【洗濯の仕方】基本マニュアル|初心者パパ向けに準備から干すまでの流れを解説!

洗濯は毎日の生活に欠かせない家事のひとつですが、初めて挑戦する人にとっては「どうやるのが正解?」と悩むこともあるでしょう。
家事は家庭によっていろんなやり方がありますが、まずは『基本』を知らなければなにもはじまりません。
家事に不慣れなパパと相談しながら試行錯誤してきたママの経験をもとに、初心者パパでも始められる洗濯の仕方を、準備から収納までわかりやすく解説します!
この記事でわかること
- 洗濯の基本的な流れ
- 家事初心者が起こしやすい失敗例
- パパとママの気持ち
家族のために清潔な衣類を用意できるよう、一緒に洗濯の基本を学んでいきましょう!
1.洗濯物を仕分けする

まずは洗濯物を適切に仕分けましょう。仕分けをしないと、衣類が傷んだり、色移りしたりする原因になります。
おおまかに以下の3つに分類します。
①汚れのひどいもの
食べこぼしやドロがついた汚れのひどい衣類は分けて、事前に簡単に洗浄する必要があります。
そのまままとめて洗ってしまうと汚れが落ちないだけでなく、他の衣類へ汚れが移ったり、砂や泥で洗濯機が壊れてしまったりする可能性があるので、注意が必要です。
子供の服は汚れていることが多いので、必ず確認しましょう。
②色移りするもの
色移りを防ぐために、濃い色のジーンズや、買ったばかりの濃い色の衣類は必ず別に洗います。
特に新しい衣類は色落ちしやすく、他の衣類に色が移ってしまう失敗はよくあること。気を付けましょう。

小さな物でも注意が必要です!
筆者ママは、保育園の新しい赤白帽をまとめて洗って、他の洗濯物を真っ赤に染めてしまったことがあります。
③オシャレ着洗いのもの
ニットやシルクなどデリケートな素材の衣類は、通常の洗濯では繊維が傷んでしまうため、洗濯コースや洗剤を変えて洗濯しないといけません。
衣類のタグに記載されている洗濯絵表示を確認し、下記のような「手洗いマーク」があるものを分けましょう。

2.洗濯前の準備をする

仕分けが終わったら、洗濯機に入れる前の準備をしましょう。
ポケットの中を空にする
ポケットの中を確認し、すべて出します。ポケットの中身が原因の失敗例は多く、またその後の対応が大変です。

ポケットの中身が原因の失敗例
- 洗濯物がすべてティッシュまみれになった
- 小銭が洗濯機の隙間に入って故障した
- ボールペンのインクで洗濯物が真っ黒になった など
サッと泥や砂を落とす
1.で仕分けした泥や砂がついた衣類は、軽く叩いて汚れをはたき落としましょう。泥が染み込んでいる場合は、洗面所でサッと水洗いするとよいです。
また、子供の衣類はポケットやズボンの折り返し部分に砂が入っていることがあります。泥や砂は洗濯機の故障にも繋がりますので、同時に確認しておきましょう。
汚れに直接洗剤を付ける
襟や袖口の黄ばみ、食べこぼしのシミには、洗濯前に直接洗剤を付けると汚れが落ちやすくなります。襟元用、油汚れ用など部分用の専用洗剤を使っても良いでしょう。
食べこぼしによる汚れは、お湯で揉み洗いするだけでも十分な効果を得られるのでおすすめです。
洗濯ネットに入れる
洗濯表示に洗濯ネット利用を推奨する文言が書かれているものは、洗濯ネットに入れます(文言は衣類によって異なります)。

洗濯ネットを使わず起こった失敗例
- 洋服が伸びてしまった、型崩れしてしまった
- ファスナーやボタンで他の衣類がやぶれてしまった
- 色移りしてしまった など
3.洗濯物を洗濯機に入れて稼働させる

準備が整ったら、いよいよ洗濯機を回します。
洗濯物を洗濯機に入れる
洗濯物を洗濯機に入れる際は、入れすぎないように注意しましょう。
洗濯機には「◯キロまで」「洗濯槽のこの線まで」など上限ルールが設定されています。まとめて洗って手間を省きたいところですが、入れすぎるとトラブルのもとなので、必ず守ってください。

洗濯物を入れすぎて起こる失敗例
- 汚れがきれいに落ちなかった
- 繊維の隙間に洗剤が残ってた
- 洗濯機が壊れた 等
洗濯洗剤を入れる
次は洗濯洗剤を入れます。洗剤は少ないと洗浄効果が減りますし、多すぎるとすすぎ残しの原因になるため、各洗剤の使用量を守りましょう。
洗濯機によって、粉洗剤、液体洗剤などそれぞれの洗剤投入口が異なりますので、指定の場所に洗剤を入れてください。
汚れやにおいが気になる場合は、漂白剤などを追加するのもおすすめです。
おしゃれ着洗いの場合は、おしゃれ着専用洗剤を使いましょう。
洗濯洗剤や柔軟剤の種類や使用量などについて以下に詳しくまとめていますので、一緒に読んでみてください。

柔軟剤を入れる
衣類をふんわりと仕上げたいなら、柔軟剤を加えます。柔軟剤も、洗濯機ごとに専用の投入口が決まっています。
柔軟剤は衣類の肌触りを良くしたり、異臭予防ができたり、好みの香りをつけたりする目的があります。ただタオルの吸水率が下がるなどデメリットもありますので、ご家庭に合わせて利用を決めましょう。
コースを選んで洗濯機を回す
基本の洗濯であれば、電源を入れてスタートを押すだけで、洗濯からすすぎ、脱水までが完了します(標準コース)。
おしゃれ着や毛布など、必要に応じてコースを使い分けてください。コースの種類は洗濯機により異なります。
洗濯機のコース例
- 標準コース:普段の衣類用
- スピードコース:普段の衣類の時短コース
- おしゃれ着(ドライ)コース:デリケートな衣類用
- 大物洗いコース:毛布など大きなもの用
- つけおきコース:頑固な汚れ用
家庭によっては、独自に洗濯時間やすすぎ回数などを設定して「オリジナルコース」を作成している場合もあります。
風呂の残り湯を使うことも
節水のために、お風呂の残り湯を使うのもおすすめです。洗濯機の専用ホースを、お風呂の浴槽まで伸ばして湯に付け、残り湯を使う設定をしましょう。
ただし、残り湯は洗濯のみで、すすぎは清潔な水道水の利用をおすすめします。
より詳しい洗濯機の使い方や洗剤の量など以下にまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

4.洗濯物を干す

洗濯機の脱水まで終わったら、洗濯物を干します。
洗濯物をハンガーなどに干す
洗濯物は、すぐに干すことがとても大切です。時間が経つとシワやニオイの原因になりますので、洗濯機の稼働が終わる時間は注意しておきましょう。
ハンガーやピンチハンガーを利用し、洗濯物を干します。屋外・屋内・乾燥機付きお風呂など、普段の干し場に干してください。屋外に干す場合は、風の強さ、花粉や黄砂などの被害も意識しておくことも大切です。
早く乾くよう間隔をあけたり、シワを伸ばしたり、ひとつずつ丁寧に干しましょう。
洗濯物を早くきれいに乾かすために、以下を参照してみてください。

屋外に干すなら天気と取り込み時間を確認
屋外に干す場合は、天気や取り込む時間まで考えておきましょう。屋外に干す場合は、自然現象によりせっかくきれいになった洗濯物が台無しになることがあります。
天気予報と夕方に取り込むスケジュールまで確認を忘れないことが大切です。

屋外に干した後の失敗例
- 強風で洗濯物が飛ばされた
- 雨に濡れた
- 夕方の湿気を吸ってしまった
- 花粉や黄砂が付いてしまった 等
5.洗濯物を取り込んでたたんで収納する

洗濯は、乾いた洗濯物を取り込んでたたみ、収納するまでが一連の流れです。洗濯物を干して満足してしまう人も多いので、最後まで頑張ってくださいね。
たたむ際は洗濯物にホコリなどがつかないよう、清潔な場所で行いましょう。
たたみ方に正式な答えはありませんが、以下のようなママの声を参考に、着た時の見栄えが良くなるように&同じ大きさになるように、などに注意してたたむことがおすすめです。

- 首元・胸元の目立つ場所に織りシワができてる…
- 大きさがバラバラでタンスに入れたときの見栄えが悪い&取り出しにくい…
- このたたみ方だとゴムが伸びちゃう…
6.必要なものはアイロンをかける

シワが気になる衣類には、アイロンをかけて仕上げます。ワイシャツだけでなく、スカートなどおしゃれ着にアイロンをかける人もいます。
家庭によって洗濯の仕方はいろいろ
ここまで洗濯の仕方の基本を手順に沿ってお伝えしましたが、実際の洗濯の仕方は家庭によって様々です。
おしゃれ着は気にせずまとめて洗う、洗濯ネットは下着だけ、タオルだけは柔軟剤を入れない、赤ちゃんの洗濯物は分けるなど家庭によって異なります。
その理由もママによって様々です。

- 香りや肌触り、吸水力などにこだわりがある
- 本当は細かく綺麗にしたいけど、忙しくて手が回らず、しょうがなく簡素化してる
- 洗えればよいから、細かいことは気にしない
- 自分のやり方以外、正しい方法を知らない
それに対し、パパも考え方も様々ですよね。

- 正しいやり方で、しっかりきれいにしたい!
- ママのやり方に合わせて覚えたい
- ママにやり方を聞きづらいから、とりあえず基本通りにする
この記事を読んでいる方は、ママに聞けない事情があるのかもしれませんね。まずは基本通りに、洗濯物をきれいにしましょう!
生活が落ち着いてきたら、パパとママのお互いの気持ちを話し合い、尊重し合った洗濯の仕方が決まるといいですね。
そのために、今回のマニュアルが参考になりますと幸いです。
【洗濯の仕方の基本まとめ】失敗例を参考に手順に沿って丁寧に

今回は「洗濯物の仕方の基本」と「起こりやすい失敗例」を紹介しました。
洋服は、その人の第一印象を決めるかもしれないとても大切なアイテムです。きれいに洗濯した衣類を家族みんなが気持ちよく着てくれたら、嬉しいですよね。
ぜひ基本をマスターし、洗濯パパになってください!応援しています!