巻き込まれていると、そこから漏れる原因になります。
ギャザーが外側にふんわり出ている状態が正解!

上手にできた!
赤ちゃんも気持ちよさそうにしていると、うれしいね!

ありがとう!
使用済みのおむつはにおいや衛生面も気になるから、ゴミ箱に入れるまでお願いね!
使用済みおむつの片付け方
おむつを替えたら、最後までしっかり片付けるところまでが仕事!
ここでは、おむつの丸め方とにおい対策・捨て方を分かりやすく紹介します。
おむつを小さく丸める方法
使用済みのおむつは、汚れた面を内側にしてくるくる丸めるのが基本です。


- テープタイプ
→ 両サイドのテープを使って、しっかり固定! - パンツタイプ
→ 背中側についているテープで留めましょう。
くるっと巻いて留めておけば、広がらずコンパクト。処理がラクになります。
におい対策&捨て方
使用済みのおむつは、ビニール袋や新聞紙で包んでから捨てるとにおい対策に効果的。
さらに余裕があれば、おむつ専用の消臭ゴミ箱を使うのもおすすめです。

おむつは「可燃ごみ」に分類されます。
地域によってルールが異なるので、お住まいの自治体のごみ分別ルールを一度チェックしてみてくださいね。
外出先でのおむつ替え
赤ちゃんと一緒に外出するときは、急におむつ替えが必要になることもありますよね。
そんなときに慌てないように、外出先でのおむつ替えのポイントを押さえておきましょう。
おむつ替えスポットを事前にチェック
デパートやショッピングモールには、授乳室や赤ちゃんルームがあり、清潔で使いやすいおむつ交換台が設置されています。


授乳室がない場合でも、多目的トイレや一般トイレにおむつ交換台があることが多いので、外出前に場所を確認しておくと安心です。
おむつ交換の注意点
おむつ交換台には赤ちゃんを固定するベルトが付いていますが、落下防止用ではないので、交換中は目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんが動いても安心して替えられるように、しっかり見守ってあげてくださいね。
外出時のおむつ替えセットは?
外出のときは、マザーズバッグに次のものを入れておくと便利です。
- おむつ4~5枚(多めに準備すると安心!)
- おしりふき
- 着替え(万が一の漏れに備えて)
- 使用済みおむつを入れる袋(消臭機能付きだとにおい対策もバッチリ)
- 除菌シート
- おむつ替えシート(外のベンチや公園で使うときに便利)
使用済みおむつはどうする?
外出先におむつ用ゴミ箱がない場合は、袋にしっかり入れて持ち帰りましょう。
帰宅後に自宅で捨てれば、においも気になりません。
おむつ替えQ&A
おむつ替えに関して、よくあるQ&Aをまとめました。
Q1.おむつ替えの頻度はどのくらい?
A.おむつ替えの頻度は赤ちゃんによって個人差がありますが、目安は以下の通りです。
月齢・時期 | 1日あたりの目安 | 特徴 |
新生児(0〜1か月) | 10〜13回程度 | 2〜3時間ごとに交換します。 |
生後2〜3か月 | 8〜10回程度 | 一度にするおしっこの量が増え、間隔が少しずつ長くなってきます。 |
生後6か月ごろ | 8回程度 | 食事や生活リズムが整い始める頃。排泄のリズムにも少しずつ変化が出てきます。 |
生後6か月〜1歳ごろ | 5〜8回程度 | 成長に伴って回数は減少傾向に。1日5〜6回が平均的な子も。 |
赤ちゃんの様子やおむつの状態を見て、適切なタイミングで交換しましょう。
Q2.新生児のおむつって、何袋くらい必要?
A. 平均して3~5パック程度が目安です。
1日約10枚使用するとして、1か月で約300枚必要になります。
メーカーによって1パックの枚数は異なりますが、90枚入りなら3~4パック用意すると安心です。
Q3.新生児のおむつかぶれを防ぐには?
A. 赤ちゃんの肌を清潔に保ち、刺激や摩擦を減らすことが大切です。
- こまめにおむつ交換をする(新生児は特に頻繁にチェック)
- ゴシゴシ拭かず、優しく拭く
- 汚れや赤みが気になる場合は、おしり拭きよりシャワーで洗い流す
- おしりをしっかり乾かしてからおむつをつける
- サイズの合ったおむつを使う
- 保湿剤で肌を保護する
筆者の保湿剤のおすすめは「アロベビーミルクローション」です。
国産のオーガニックローションで、赤ちゃんの肌にも安心!正しいケアで赤ちゃんのお肌を守りましょう!
Q4.おむつのサイズアップのタイミングは?
A. 以下のポイントを目安にサイズアップを検討しましょう。
- パッケージ記載の目安体重を超えた
- テープを止める位置がいちばん外側になった
- おへそが見える、股上が浅くなっている
- 肌にゴムやテープの跡が残る
- おしっこやうんちが漏れるようになった
- おむつがすぐにパンパンになる
かぶれや漏れを防ぐには、赤ちゃんに合った快適なおむつ選びが大切です。
Q5.おむつ替えの時、赤ちゃんの足はどう持つ?

A. 赤ちゃんのひざの裏に手を入れ、お腹の方に持ち上げます。自然な「М字」の足の形を保つためです。
Q6.赤ちゃんが足をピーンと伸ばしておむつ替えがしづらいときは?
A. 次の方法を試してみましょう。
- 優しく声をかけてリラックスさせる
- 膝をさすって安心させる
- おもちゃやメリーで気をそらす
足をピーンとするのは「原始反射」や緊張のためで、成長とともに落ち着いてきます。
Q7.赤ちゃんが寝ている時のおむつ替えは必要?

A. 無理に起こしてまで替える必要はありません。
ただし、うんちが出ていたり、おむつがパンパンに膨らんでいる場合は、肌トラブル防止のために替えましょう。
少量のおしっこなら、赤ちゃんが目を覚ましたときに交換してもOK。
授乳の前後や目覚めのタイミングでおむつをチェックするとスムーズです。
新生児からのおむつ替え まとめ
赤ちゃんのおむつ替えは、基本の流れを押さえればスムーズにできるようになります。
初めは緊張するかもしれませんが、何度か繰り返すうちに必ず慣れてきます。
- 事前準備
→ おむつやおしりふきは、手の届く場所にあらかじめセットしておきましょう。慌てずに作業が進められます。 - サインをチェック
→ おむつラインの膨らみや汚れ、不機嫌な様子、臭いなど、赤ちゃんが「替えてほしい」サインを見逃さないようにします。 - 正しい替え方
→ 汚れた部分をやさしくしっかり拭き取り、新しいおむつをしっかり装着します。赤ちゃんの肌を傷つけないよう、丁寧に。 - 後片付けまでしっかり
→ 使用済みおむつは丸めてテープで留め、臭いが漏れないように袋に入れるなどして処理しましょう。
パパもおむつ替えをマスターすれば、赤ちゃんとの大切な時間がもっと楽しくなりますよ!
「きれいになって気持ちいいね~」と優しく声をかけながら、リラックスして行うのがおすすめ。赤ちゃんとの触れ合いの時間を楽しみながら、少しずつ自信をつけていきましょう!




