ワイシャツ・ズボンのアイロンがけ|基本の使い方から練習のコツまでやさしく解説

アイロンがけって、家事初心者にはハードルが高く感じるものですよね。

服を焦がしちゃったらどうしよう?
不器用な自分でもできるかな…?
そんな不安を抱えるパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、「アイロンをほとんど使ったことがない」という方でも安心して取り組めるように、基本からわかりやすく解説します。
シワが伸びる仕組みやアイロンの基本機能、温度の選び方はもちろん、ワイシャツやズボンをきれいに仕上げる手順を画像付きで紹介。
さらに、初心者でも取り入れやすい練習ステップや、子育て中でも安心して使える時短テクニックもまとめています。
「清潔感・きちんと感」を簡単に出せるのがアイロンがけの魅力。
この機会に、基礎から一緒にマスターしてみませんか?
【洗濯の仕方】基本マニュアルは、こちらからご覧ください。

ユカコ(主婦6年/子育て2年)
2歳の娘と4歳の犬と暮らすママ。
家事初心者だった夫が洗濯に挑戦する姿をきっかけに、同じようなパパの力になれたらと思い、家事情報を発信しています。
アイロンの基本知識|仕組み・スチーム・温度設定を理解しよう


アイロンってどうしてシワが伸びるの?
スチームとドライって何が違うの?
そんな疑問に、まずは基本からわかりやすく説明します。
アイロンの仕組み ― なぜシワが伸びるのか?
アイロンは “熱” と “圧力” を使って衣類のシワを伸ばす家電です。
中にヒーターが入っていて、電気で温めると底面(かけ面)が高温になります。
この熱を使って布を押さえることで、繊維のシワがほぐれて平らになる、というのが基本の仕組みです。
ドライとスチームの違い
家庭用アイロンの多くには、「ドライ」と「スチーム」という2つのモードがあります。
その違いは「水を使うかどうか」です。
- ドライ機能:熱だけでシワを伸ばす
- スチーム機能:水蒸気+熱でシワを伸ばす
熱だけでシワを伸ばす「ドライ機能」
ドライ機能とは、熱だけでシワを伸ばすモードです。
アイロン面の温度だけで仕上げるため、テカリや焦げには注意が必要ですが、仕上がりはパリッとします。
- シルクやウールなど水に弱い素材
- 折り目をしっかりつけたい服
水蒸気を利用する「スチーム機能」
スチーム機能とは、水をアイロン内部で加熱して水蒸気(スチーム)として噴出させる機能です。
水蒸気により繊維が柔らかくなり、シワが伸びやすくなります。
また生地を傷めにくく、ニオイ対策や除菌効果を加えられるというメリットもあります。
- 綿や麻など、シワがつきやすい素材
- スーツやコート(蒸気を当てるだけでOK)

霧吹きでも水をかけるけど、スチームと何が違うの?

水分で繊維を柔らかくするのは同じ。
でも、スチームは高温の蒸気だから、頑固なシワには断然スチームがおすすめ!
衣類別の適正温度と注意点
アイロンには温度設定がありますが、これを間違えると大失敗につながります。
衣類に合った「適正温度」を知っておくことが大切です。

温度が高すぎると「焦げ・テカリ・縮み」の原因に。
逆に低すぎるとシワが伸びない…
だから、温度設定はとっても大事なの!
適正温度は、衣類の洗濯表示にある「アイロンマーク」で確認できます。
表示マーク | 温度設定 | 主な対応素材 |
---|---|---|
●(1つ)![]() | 低温(110℃まで) | シルク・ナイロン・アクリルなど |
●●(2つ)![]() | 中温(150℃まで) | ポリエステル・レーヨンなど |
●●●(3つ)![]() | 高温(200℃まで) | 綿・麻など |
×(バツ)![]() | アイロン禁止 | 加工品や熱に弱い素材など |
アイロンをかけていい服・ダメな服の見分け方


この服、アイロンかけていいのかな?
こんな風に迷うこと、ありますよね。
ここでは、アイロンがけに向いている服と、注意が必要な服をわかりやすく紹介します。
アイロンをかけると良い衣類
アイロンをかけることで、清潔感&きちんと感がアップします。
さらに、生地が整って長持ちしやすくなる効果も。
特に次のような衣類は、アイロンがけがおすすめです。
- 綿や麻のシャツ、ハンカチ など
- ワイシャツ・ブラウス
- スーツやスラックス(ズボン)

ワイシャツはもちろん大事。
でも実は、綿や麻のシャツやハンカチもアイロンをかけると、清潔感がグッと変わるのよ!
アイロンをかけてはいけない衣類
ただし、すべての服にアイロンがけができるわけではありません。
衣類の「洗濯表示マーク」に注目しましょう。
もしアイロンマークにバツ(×)がついている場合は、アイロン禁止です。

初心者でも安心!アイロン前の準備チェックリスト
アイロンがけを始める前に、必要なものをしっかりそろえておくと安心です。
ここでは、基本アイテムとあると便利なアイテムを紹介します。
揃えておきたい基本アイテム
- アイロンをかける衣類
- アイロン本体
- アイロン台
- 水(スチーム用)または霧吹き
- あて布
- ハンガー
アイロンとアイロン台は必須ですが、それ以外は衣類の種類に合わせてそろえればOKです。
当て布の役割と使い方
あて布(当て布)とは、衣類とアイロンの間に1枚はさむ布のこと。
デリケートな素材やプリント入りの服、テカリやすい生地を守るために欠かせません。

特別な布を買わなくても、薄手のハンカチ・ガーゼ・手ぬぐい など身近なもので代用可能です。
もちろん、100円ショップなどで専用のメッシュタイプを買うのも手軽で便利!

アイロン初心者さんは、あて布を使うと失敗がグッと減るからおすすめよ!
アイロン台や場所選びのポイント
アイロン台は仕上がりの良さと安全性に直結します。
一言で「アイロン台」といっても、形や高さにいろいろな種類があります。
- 人体型:
→ 人の胴体を模した形。シャツの袖や襟に便利 - 舟形
→ 広い面をアイロンがけしやすい。万能タイプ - 袖口用
→ 小型で袖口など細かい部分に特化
- 立って作業しやすいタイプ
- 卓上タイプ(コンパクトで手軽)
- 座って作業しやすいタイプ
収納性も工夫されていて、折り畳み式が基本。
中には「壁掛け式」で、使うときだけ引き出せる省スペースタイプもあります。
カバーの重要性
アイロン台のカバーは「熱効率」と「滑りやすさ」に直結します。
綿やアルミコーティングの素材がおすすめです。
カバーが汚れたり、破れたり、クッションが薄くなると仕上がりが悪くなる原因に。
市販のカバーはサイズさえ合えば交換可能なので、必要に応じて取り替えましょう!
アイロンがけの工夫とコツ

アイロンは高温を扱うため、火傷・焦げ付き・火災といったリスクが伴います。
特に小さな子どもがいる家庭では、安全対策を徹底することが何よりも大切。
ここでは、子育て中のパパでも安心して使える「安全対策」と「時短の工夫」をまとめました。
子どもがいる家庭での安全対策
熱いアイロンやコードは、子どもにとって大きな危険です。
事故を防ぐために、次のポイントを意識しましょう。
作業中はどうしても集中してしまい、気づいたら子供がそばに・・・なんてことも。ベビーゲートやドアを閉めるなどして物理的に区切るなど、安全確保の徹底が基本です。
また、火災リスクを減らすためにも、使用後は十分冷ました後に収納し、自動オフ機能も活用するよう心がけましょう。
アイロンの収納は湿気を避け、安定した場所へ。
コードは束ねて本体に固定できるタイプであれば、絡まりを防ぎ見た目もすっきりしますよ。

スチームアイロンはタンクに水を残したままだと、カビや故障の原因になることも。
必ず水を抜いてから保管してね。
途中で中断・再開するときの注意点
子育て中は「途中で呼ばれる」ことがよくありますよね。
そんなときのポイントをまとめました。
- 中断時:
- 電源を必ず切る
- スタンドや耐熱マットに安定して置く
- 子どもの手が届かない場所に移動する
- 再開時:
- 電源を入れ直し、温度がしっかり上がるのを待つ
- 低温のまま使うと仕上がりが悪く、生地を傷める原因に
焦らず、必ず適温まで予熱してから再開するのが鉄則です。
忙しい方におすすめ!時短アイロン術

子どもがいると、ゆっくりアイロンなんて無理だよ…
そんなときは、分割アイロンがおすすめ!
10分だけでも空いた時間に、袖や襟など部分ごとにかけておくだけで、清潔感はぐっと変わります。
そのほかにも、育児とアイロンがけ両立させるためのポイントをご紹介します。
- まとめてかける:週末などに一気に仕上げると効率的
- 高温 → 低温の順にかける:綿など高温素材から始めると温度調整の手間が減る
- 繊維の方向に沿ってかける:一度でシワが伸びやすく、回数が減る
- 干し方を工夫する:脱水後に軽く振って形を整えて干すと、アイロン時間を短縮できる
こうした工夫を取り入れることで、育児の合間でも「短時間&安全」にアイロンがけができます。
アイロンの基本の使い方と操作手順

高温で衣類を焦がしたらどうしよう…
そんな不安を感じるパパも多いと思います。
でも大丈夫。手順をおさえれば、誰でもきれいに仕上げられます!
ここでは、基本の8ステップを順番に解説します。
基本の8ステップ

濡れたままアイロンをかけるのはNG!
かえってシワが増えることもあるから気をつけてね。
- 電源を入れて温度を選ぶ
- しっかり予熱する
- 衣類をアイロン台に乗せる
- スチーム or ドライを選ぶ
- 適正温度になったアイロンを衣類の上に置く
- もう片方の手で生地を伸ばしながらゆっくり動かす
- 一面のシワが伸びたら、必要な部分を繰り返し仕上げる
- アイロンが冷めたら再加熱を待つ
1.電源を入れて温度を選ぶ
衣類の洗濯表示(アイロンマーク)を確認して、適切な温度にダイヤルを合わせます。


洗濯表示が読めないときは「中温」を選ぶと安心だよ。
2.しっかり予熱する
設定した温度になるまで1〜2分待ちます。
多くのアイロンにはランプがついているので、ランプが消えたら準備OK。

3.衣類をアイロン台に乗せる
シワを伸ばしたい面を広げ、手で軽くシワを整えておきましょう。

4.スチーム or ドライを選ぶ
衣類に合わせて、アイロンの「スチーム」「ドライ(スチームなし)」を選びます。
- 綿や麻 → スチームモード(頑固なシワに強い)
- デリケート素材や仕上げ → ドライモード(テカリ防止)
5.衣類にアイロンを置く
温度が安定したら、軽く押さえるように置きます。
強く押しつけず、必要ならあて布を使いましょう。

6.生地を伸ばしながら動かす
空いている手で衣類を軽く引っぱりつつ、アイロンを一方向にスーッと滑らせます。
前後にゴシゴシせず、ゆっくり丁寧に。

7.一面ごとに繰り返す
一面のシワが伸びたら、衣類を動かして次の面へ。
同じ手順で全体を仕上げていきます。
8.温度が下がったら再加熱
温度ランプを確認し、冷めていたら再加熱。
シワが全体的に整ったら完成です。

「見えるところが整っていればOK!」くらいの気持ちで大丈夫。
完璧を目指さず、まずは気楽にやってみよう!
スチームアイロンの使い方と注意点
アイロンは衣類に直接プレスするだけでなく、蒸気(スチーム)でシワを伸ばすこともできます。
特にジャケットやスカートなど立体的な服、デリケート素材にはスチームがけがおすすめです。
スチームがけの基本手順
- アイロンタンクに水を入れる
- 電源を入れて温度を「中温〜高温」「スチームon」に設定する
- 衣類をハンガーにかけた状態で、手で軽く引っ張りながら、全体にスチームをあてる
1.水を入れる
アイロンのタンクに水を入れます。

機種によっては精製水を推奨している場合があるので、取扱説明書を確認してね。
2.電源を入れて「スチームON」
温度を「中温〜高温」に設定し、スチーム機能をONに。
蒸気が安定するまで数十秒〜1分待ちましょう。
3.衣類をハンガーにかけてスチームをあてる
- 衣類をハンガーにかける
- 反対の手で生地を軽く引っぱる
- アイロンを衣類から2〜3cm離して、スチームを出しながらゆっくり上下に動かす
気になるシワを中心に、全体へスチームを行き渡らせましょう。

後片付け・保管の注意点
スチームがけは、終わった後のひと手間も大事です。
- スチーム後はすぐに収納せず、5〜10分ほど干して水分を飛ばす
- 乾いたらハンガーにかけるか畳む
- 畳むときはシワがつかないように丁寧に折り、重ねすぎないように収納
- ハンガーは肩幅に合った厚みのあるものを選ぶと型崩れ防止に
- 使用後はしっかり冷ましてから片づける
- 風通しの良い安全な場所で冷ます
- 子どもの手の届かない場所で保管する

熱いまま放置すると、火傷や火災の危険があるよ!
ワイシャツ・ズボンのアイロンがけ実例
毎日のように出番がある「ワイシャツ」と「ズボン(スラックス)」。
ここでは、基本的なかけ方を順番に紹介します。

アイロンがけに厳密な決まりはないので、「この順番がやりやすい」と思える流れを見つけてね。
ワイシャツ編(基本の順番)
- ワイシャツのボタンをすべて外す
- 必要に応じてあて布を用意
- アイロンの温度は「中温〜高温」に設定
1.襟(えり)
裏側から広げて、端から中央へ左右対称にプレスします。
次に表側も同じようにかけます。

2.袖とカフス(袖口)
袖口(カフス)は裏→表の順にプレスしていきます。

袖は「片方の裏→表 → もう片方の裏→表」の流れでかけていきます。

袖口の近くは、アイロンの先端を使うとキレイに仕上がります。

3.肩(ヨーク部分)
アイロン台の角に肩のカーブをフィットさせます。

縫い目を引っ張りながら、しっかりシワを伸ばします。
反対側の肩も同じように行います。
4.身頃(前面)
前身頃を広げて、下から上へ滑らせるようにプレスします。

ボタン周りはアイロンの先端を使い、ボタンの際までシワを伸ばします。



ボタンにアイロンが触れても大丈夫?溶けたりしない?

高温でもボタンが溶ける心配はないよ!
安心して、ボタンのすぐそばまでしっかりシワを伸ばそう。
5.背中(背面)
背中全体を広げ、中央から左右へ向かってプレスします。

面積が広いので、3回くらいに分けてあてるとムラなく仕上がります。
ズボン(スラックス)編
- ボタンとチャックを開けておく
- ズボンは裏返しておく
- アイロンの温度は「中温〜高温」に設定
- 軽く霧吹き or スチームで湿らせておくと折り目がつきやすい
- あて布を用意(濃色やテカリやすい生地には必須)
1.腰回り(裏返し状態で)
ズボンをアイロン台の角に履かせるように置きます。
ウエストの内側を一周プレスします。

ポケットを引き出し、ポケット部分にもアイロンをあてていきます。

2.わたり部分(裏返し状態で)
両脚を揃えてアイロン台に広げます。
下から上へ縫い目に沿ってプレスしていきます。

ひっくり返したり角度を変えて、4面すべてシワを伸ばします。
3.腰回り(表の状態で)
裏返しを終えたら表に戻します。
アイロン台の先端にズボンを履かせるように置き、立体的にプレスしていきます。

(※画像には、わかりやすくするためあて布を置いていません。表面をあてるときは、素材に応じて使ってください。)
4.裾・センタープレス(折り目)
折り目が曖昧なら、わたり部分をきっちり重ねて折り目を決めます。

折り目がどこか迷ったら「縫い目が重なるライン」を基準にすればOK!


裾から太ももまでプレス → 前側とお尻側の両面をしっかりかけていきます。
足を開いて、内側の折り目もかけます。

反対側の脚も同様にかけていきます。
仕上げにズボンを上側にずらして、太もも〜お腹周りをプレスします。

お腹やお尻まわりは立体構造なので、重ねずに片側ずつ丁寧に!
反対の脚も同じ手順で行い、折り目がまっすぐ入ったら全体の完成!

スチーム+あて布を使えば、濃色やテカリやすい生地も安心。
焦らず落ち着いて仕上げてね。
初心者向け!簡単アイロン練習ステップ

アイロンって難しそう…失敗したら嫌だな…
まずは失敗しても安心なアイテムから練習して、少しずつステップアップしていきましょう。
ステップ1:ハンカチで基本操作に慣れる

まずは「アイロンを持つ・滑らせる」という基本に慣れましょう。
一番シンプルで小さいアイテムなので、失敗もありません。
ステップ2:厚手の綿Tシャツ(プリント付き)

少し難易度UP!
形を整えながら、アイロンをかける感覚をつかめます
ステップ3:ワイシャツで本格スキルを磨く
ワイシャツが上手に仕上げられれば、他の衣類も自信を持ってかけられるようになります。

最初は「あれ?さっき伸ばしたところがまたシワに…」なんてこともよくあるよ。
でも大丈夫!みんな通る道だから、焦らず気楽に続けてみてね。
失敗しないための知識と対処法
アイロン初心者にとって、一番の不安は「もし失敗したら…」ですよね。
事前に避けるべき素材・トラブルの対処法を知っておけば、慌てず安心して取り組めます。
避けるべき素材・服
アイロンがけに慣れるまでは、以下のような衣類は要注意です。
素材・服の種類 | よくある失敗 | 注意点・対策 |
---|---|---|
熱に非常に弱い素材 (アクリル、ナイロン、ポリウレタンなど) | 熱で溶けたり変形する | 必ず低温設定+あて布 |
水滴跡が残りやすい素材 (シルク、レーヨンなど) | 水分がシミになる | 霧吹きは使わない、スチーム控えめ、裏返してかける |
プリントや装飾が多い服 (Tシャツのプリント、ビーズ、スパンコールなど) | 溶けたり剥がれたりする | 裏返してかける or あて布を使う。装飾部分は避ける |
縮みやすい素材 (ウールなど) | 熱や蒸気で縮む | あて布+低温+「浮かせスチーム」がおすすめ |
「これは難しそう」と思ったら、無理せずクリーニング店に任せるのも立派な選択肢です。
よくあるトラブルと対策
アイロンがけにはいくつかの「困った!」がつきもの。
ここでは、アイロン初心者が直面しやすいトラブルとその原因、具体的な解決策、そして予防策をご紹介します。
トラブルの種類 | 考えられる原因 | 具体的な解決策 | 予防策 |
---|---|---|---|
衣類が焦げた! | ・温度設定ミス ・長時間プレス ・あて布なし | ・軽度(変色程度) 冷水で濡らし軽く叩く。白物なら薄めたレモン汁や過酸化水素水で漂白できることも。 ・重度(穴が空いた、繊維が固まった) 修復困難→専門店に相談 | ・適正温度を守る ・アイロンを止めない ・あて布を使用する |
衣類がテカった! | ・表から直接プレス ・あて布なし | ブラッシングやスチーム、必要に応じて酢水や洗剤でケア。(以下参照) | ・裏がけを行う ・あて布を使用する |
衣類がテカってしまった後の対応について、もう少し詳しくご紹介します。
完全に元通りは難しいですが「目立たなくする」ことは可能です。
状態がひどい場合は専門店へ相談しましょう!

アイロンの底面(かけ面)は、普段からキレイにしておくと失敗もグッと減るよ!
焦げ付きや汚れはこまめに落として、滑りを良くしておこう。
よくある質問Q&A
アイロンがけでよくある疑問をまとめました。気になるところをチェックしてみてください!
Q. シワを減らす洗濯・干し方は?
A. 洗濯ネットを使う、脱水は短め、柔軟剤を入れる、干す前に手でシワを伸ばす。
これだけでアイロンがかなりラクになります。
洗濯ものを干すときのコツは、こちらをご覧ください。
Q. しわ取りスプレーは効く?
A. 軽いシワならOK!
吹きかけて、手で伸ばせば整います。
ただし、厚手や頑固なシワはアイロンの出番です。
Q. 形状記憶シャツってアイロン不要?
A. 基本は不要!
ただし気になるシワが残るときは、洗濯表示を確認してから軽くアイロンをかけてください。
Q. 頑固なシワが取れない!
A. ポイントは「水分+温度」。
霧吹きやスチームでしっかり湿らせ、適温でゆっくり伸ばしましょう。
Q. アイロン台がないときは?
A. 厚手のバスタオルをテーブルに敷けば代用可能。
ただし長時間スチームを使うと家具に悪影響も。
基本は専用台を使用するのがおすすめです。
Q. スチームアイロンが詰まったら?
A. 酢やクエン酸水で内部を洗浄しましょう(説明書を確認してください)。

繰り返すようなら、水道水ではなく精製水や軟水を使うと安心です。
Q. アイロンの底が焦げた!
A. 冷めてから重曹や歯磨き粉を布につけてこすり落とします。
焦げの程度によって、こちらの対応方法も試してみて下さい。
- 軽度 → 布や消しゴムでこする
- 中程度 → 重曹ペーストや専用クリーナー
- 重度 → 修理か買い替えを検討
Q. アイロンってどうやって捨てるの?
A. 多くは「小型家電ごみ」や「不燃ごみ」。
自治体によって違うので、お住いの地区の分別ガイドを確認してください。
Q. 布団にアイロンはダニ対策になるの?
A. 高温スチームである程度は効果あり(ダニは60℃以上で死滅)。
ただし表面だけなので、布団乾燥機や天日干しとあわせて使うと安心です。
まとめ
アイロンがけは一見むずかしそうに見えますが、コツさえつかめば誰でもできる家事です。
むしろ「シワがスーッと伸びて気持ちいい!」と、やってみるとハマる人も少なくありません。
シワの原因やアイロンの基本機能を少し理解して、手順通りにかけていくだけで、ワイシャツやスラックスも見違えるほどピシッと仕上がります。
もちろん、最初はうまくいかないこともあるかもしれません。
でも大丈夫。あて布やスチーム、霧吹きを使えばしっかりリカバリーできます。
まずは一枚のシャツから始めてみましょう。
焦らず、ゆっくりと「シワが伸びる気持ちよさ」を味わえば、きっと――
「アイロン=めんどくさい」から「アイロン=ちょっと楽しい」へと変わるはずです。




